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KAKUTAとは

KAKUTAは1996年に結成した劇団です。

初期結成メンバー三人の名前の頭文字を取って名付けた劇団名ですが、現在は俳優・スタッフを含め17名の劇団員で構成されています。

演出に続き2001年から全公演の戯曲を手がける桑原裕子の作風は、緻密なプロットと生々しく存在する人物の交差で見せる群像劇が特徴で、市井の人びとがふとしたきっかけから日常を逸脱し、人生の大きな分岐点に直面していく姿を数多く描いてきました。
世代を問わない普遍的な視点と心を抉る物語性、そして劇団ならではの集団力で見せる劇世界。日の当たらない場所にスポットを当て、人生の生きづらさを掬い取ってゆく作品世界が、老若男女問わず広い客層に支持されています。

また「日常と地続きの別世界」をテーマに、時には劇場を飛び出し、アトリエ、プラネタリウム、野外公演と様々な空間で公演を行っています。
浅草の遊園地はなやしきを借り切り、パーク全体で同時多発のストーリーを展開した公演や、アクティブ・リーディングという独自の手法で展開する朗読公演など、その企画性は多様さに富んでいます。

スタイルはスタンダードに、発想は奔放に。いつまでも色褪せず、現代人の心を揺さぶり続ける上質な娯楽を創作する、それがKAKUTAの特色です。

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