前回の競馬の時にも書いたが、競馬は勝てない。
二割五分の天引きのリスクが大きすぎるからだ。（1000円分の馬券を買うと250円分を税金なり設備費などとして取られる。）馬券の種類は増え、楽しみ方も増えた。しかしやはりスキがない。どんなに斜めからみても勝てる方法が見つからない気がする。誰か競馬で勝っている人がいれば教えてほしい。そういう人に僕は会った事がないのだ。断言しよう、競馬で勝っている人はいない。やはり騎手との相性、コースとの相性、天候、その日の馬の調子やら不安定な要素が多すぎ、というのがその理由に挙げられる。
しかし、だからこそ不安定な要素を想像力で補って作り上げる、競馬独特の楽しみ方というのがある。馬と共に泣き、共に笑い、共にターフをかけぬける。金額的な勝ち負けはあまり関係無く、 「いいレースをありがとう！」みたいな「感動した！」みたいな。
ロマン派的楽しみ方。まさにそれが競馬の王道である。そもそもギャンブルとして捉えると勝負できる代物ではないのだ。
このあいだ、108連敗中の「ハルウララ」号のニュースを見て驚いた。一番人気で単勝1,8倍。勝率０％の馬がだよ！完全にオッズがバランスを見失ってる。こういうレースがあれば勝てるのかもなあ、と思いはしたがそんなのなかなか無いしねぇ。

そこで今回の買い方
○新聞を見ず、パドックで見た元気で強そうな馬を選んで買う。
○ガチガチの本命レースの場合のみ本命馬を外した全通りの馬連馬券を買う（前回やった逆ケイバ）

この２つのパターンで買うことに決めた。新聞や人気に左右されないシンプルな買い方。そして人気の集まる本命レースには宝くじ的な買い方。どれだけ倍率がつくかはあとのお楽しみ。

暖かくなってきたとはいえ、まだまだ十分な寒さの残る3月某日。
久々のあぶく銭です。
今回は競馬！オレにとっては競馬初挑戦！ビギナーズラックで大儲けだ！！ さてさてドシャブリの雨の中、電車に一時間半ほど揺られてJR船橋法典駅に到着。そう目指すは中山競馬場！競馬をやらない僕でも知っている超有名な競馬場です。「ここでいろんなドラマが生まれたんだなぁー」なんて、よく知りもしないのに無駄に感傷に浸りながら駅改札でナリくんを待つ。ほどなくして合流。
改札から続く競馬場への連絡通路を歩きながら、ナリくんに競馬のレクチャーを受ける。「単勝」だとか「三連複」だとかよくわからない単語のオンパレードに頭をクラクラさせながら、気がつけば入り口ゲートの前に。券売機で入場券を買い、中に入って少し歩くと飲食店が立ち並ぶホールにでた。そしてまずはビールで乾杯。ほろ酔い気分で、さあついに馬券を買うぞ！