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2011年06月24日

【朗読の夜の作り方】―蔵出しの夜⑫/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!

今夜のご紹介は『群青の夜』舞台に引き続き、
『黒の夜』の舞台紹介です。
『黒の夜』はその色のイメージどおり、
ホラーやぞっとする話をメインとした作品群でした。
こんなイメージ↓↓↓
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いいですねー。退廃的ですねー。

衣装も黒を基調としたものだったので、
会場全体が黒黒黒という感じです。
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さてさて、舞台はこんな様子でした。
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白い丸の中に、
コラボレーションゲスト・柊ゆたかさんのイラストが投影されました。
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ちょっと写真がちいさいのですが、
向かって左側、大きな丸の中にイラストが映っています。

黒の背景に白い水玉。
モノトーンな格子戸。
怖いだけでなくモダンな装置でございましょ。
個人的には『黒の夜』の舞台デザインがいちばん好きでした。


2011年06月22日

【朗読の夜の作り方】―蔵出しの夜⑪/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!

蔵出しの夜、いろんな写真をご紹介してきましたが。
舞台の写真、一枚もなかったですね。
実は。
あらたまっての舞台写真が手元にほとんでないんです…
忙しさにかまけて撮影できませんでした。すみません。
舞台の雰囲気をお伝えできそうなものを
なんとかピックアップしてみますね。

こちら『群青の夜』から。
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仕込みの風景です。
『群青』というくらいなので、青をベースにした舞台。
床は青、
壁には床面から青→白へとグラデーションに変化するよう塗装した布を吊り、

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舞台装置も青。
実近さんとゆんが作業してくれてますねー。

青が基調の舞台に、
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こんな感じで、
可動式のパネルが舞台奥を左右に動き、
『群青の夜』コラボレーションゲスト・相川博昭さんの写真を映していたのでした。

『群青の夜』の「群青」とは夜をイメージしてネーミングしたものですが、
こうして改めて舞台写真を見ると、夜の雰囲気が満ち満ちてますね。
それにしても、美しい夜だったなぁ。

2011年06月20日

【朗読の夜の作り方】―蔵出しの夜⑩/Fumikura 野澤爽子

こんばんわ!再び野澤です。
台所に立っていたマドンナは実はもう1人いたのでした。
我らがFumikuraのリーダーであり、スタッフワークでは私と同じ小道具を担当している原さんです。

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行平鍋を傾けて火の回りを器用に加減しながら作っているのは…
桃色の夜の「若葉の恋」
タイトルにもなっている「若葉」という名の定食屋さんが舞台として登場していたのですが、主人公・友佳が“この店の味は本当に美味しいなぁ”としみじみ食事をするシーンで実際に食べていた卵焼きなのでした。

スタンバイ時間の関係で白ごはんやトンカツ(友佳はいつもおろしカツ定食を頼んでいるという設定でした)は本番の始まるうんと前に準備しなくてはならず、どうしても冷たくなって実際のお話の中で語られていた美味しさは損なわれてしまっていました。
でもこの原さんの卵焼きだけは開場する少し前に作ってくれていたので、風味や柔らかさが保たれたまま友佳に食べてもらうことができたんですね。

見えないところにも細やかな気配りを忘れない。
お話のラストで舞い散る桜のごとき粋でありました!

2011年06月18日

【朗読の夜の作り方】―蔵出しの夜⑨/Fumikura 野澤爽子

こんばんわ!
私、野澤からもご紹介をば。

本番期間だけでも3週間、稽古期間も合わせると私たちが劇場で過ごした日数は1ヶ月をゆうに越えていたのですが、そんな長丁場な公演を最後まで元気に走りきれたのもケイタイリングの域を越えた美味しい美味しいごはんを毎日のように頂いていたからでした。

疲れに体の冷えは大敵と大鍋いっぱいの具沢山お味噌汁やいろいろな味を楽しめるようにと見た目にも楽しい色とりどりのおにぎり等々。
忙しい制作業務の合間を縫って愛情いっぱいに腕をふるってくださったのがこのお二方です。

たけいけいこさん!
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鶴木佐江子さん!
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休憩時間になると楽屋前の台所はいつも美味しいごはんを求める皆の活気でワイワイと賑わっておりました。
「同じ釜の飯を食う」という言葉がありますが、みんなで温かなごはんを囲んでいた時間もまた公演に向かっていく一体感に繋がっていたのだと思います。 

たけいさん、佐江子さん、美味しいごはん本当にご馳走さまでした!!

2011年06月16日

【朗読の夜の作り方】―蔵出しの夜⑧/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
今夜のご紹介は。

今回の朗読公演に
欠かすことのできなかった演出部のお三方をご紹介しましょう。

江幡朋子さん!
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(えばっちゃんと吉田君アゲイン)

中村倫子さん!
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西岡祐介(ゆん)さん!
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えばっちゃんと倫子は、
稽古中には桑原のアンダースタディも担当してくれました。
役者である桑原が出演もしながら、演出も担当するというKAKUTA作品では、
桑原の代役というのはとても大切な存在なのです。
余談ですが。スタディといいつつ、お勉強ではありません。
この言葉を口にする時はいつも、アンダースタディ=代役と結びつかず、
これで合ってるよなぁと一旦考えてから出すようにしています。
アンダーステディだったっけ、とか。アンダーステディ…日陰者?!
語源はやはりお勉強なのでしょうか。
アンダースタディ。

話が逸れましたが、本番に入ってからは、このお三方、
舞台の掃除から、小道具の管理、本番中の舞台補助など、
あらゆる裏方を務めてくれました。
舞台の上手と下手にはいつもえばっちゃん、倫子、ゆんの誰かいつもいてくれて、
ほんとに心強かったです。
ゆんは上手袖の担当が主だったのですが、
本番中、慌しく舞台裏を行き来するなかで、
上手にゆんの姿があるそれは
『伝染るんです』の「かわうそくん」(桑原談)のようにも見えて、
緊張した心もふんにゃりする和みスポットでした。
そんな和みの人”ゆん”ですが、
本番中にやらなければならない自分の仕事をメモしてメモして、
付箋だらけになった台本を手に、ミスなく最後まで仕事をやり遂げてくれました。

演出部の三人が舞台袖についてくれているのは、
舞台装置や小道具などの出し入れを担当する為であり、
不測の事態に備えてという意味でもあります。

その不測の事態は、
「グラデーションの夜」一夜目、『群青の夜』にさっそく起きたのでした。
『群青の夜』の「夜のドライブ」で、
舞台後ろに設置された可動式パネルが外れてしまったのです!
このパネルがもしも倒れたら…
それはつまり、ドリフコントのごとく舞台が壊れてしまうということです。
外れたことに気づいた倫子がまずはパネルをがっちり押さえ、
その間に他の人が舞台監督である美知子さんに緊急を知らせました。
不幸中の幸い、「夜のドライブ」は『群青の夜』のラストの作品で、
その可動式パネルはレールから外れて以降、
最後まで動くことはないという流れだったのです。

ですから、
ともかくは最後までパネルを押さえ続けさえできれば乗り切れる、と。
だけど、パネルを押さえる場所はちょうど下手袖、
役者たちが出たり入ったりする場所だったので、
大柄な人だとぶつかってしまう。
そこで選ばれたのがえばっちゃんでした。
体の小さな彼女が下手袖でパネルをしっかりとつかみ、
終演まで持ちこたえてくれました。
パネルを握りしめるえばっちゃんの小さな背中は神々しく、
とても大きく見えたのでした。

この三人がいなかったら。
そんなこと、とても想像できないくらい。
ほんとうに、ほんとうに、ほんとうにありがとう!!!!!

2011年06月14日

【朗読の夜の作り方】―蔵出しの夜⑦/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!

今日の蔵出しはまたまた『黒の夜』から。
「迷路」で大活躍した”あの人”。
主人公・昌司が殺人を犯した後、井戸に投げ込まれていた”あの人”。

ヒャ!!!
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そう、作中で昌司が投げ込んでいた死体の袋には、
本当に人型のものが入っていたのです。

名づけて吉田君。
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吉田君と今回、アンダースタディと演出部をお願いした江幡さん(えば)!

「迷路」の本番中、
舞台袖へ飛び込んでくる昌司(佐賀野さん)へ、
死体袋を手渡しをする役目が私だったもので、
佐賀野さんが来るタイミングの少し前から、
この死体袋を抱えて準備していなければなりませんでした。
が、この死体袋、かなりリアルな重さでして…
(井戸の中へ投げ込まれる見え方をリアルにする為)。
なので片手でヒョイとはとても持てず、
両手で抱きしめるように抱えなればなりませんでした。
本当の死体ではないとはわかっているものの、
中には人型のものが入っており、舞台上では死体として使われるのだと思うと、
そんなものを薄暗い舞台袖で抱きしめるのは大変抵抗があり、
恐怖に負けそうだったので、死体に吉田君と命名し、
お友達のごとくライトな感じに接することで、
なんとか佐賀野くんに渡すという大役をやり遂げたのでした。

千秋楽、えばっちゃんと袋の中の中をあけてみると、
写真のように、吉田君は縄でぐるぐる巻きにされていました。
なんたるリアル…

吉田君、熱演をありがとう!!!!!

2011年06月12日

【朗読の夜の作り方】―蔵出しの夜⑥/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!

さて今日は若狭勝也さんをご紹介しましょう。
若狭さんは「グラデーションの夜」-『群青の夜』『黒の夜』『桃色の夜』すべてのプログラムに出演していました。
メインの役から、アンサンブルの役まで、
今回の出演者の中でもその役の数は最多な中の一人だったかと思われます。

『群青の夜』の「ネオン」で、
歌舞伎町の客引き役として出演した後の楽屋では、
次の作品「ピエロ男」に備えて準備します。

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客引きのはっぴのままで、ピエロ男の白塗り用のおしろいを溶いています。

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「ピエロ男」では、
公園に立つ「なにもしない」という芸をするタイトルロール、ピエロ男を演じました。
もちろんまばたきさえも制限していたのです。
動作だけでなく、話す言葉もすべてあらかじめプログラムした言葉しか話さないというピエロ男。

この「ピエロ男」は若狭さんが探してきた作品でもありました。
おもしろいことに、野澤爽子が探してきた「いま何時?」のメイン役は野澤、私が探してきた「わか葉の恋」の語りは私自身と、Fumikuraメンバーたちは自身が探してきた本のメイン役になることが多かったのでした。
探してくる本は本人を現すのでしょうか。

さて、そのメイン役「ピエロ男」は若にぴったりのキャラクターだったのですが、
衣装の山崎と私でとても気に入っていた役が、
『黒の夜』上演の「迷路」に出演していた医師の役でした。

「迷路」の後半、主人公の昌司の母親が倒れてしまい、
往診に来た医者が昌司にこう言うのでした。

「しばらくは、このままですな。二、三日したら様子を知らせてください。お大事に」
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-昌司のことをジロンと睨んで、帰って行ってしまった-
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と続きます。
稽古中も、この怪しい医者のジロンが気になるとのことで、
控えめにするようダメ出しがでたりしていたのですが、
このジロンを弱くするとなんだか物足りなくなってきて、
最終的には当初のジロンに戻ったのでした。

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衣装つきジロン。

通常、芝居をしていると顔芸って避けたくなるのですが、
たくさんのアンサンブル役を演じ分けた若狭さん、
ジロンもだんだんと自然に見えてくるのが不思議です。

若狭さん、メインの役にアンサンブル役にと、
大活躍の「グラデーションの夜」だったのでした。

2011年06月09日

【朗読の夜の作り方】―蔵出しの夜⑤/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!

今回はオマケCDのご紹介です。
オマケCDとは、
KAKUTAが公演の際に発売します先行販売チケットをご予約いただいた方に
もれなくプレゼントするCDです。
上演作品の後日談を描いたラジオドラマや稽古場レポート、
ゲストコーナーなどを収録したものなのですが、
CDの表書きはKAKUTAメンバーで描いています。

どのメンバーが描いたものがお手元にゆくのか。
絵の得意な者もいれば、苦手な者もいて。
(私など、子供の頃にお姫様を描いておじいちゃんに見せたら、
「犬か」と言われ、それ以来、絵は苦手です)
けれど、みんな等しくがんばって描いています。

今回のオマケCD描きには、
レアなメンバーが参加してくれましたよ!
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バラ画伯です。

バラ画伯はなんたって演出で出演もしますから、
稽古中はやることがとっても多いので、
オマケCD描きはほかのメンバーでやっているのです。
が、今回は劇場に入ってからの時間が長かったこともあり、
空いた時間をうまく使って、さらりさらりとペンをとってくれましたよ!

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バラ画伯、おつかれさまです!

学生の頃、イラスト部に所属していたこともあるんですって。
味わいのあるイラストです。
ロビーで販売していた読み本の原作本につけていたポップも
バラ画伯の作だったのでした。

バラ画伯のレアCD、どなたのお手元に届きましたでしょうか。

2011年06月07日

【朗読の夜の作り方】―蔵出しの夜④/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!

今日も前回にひきつづき、
小道具の作り物をご紹介します。

「桃色の夜」にて上演した『いま何時?』。
うら若き女性が「いま何時ですか?」を男性に話しかける口実にしながら、
一人旅をするというお話ですが、
その女性が旅先のバイブルとして持ち歩く雑誌として名前が出ていたのが、
「ランラン」「メンメ」。
いわゆる「アンアン」「ノンノ」ってことですね。

田辺聖子さんが『いま何時?』の所収されている
「三十すぎのぼたん雪」を発表されたのが昭和57年。
なので、作りましたよ。その時代の「メンメ」を。

まずは、古本屋さんでこの時代の「NON-NO」を探してきました。
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特集も「軽井沢」なんて、とってもいい感じ。
田辺先生が「ノンノ」を「メンメ」と文字ったように、
「n」の真ん中に棒を加えて、「m」に。
「o」の真ん中に棒、丸を少し削って、「e」に。
すると…
mennnme.jpg

こんな感じに。
ポスターカラーとペンだけで完成。
今の時代ですと、
こういうのってPCでちょちょっとやれちゃうものだと思うのですが、
紙粘土のちらし寿司と同様、アナログ手法で。
PCで作れるものなら作りたいのは山山なのですが(涙)
まぁ、味があるということで。

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2011年06月05日

【朗読の夜の作り方】―蔵出しの夜③/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!

今日は小道具、私たちで作成したものをご紹介しましょう。
舞台上で実際に食べないけれど食品が登場する場合、
毎回買っているとお金がかかってしまいます。
とはいえ、本物を買ってきたほうが手間はかかりません。
予算と手間と見栄えのよさを考慮し、作り物として作成するかどうかを決定します。

今回作成したものは、「群青の夜」にて上演の『夜のドライブ』で
お母さんが作ってきてくれる”ちらし寿司”。

1、重箱に酢飯のごとく、紙粘土を白いままのせます。
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2、紙粘土に絵の具を混ぜ込んで、黄緑色の紙粘土を作ります。
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3、形を整えます。
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4、色が少し薄く感じられたので、さらに彩色します。
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はい!茹でたさやえんどうのできあがり!

5、次に紙粘土に黄色を練りこんだものを丸くのばします。
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6、包丁で刻んでいきます。
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7、刻んだものをランダムに散らして、
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これなんだかわかります?
実際より黄緑色に写ってしまっていますが、
このモジャモジャをたくさん作って、最初に作った重箱の酢飯の上に乗せていけば…

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9、きんし玉子の完成!!!!!
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さらにオレンジ色を練りこんだ紙粘土を型抜きしたものを作り、
さきほどのさやえんどうを散らすと…
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ジャン!
にんじんやえんどうがのった、ちらし寿司の完成です!
どうでしょ、ちらし寿司に見えますかね?

こんな感じの作り物としてはほかに、
「桃色の夜」で上演した
『わか葉の恋』のキーアイテム・とんかつに添えられているキャベツがありました。
はい、ドン!
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ちらし寿司のきんし玉子の要領で、
黄緑色の紙粘土を作り、本物のキャベツの千切りを作るのとまったく同じ要領で、
紙粘土を刻んでいきます。

ここまでお披露目してきて、
みなさんすでにお気づきのことと思いますが、
食品系の作り物は、本物を作るように作っているのです。

これは3皿分作る必要があったので、
一人で作るのは気の遠くなるような作業でしたが、
舞台仕込みの時に、かわいこちゃんたちが手伝ってくれました!
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かよ(左)、さーや(右)、ありがとね!


2011年05月26日

【朗読の夜の作り方】―蔵出しの夜②/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!

今夜の蔵出しもひきつづき、
『黒の夜』で上演された「ささやく鏡」から。
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「ささやく鏡」で主人公を演じた原田麻由嬢の活躍は先日報告したとおり。
そしてこの作品のラスト、
未来を映し、持ち主の運命を狂わす鏡に映ったのは…主人公の一人娘。
それは…

ドーン!
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いえいえヨウラさんではなく。

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はい!豪くんです。
隣は豪くんのママ、初期のKAKUTAで制作を担当してくれていた(役者として出演していたこともある)えみっちょです。
15周年の公演で、
初期の頃の劇団員のお子さんが、
作品にかかわってくれることになるなんて、なんだか感慨深いです。
時間がたったのですね。

ヨウラは予備の子どもとして、この撮影に召集されていたわけです。
豪くんがいい感じだったのでお呼びはかからずでした。
ヨウラさん、おつかれさまでした。

そして撮影をお願いしたのは、
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メリケンサックさんです!

さきほど、「ささやく鏡」の主人公の”一人娘”と書きましたが、
豪くんは正真正銘の男の子。
あれ?

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こんな風にウィッグをかぶって撮影したのでした。
やさしい顔つきの豪くん、髪が長くなったらあっという間に女の子へ。
スタイリングは田村友佳(たむちゃん)です。

メリケンさんやたむちゃんが豪くんの興味をひきつけるよう、
おもしろおかしく指示を出していきます。
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何度かリハーサルを重ね、いよいよ本番!

えみママが見守ります。
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えみっちょ、お母さんになったのだねぇ。

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お母さんの心配をよそに、
数回のテイクで無事に撮影終了。
一人でできました!

愛くるしい撮影現場とはうらはらに、
豪くんが出演してくれた「ささやく鏡」のラストは、
とっても怖いと評判だったのでした。

豪くん、えみっちょ、ほんとうにありがとう!


2011年05月22日

【朗読の夜の作り方】―蔵出しの夜①/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
今夜の蔵出しは、
ホラーをテーマにした『黒の夜』にて上演された「ささやく鏡」からご紹介します!

「ささやく鏡」(今邑彩著)は、覗くと未来の自分が見えるという鏡に人生を操られてしまった女性の物語。
その女性を演じたのが、原田麻由嬢。
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女性が鏡の中に見た未来の自分の姿が、
舞台上のスクリーンに映るという演出だった為、
それぞれの映像を彼女の一生の流れに沿って、撮影していきます。

ご紹介が遅れました。
今回の朗読公演で映像を担当してくださったのが、
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メリケンサックさんです。
物騒なお名前ですが、物腰は至極紳士です。とてもお洒落な方ですし。
バラと打ち合わせしつつ、進めていきます。
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作品の中では、女性の一生の流れが順番に描かれていくのですが、
今回の撮影ではピンポイントで、セーラー服姿の私、
伴侶を得て人生絶頂の表情を浮かべる私など、
限られた時間の中で、感情を作り表情を作り、撮影していきます。
麻由嬢の、
ものすごく集中しながら黙々と衣装やメイクを変化させていく姿がとても印象的でした。
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カメラチェックも入念に。
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ここで演出みずから5分休憩のアナウンス。
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演出だけでなく、進行までありがとうございます。

人生の絶頂期の表情から、悲劇の表情へと進んでいきます。
涙に暮れる喪服姿の私。
本当の涙は透明なため光が通り抜けてしまうので、
撮影された画像ではあまりきれいに見えないとのことで、
ここから文字通り、涙の試行錯誤がはじまります。
まずは、バラ嬢お手持ちのクリームを試す。
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クリームは白いのですが、撮影してみるといい具合に涙に見えます。
不思議なものですね。
が、しかし。いかんせんクリームは固いので、涙の質感がでない。
そこで。

じゃん!

ローション!

えぇえぇあのローションですよ。
演出助手の田村友佳(たむちゃん)お手持ちの。
なんでも血糊を作る時に使うんですって。
ローションは透明なので、さきほどのクリームを混ぜてみます。
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ローション&クリームの涙が実にいい具合で。
麻由の顔によってたかってローション…
ああ、コレなんの撮影でしたっけ。
ホラーとエロスって隣り合わせなんですね。

撮影はついにクライマックスへ。
作品中では、「幽鬼のような」と表現される表情。
麻由嬢の手が赤いのは気のせいでしょうか…
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はい、どーん!
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ホラーが血糊が似合う女優、原田麻由嬢。
撮影、おつかれさまでしたーーー!

2011年05月09日

【朗読の夜の作り方】―終わりの夜/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
「グラデーションの夜」無事に、全公演を終了しました。
「群青の夜」→「黒の夜」→「桃色の夜」と駆け抜けて。
たくさんのお客様にご来場いただき、本当にありがとうございました!

本番がはじまってからは本当に無我夢中でした。
公演の日々のレポートは「稽古場日記」に譲ってしまいましたので、
朗読公演が終わってこれからしばらく、
蔵出し写真にて本番を振り返れたらと思います。

以前からKAKUTAの朗読公演の際に活動していた朗読企画部が、
「Fumikura」と名前も新たにスタートして以来、はじめての朗読公演でした。
そのはじめての公演がよりにもよって、
3週間3プログラム連続上演なんていう向こう見ずな企画でしたが、
私たちにとっては忘れられない公演となりました。
総勢21名の役者たち、
個性的なコラボレーションゲストの方々、
3つの舞台を支えてくださったスタッフ陣、
会場に足を運んでくださったお客様、
誰が欠けても成功することができなかった公演でした。

そうそう。
今回の朗読公演でも、今までと同様、
会場ロビーで読み本の原作本をすべて販売したのですが、
たくさんのみなさまがお手にとってくださったのはとてもうれしいことでした。
「みんなが苦労して選んだ本だから」と
すべての原作本をお買い上げくださった方もいらっしゃって、
苦労した本選びの日々がすべて報われたように思いました。
本当にありがとうございました。

次回の朗読公演の時期はまだ未定ですけれども、
KAKUTAにふさわしい読み本をコツコツ探していこうと思っています。

今回の朗読公演をご覧になって、
この本をKAKUTAで上演してほしい!というような作品がありましたら、
「まだ見ぬ本を探して」から投稿くださいませ。
ぜひぜひお待ちしてますね!
自分の選んだ本が、立体的に演じられるのを見るのはたまらない快感ですよ。

2011年04月13日

【朗読の夜の作り方】−『グラデーションの夜』~群青の夜~初日/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
いやこんにちは!

「グラデーションの夜」本日初日です!
まずは「群青の夜」からのスタート!
”群青”という色から連想されるイメージの作品を集めてみました。
写真家・相川博昭さんとのコラボレーションもどうぞお楽しみに。
写真とKAKUTA、どんな出会いになるのでしょうか。

劇場のほうは、午後からゲネプロとよばれる本番と同じように通す稽古をやってから、
夜19時からの本番に臨みます。
初日の緊張感と勢いは今日だけのもの。
よかったらぜひ、会場まで足をお運びくださいませ。
KAKUTA一同、心よりお待ちしてますね。
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「グラデーションの夜」のチケットご予約はコチラから!
(本日のチケットにつきましては、KAKUTAへお問合せください。
もしくは当日券も毎日発行しております!)

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)

2011年04月10日

【朗読の夜の作り方】−プレ仕込み&通し×2本の夜/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
今日は稽古最終日でした。
そして本番を上演する会場で稽古できているという特権をいかして、
明日からの仕込みに先駆け、午前中は仕込みのフライング。
舞台を作りました。
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今回の会場は、普段本公演で使用するシアタートラムのような、
舞台と客席があらかじめわかれているような場所ではなく、
いうなれば、床全体が同じ高さのひとつのおおきな部屋なので、
アクティングエリアになる部分に平台という畳くらいの大きさの台を積んで、
舞台を作っていきます。
同様に舞台と反対方向には、同様の平台を組んで客席を作っていくのです。
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資材やら工具やら照明器具やら、いろんなものがごったがえしてます。
危険なので、仕込み中の劇場には注意が必要です。
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舞台が男たちの仕事場ならば、
女性陣は楽屋でこまごまとした仕事をしていきます。
このように↓↓
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客演の原田麻由嬢も参加してくれました!
ほんとうにありがとう!!
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マユは、お願いした仕事に必ずプラスアルファのことをして返してくれます。
目から鼻へぬける、そんなたとえがぴったりの利発な女優さんです。

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今日は軽食が用意されました。
充実の食、とても癒されます。疲れた体に灯がともります。

今日は大変にハードスケジュールでした!
朝から15時くらいまで仕込み、それ以降は「桃色の夜」⇒「群青の夜」の通し!
うわー。桃色⇒群青の流れは、上演の時間軸的には逆回しなので、集中度はいつものさらに倍!
でもね、もうやるしかないんです。
本番前のこの時期、調整したいところは山ほどあって、
むしろハードスケジュールだろうが稽古したいのです。

稽古後の風景はコチラ。
バラからのダメだし後、みんないっせいに気になるところの打ち合わせ。
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澁谷佳世さんと花れんちゃん。
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実近順次さんと西田薫さん。
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もういっちょ実近順次さんと柴田さやかさん。
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もちろん喫煙場所でも、さかんに意見が交わされておりますよ。
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くたくただけど、
気力みなぎる「グラデーションの夜」のチケットご予約はコチラから!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)

2011年04月09日

【朗読の夜の作り方】−本番前、通し2本の夜/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
朗読の夜もいよいよ臨戦態勢です。

今日は「群青の夜」「黒の夜」両作品の通し稽古でした。
当たり前ですけれど、通し稽古をやると全体が見えてきます。
芝居の流れはもちろんのこと、
今回は特にアンサンブルの役が多いので、今までの稽古でもうすうす気づいていたけれど、次の出番までの着替えが非常にタイトだ!というようなことがはっきりと分かってきます。
その早替えの確認だの、小道具は上手袖、下手袖どちらにセッティングしておけばいいのかなど、本番にまつわるさまざまなシミュレーションをやっていくことになります。

そうなのです。
通し稽古とは目の回るほど忙しい稽古なのです。
おまけに「群青の夜」「黒の夜」と2作品分をやったので、今日の稽古場写メを撮る隙はありませんでした。この緊張のなかでカシャカシャなどと携帯のシャッター音を響かせることができる猛者は石原慎太郎氏くらいかもしれません。
すみません。
なので蔵出し画像をちょこっとどうぞー。

蔵出し画像その1
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帰宅するのに靴を履くバラへ小道具担当・野澤爽子が質問の図。
この写真はちょっと前のものですけれど、こういう光景は今も毎日続いています。
演出のバラに確認したいことがあるのは、役者からスタッフ陣ほとんどみんな。
だからバラのいるところには行列ができるし、バラが動けば今がチャンスとバラの歩く先へついていくことになるのです。それは稽古場を出る間際でさえも。

蔵出し画像その2
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バービーボーイズばりのツインボーカルなバラとババ。
おまけCD収録の一コマです。
「グラデーションの夜」の初日はもうすぐ。
みなさんのお手元にオマケCDがお届けできます!
もうしばらくお待ちくださいね!

もうすぐ本番、武者震いの夜は続きます。
「グラデーションの夜」のチケットご予約はコチラから!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)

2011年04月08日

【朗読の夜の作り方】−本読みの夜/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
そろそろ本番までのカウントダウン。
稽古場ではほぼ毎日、
3プログラムのどれかを通していく稽古が続いています。

稽古と平行して、さまざまな制作行事も本番前に忙しさはピークです。
こちらFumikuraでは、本番に向けて読み本すべてを取り寄せておりますよ。
当日ロビーにて販売予定ですので、どうぞお手にとってみてくださいね。
観劇後、気に入った作品をお買い上げいただくもよし。
「群青の夜」Weekでも「黒の夜」「桃色の夜」の読み本を取り扱う予定ですので、
あらかじめ読んでおいていただくこともできます。
「群青の夜」しか来られないなぁ…という方も、
他の週の上演作品に興味のある作品があれば、お買い求めいただくことができますよ。

最近気分転換に、
読み本が収録されている短編集のほかの作品を読んだりしています。
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田口ランディ著「ドリームタイム」(『ピエロ男』-群青の夜にて上演)

久しぶりに読んでみると、ほかの作品もとても面白かったです。
「黒の夜」にて上演の『デッドガール』と連続して上演してもいいように思われるちょっとホラーなお話や、
現在とても問題になっている放射能、それに対する私たちのひとつの答え、
進むべき方向の一つの答えとも思えるようなお話。
なんともいえない時代へのシンクロを感じたのでした。

読み本所収の短編集、どの本も粒ぞろいですよ。
よろしければぜひ!

本好きなみなさんの好奇心もきっと満足!
「グラデーションの夜」のチケットご予約はコチラから!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)

2011年04月05日

【朗読の夜の作り方】−誰かが生まれた夜/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
ずいぶんと温かくなってきましたね。
そんな春のような陽気の今日は「桃色の夜」、衣装つき稽古でした。
普段の稽古はたいてい稽古着のジャージなんかで行うのですが、
今日は先日の衣装合わせで決まった衣装を実際に身に着けて、稽古を進めていきます。
途中で止めながらではありますが、「桃色の夜」を全部やりきりましたよ!

もちろん「桃色の夜」のコラボゲスト、花れんちゃんと研人さんも参加してくださいました!
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お二人の台本(下)をちょっと見せていただきました。
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演奏を続ける部分などがわかりやすく蛍光ペンで記されています。
お二人は音楽を担当されるので、本番中も楽譜(台本)をみながら演奏されます。
よって、それを閉じるファイル(上)はお客さんの目にもとまることになるので、これは花れんちゃん手作りとのこと!
公演チラシに使われているイラストをうまく使ってくださってますね。

そして今日は…
北九州から参加してくれている上瀧征宏さん(ジョー)のお誕生日でしたん!
それから3月にお誕生日を迎えられたという研人さんも一緒にお祝いしましたー!
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おふたりともとっても喜んでくださって、私たちもすごくうれしかったです。
ジョーは異郷の地でお誕生日を迎えたわけで(今日はジョーの稽古はなかったので、バラから話があるとのことで呼び出した)、どんなお誕生日の一日をすごしたのかと気になっていたので、うれしそうにしてくれているジョーをみて、こちらまでホロリ。

おふたりのケーキがコチラ!
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ん?!
ケーキ屋さんは異国の友人のお誕生日パーティーと思ったでしょうか。
ジョーさんとケントさん。
おふたりおめでとう!!!!!

チームワークも日々更新中な「グラデーションの夜」のチケットご予約はコチラから!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)

2011年04月01日

【朗読の夜の作り方】−花れんちゃん&研人さんの夜/Fumikura 原扶貴子

こんばんわ!
いよいよ4月ですね。

稽古場には、4月とともに春風のようなお二人がいらっしゃいました!
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「桃色の夜」コラボレーションゲスト、花れんちゃんと扇谷研人さんです。

今夜はじめて、おふたりの音楽と芝居をあわせました。
花れんちゃんと研人さんの感覚が、
KAKUTAの芝居をうまくすくいあげてくださっていて、
「そうそう、そんな感じなんですよ!」とか
「うわー、そうくるか~!」という感激の連続。
その場の空間すべてがどこかにさらわれたようでした。
おふたりの力を借りて、芝居もぐぐっと底上げされたように思います。

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(花れんちゃんとパチリ)


おふたりの参加にあわせて、
今日は「桃色の夜」を、途中とめながらではありますが、
最初から最後まで稽古したのでした。
それぞれの芝居とあわせて大事なのが、セットチェンジです。
朗読公演では、いくつかの作品を上演するので、セットチェンジは必須です。

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演出助手の田村友佳(たむちゃん)が担当者を割り振りし、
KAKUTAメンバーだけでなく、客演陣のお力もかりて、セットチェンジを稽古していきます。

最初はひとつひとつの場面の稽古だったのが、ひとつの作品になり、
その作品とコラボゲスト、いろんな段取りが加わって、「グラデーションの夜」の全貌がみえつつあります。
「群青の夜」「黒の夜」のコラボゲストの方の参加がほんっとうに楽しみです!

着々と稽古が進んでいる「グラデーションの夜」のチケットご予約はコチラから!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)

2011年03月31日

【朗読の夜の作り方】−本作りの夜/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
「グラデーションの夜」の稽古も、ずいぶんと進んできました。
道具の準備なども、追い込み時期です。

朗読公演で、いちばん大事といってもいい道具それは…
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この本たちです!

第一回目の朗読公演から舞台装飾として、布を貼った本を使っています。
紺色、黄色、茶色、白、水色、モスグリーンなど、朗読公演のテーマカラーであるアースカラーの布です。
朗読公演のたびに少しずつ作り溜め、今ではKAKUTAのちょっとした財産です。
趣き深い仕上がりになったりするので、お気に入りの本を持っていって布を貼り、
朗読公演のないときは、普通に自分の家の本棚に並べたりもしています。

今回は「グラデーションの夜」という色にちなんだタイトルなので、
新しい色の本を増やそうと、稽古の合間をぬって、本を作っております。

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本の大きさに合わせて布を裁断し、木工用ボンドで貼り付けていきます。
ちょっとした職人技のような手順がKAKUTAの中で確立されているのですよね。
作り方を忘れていたらどうしようと思っていたのですが、
本と布を前にすると割とスルスル作れるので、ちょっと面白いくらいです。

今回は強力な助っ人も。
通称ゆん。
昨年5月のKAKUTA本公演「めぐるめく」でアンサンブルキャストとして参加してくれた彼は、今回は演出部として再びKAKUTAに関わってくれています。
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稽古の合間をみて、本作りを手伝ってくれています。
はさみを器用に使い仕上げをする彼はすっかり職人です。
ありがとう!!!!!

新色の本にもご注目を!
「グラデーションの夜」チケットのご予約はコチラから!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)


2011年03月30日

【朗読の夜の作り方】−何度目かのおまけCD収録の夜/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
昨夜もおまけCDの収録がありました。

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私たちが天才・島貫とよんで憚らぬ、KAKUTAの音響をいつもお願いしている島貫さんにおまけCDの作成もお世話になっております。
貫さんも準備OKのようです。

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今回の収録は、ゲストに舞台監督の安田美知子さんをお迎えしました。
美知子さんたちと後ろはギャラリーのみなさん。
さながら収録スタジオのようです。

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無事に一発OK!
美知子さん、おつかれさまでしたー!

そのあとは美知子さん主導のもと、稽古場の資材を片付けました。
もうすぐ本番に向けての本格的な仕込みが始まるので、
できるときに、少しずつ稽古場を整えておきます。

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この時に活躍するのは、KAKUTAのおまけCD担当でもあり、舞台担当でもある若狭さん。
木材の端に釘がでているのに気づき、抜いてくれたりします。
ありがとう!

おまけCDの準備も着々。
「グラデーションの夜」チケットのご予約はコチラから!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)

2011年03月29日

【朗読の夜の作り方】−衣装合わせ(桃色)の夜/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
昨夜は「桃色の夜」、衣装合わせでした。
「群青の夜」「黒の夜」の衣装合わせはすでに終わっているので
(足りないものはこれから集めたりしなければなりませんが)
のこるは「桃色の夜」!

衣装合わせは夜からなので、
日中の稽古は必然的に「桃色の夜」の作品たち、という稽古スケジュール。
先日あがってきた桑原裕子書下ろしの「桃色の夜」オリジナル台本稽古のために、
コラボゲスト・花れんちゃんも参加してくれました!
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花れんちゃんがひとたびハミングをすると、稽古場にさっと春の風が流れるような。
これから稽古を進めていくのが、とっても楽しみです。
「桃色の夜」は音楽にあふれていて、春にふさわしい作品になりそうな予感がいっぱい!

春にふさわしく、まずはガールズたちの衣装合わせ。
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高山さんもギャルたちにまじって、はりきってますね。

バラの前にならぶガールズたち。
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自分の役にはどんな衣装がふさわしいのか。
バラや衣装さんのプラントに頼るばかりでなく、まずは役者が個々にイメージして提案していきます。
この作業も役者にとっては、自分の役をふくらませていく大事なプロセスになります。

かわって男祭り。
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舞台上に男たちが集まって、いろいろ相談しています。
これだけたくさんの男たちが一挙に動いていくのは、みていて楽しいし、頼もしいもんです。

そして今夜も、「黒の夜」コラボゲストの柊さんが稽古場に来てくれました。
お願いしているイラストの参考資料として、役者の姿を撮影したりしてくださってます。
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稽古場で柊さんをみるといつも、その左手はペンを走らせてらっしゃいます。
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スケッチをのぞかせてもらうと、役者たちのデッサンがいっぱい!
「書かないと下手になるんで」
とのこと。プロですね。

こうしている間にも、演出助手の田村友佳(たむちゃん)は
決まった衣装をちぎっては投げちぎっては投げというような要領でどんどん撮影していきます。
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「桃色の夜」でもたくさんのアンサンブルキャストが出てきます。
ひとつ決まれば、また別の役の衣装へ…とみんなくるくると着替えていきます。
その数の多さに、アンサンブルキャストを掛け持つ本人自体も次第に混乱してきて…

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素足に靴?石田純一さんでしょうか。

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はい。渡辺昇(のぼる)さんですね。
残念ながら、この衣装はボツに。…いや、十分にかっこいいんですよ。かっこいんですけど、やっぱりボツですって!リベンジをお待ちしてます。
そして気づけば後ろに坪内悟(つぼる)さんが。
期せずしてまたもや、「のぼるとつぼる」のショットがコンプリート。

つぼるさんの単体ショットはこちら。
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立派なお腹をおもちですね~

KAKUTAには何度目かの客演となる実近順次さんと、リベンジのぼるの衣装ですが…
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バラと衣装班のふたり(るりこ、マサ)、この二人の衣装はどうでしょうか。
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残念ながら、ボツです…
おふたり再度のリベンジをお願いします。

仕方ないのでじゅんじゅん(実近順次さん)は時計をみせてくれました。
標高も測れるというアウトドア仕様で有名な、スントの時計。
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時計もいいですけれど、まずは衣装のリベンジをお願いします!

最終的には、なんとか全員の衣装の方向性は決まりました。
これで3プログラムとも衣装合わせは終了です。
今後、細かい修正や個人的な合わせはあるかと思いますが、まずは一安心。
一歩一歩本番に近づいております!

のぼるの衣装にご注目!
チケットのご予約はコチラから!

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「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

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≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)


2011年03月27日

【朗読の夜の作り方】−プロジェクター画像撮影の夜/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
今日はプロジェクターで使用する映像の撮影でした。
撮影をお願いするのは、メリケンサックさんです!
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物騒なお名前に反して、柔らかな物腰のジェントルマンです。

会場内の壁にプロジェクター画像を試しに投影してみると、
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こんな感じになる模様。
画像があまりにきれいで、そして会場全体を埋め尽くす様子がなんとも刺激的。
おもわずムーミンを最後までみたくなるほど。
このプロジェクターがどうやって使われるのか、期待が高まります。


プロジェクターの映りを確認後、いよいよ撮影へ。
バラとメリケンさんで、アングルなどの細かい打ち合わせを繰り返します。
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%E3%83%9D%E3%83%A9.jpg(ポラロイド風)


バラたちの打ち合わせの合間に、演出助手の田村友佳(たむちゃん)は、
舞台装置の裏に”家具すべーる”を貼り付け、
装置の移動をスムーズにできるよう工夫をこらしてくれています。
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被写体は客演の原田麻由さんです。
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演出バラみずから「5分間の休憩」と。
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休憩や着替えをはさみつつ、なんパターンもの画像を撮りおわり、
麻由の最後のショット。
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こ、こ、これは…見てくださった方のお楽しみ!
うぅ…早くみてほしいです…


撮影は無事に終了し、
「メリケンさん、編集よろしくね!」「…は、はぃ…」
もちろんメリケンさんは快く引き受けてくださっているので、あしからず。
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今日はにぎやかなことに、「黒の夜」コラボレーションゲストの柊ゆたかさんも稽古場へ来てくださいました!
またもやバラは綿密な打ち合わせ。
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↑の写真を撮影していたら、近すぎて「気になる」とのこと。
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みなさんに稽古場の様子を伝えたい一心がかえって仇に。
控えめにちょっと遠くから撮ってみたりして。
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メリケンさん、柊さん、どうぞよろしくお願いします!
【朗読の夜の作り方】が読めるのはKAKUTAだけ。
チケットのご予約はコチラから!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)

2011年03月26日

【朗読の夜の作り方】−オリジナル台本完本の夜/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
今日は稽古OFFでした。
みんなはどんなお休みを過ごしているのでしょうか。
稽古場が開放されたので、自主稽古をするキャストもちらほら。

KAKUTAの朗読公演では、各プログラム内で上演されるそれぞれの朗読作品をつなぐ桑原裕子書下ろし台本、通称「オリジナル」作品も上演されます。
とうとう「桃色の夜」のオリジナル台本が完本しました!!!!!
これがまた「桃色」のイメージにぴったりの華やかな作品でして、
「グラデーションの夜」の締めくくりにふさわしい仕上がりになっております。
これですべてのオリジナル台本の完成です。
このオリジナル台本は「群青・黒・桃色の夜」の3プログラムを通して、
「グラデーションの夜」というひとつの物語が完結するよう描かれています。
もちろん1プログラム完結でもあり、
1プログラムだけでも楽しんでいただける内容になってますので、ご安心を!

IMG_0583.PNG
こちらはバラ愛用のPC。
ココから桑原作品が生まれるのですねー。

桑原台本ファンの方も楽しんでいただける
KAKUTA朗読公演「グラデーションの夜」のご予約はコチラから!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)

2011年03月24日

【朗読の夜の作り方】−衣装合わせ(群青)の夜/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
公演の準備は着々と進んでおります。
先日は「群青の夜」の衣装合わせでした!

朗読公演では、
語りやメインのキャストのほか、アンサンブルキャストが多数出演します。
何作品も上演するという公演の特性上、
移りかわっていく場面を表現していくのに、大活躍するのがアンサンブルキャストです。アンサンブルキャストの動きや存在で、舞台上が喫茶店にもなり、公園にもなるわけです。
アンサンブルキャストは一人がたくさんの役を兼ねますので、
各作品の中で、それを見つけるのも朗読公演のおもしろさかもしれません。
そんな訳で、朗読公演の衣装合わせはいつも以上にたくさんのキャスト人数をみていかねばらないのです。
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バラと衣装スタッフのるり子の眼光が光ります。
あの役にはあわなかったけど、他の役では使えるのでは…と丹念に衣装を合わせていきます。

客演の坪内悟さん(左)とKAKUTAにようやく入ってきたおしゃれ番長マサ。
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この衣装じゃわかりずらいかもしれないですけれど、
坪内悟(つぼる)さんも、かなりのおしゃれさんなんです。
いくつものサングラスを専用のケースにいれてずらりと持参してくれたり、
スーツ、ネクタイもかなりの数をお持ちのご様子。
今回の座組みのおしゃれツートップはこの二人で決まり…かも。

全然関係ないですが、この二人また一緒にいます。
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おっきな上瀧さんとちっさな馬場。稽古着の黒と白がよけいにコンビ感を醸します。

今日は稽古場に青木岳美さんもきてくれました。
彼女は「Star Man」でKAKUTAに参加してくれまして、それ以来のおつきあい。
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アンサンブルキャストも含めると半端ないキャスト数。
着替える役者も大変ですけれど、それを記録していくのもまた大変です。
演出助手の田村友佳(たむちゃん)が孤軍奮闘、パチリパチリと撮影し、
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丹念にメモっていきます。
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おつかれさまです!

ひとつ決まっては別のキャラクターの衣装に着替え…というサイクルが繰り返される中、
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バラさん、こっそりとタバコで一服。
その最中、突然、

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「私もでるんだった!!!!!!!」

と驚愕の表情。
絶対絶命と思いきや、
今日の稽古に来られなかったメンバーと一緒に後日、衣装合わせすることに。
事なきをえまして、次回こそリベンジ!

桑原もメインキャストとしてがっつり出演予定の
「群青の夜」のご予約はコチラから!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)

2011年03月22日

【朗読の夜の作り方】−稽古場仕込の夜/Fumikura 原扶貴子

こんにちは!
いよいよ朗読公演を上演する会場にはいりました!
通常の小屋入りは、本番の数日前だったりするのですが、
今回の場合は、今日以降、本番を上演する場所で稽古ができるわけです。
舞台の大きさなんかが本番どおりの実寸で稽古できるということは、
これでクオリティをあがらなきゃ嘘だろうというくらいの、とてもありがたいことです。
その会場入りの様子をご紹介しますね!

まずは舞台で使用するもろもろの資材や道具を搬入します。
この日はあいにくの雨でした。みんなで協力しつつ、速やかに運びこみます。
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あれれ、懐かしの花やしき公演のパネルなんかもありますね。
なにかに再利用するのでしょうか。

こちらが音響機材。とっても重いので男子にお願いします。
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関係ないですけれど、この二人最近よく一緒にいるのを目撃します。
北九州から参加してくれている上瀧さんと後ろ姿は馬場。
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久しぶりにKAKUTA公演へ参加の横山さんが搬入車の運転担当です。
実はKAKUTAって運転できる人がとっても少なく、古株メンバーは全滅。
横山さん、安全運転で!
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舞台監督、安田美智子さんからの指示をうけつつ、作業開始!
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美智子さんはKAKUTAが大変お世話になっている舞台監督さんで、
ほんとうに頼りになる方なんです。美智子さんが舞台監督ってだけで、もう大船です。
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舞台の仕込みにマスクは欠かせません。チリやほこりが舞いますからね。
美智子さん、よろしくお願いします!

まずは平台という台を組み、客席を組んでいきます。
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平台の下にもぐりこみ固定していきます。
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新人ヨウラマキは平台の横でぼんやり…
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と思いきや、できる仕事を目ざとく見つけ、舞台入り口にたまったたくさんの靴を整理しています。
舞台をガツンガツン作り上げる人たちが円滑に動けるよう気を配るのも大事な仕事です。
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音響機材も島貫さんもスタンバイOK!
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舞台美術の袴田さんも合流してくれました。
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別劇団のTシャツで参加の演出助手・田村友佳(たむちゃん)。
本仕込みではKAKUTA・Tシャツでお願いします。
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客席の次は、舞台を整えます。
本番用の仕込みはまた改めてということで、仮のセットを組んでいきます。
舞台上手のパネルが立ちました!
舞台仕事では小さな巨人、馬場くんも大活躍です。
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脚立を使っての高所作業も。
幕を吊る木材を天井に固定していきます。
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その間も、客席で成清団長が、いくつ客席を設置できるのか計算中。
できるだけたくさんのお客さんに見ていただけるよう、客席数をシュミレートしていきます。
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KAKUTAの荷物から身に覚えのない布が出現。それも大量の。
「群青の夜」にぴったりの色合いですし。この布、なに?
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「それは多分…」
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ここで登場するのは、KAKUTAの生き字引・野澤爽子。
かつての朗読公演「女の夜」(2004年!)で使おうと購入したのだけれど、
いろいろ不都合が生じて、結局お蔵入りした布ではないか、と。
ソウコさすが。7年もの時を経て今、群青色の布が最大の力を発揮する機会がやってきたようです。

そして楽屋では。
小道具担当の野澤(生き字引)爽子がヨウラと
KAKUTA倉庫から持ってきた小道具を整理中。ヨウラ、今度はここにいました。
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数々のKAKUTA作品を盛り上げてきてくれた食器たち。
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今回もどうぞよろしくお願いします!


ほぼ半日かけての仮仕込みはこれまで。
本番の舞台装置への夢が広がるKAKUTA「グラデーションの夜」のご予約はコチラから!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)

2011年03月21日

【朗読の夜の作り方】−黒い女たちの夜/Fumikura 原扶貴子

こんにちは!
今日は『春太の毎日』(桃色の夜)、『デッドガール』(黒の夜)、『ピエロ男』(群青の夜)の稽古、そしてオリジナル台本(黒の夜)の読み合わせでした。

桑原嬢によるオリジナル台本、黒の夜があがりました!
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朗読公演ではそれぞれの読み本をぬうように桑原による書き下ろし台本が作品全体をまとめあげる構成となってますので、
桑原戯曲ファンの方にも十分楽しんでいただけるはず。
読み本との絡みだけでなく、黒の夜コラボレーションゲストのイラストレーター・柊ゆたかさんが描く世界との共演も本当に楽しみです!
できたてほやほやの台本には、柊さんとやるからこそできることが見事に表現されていて、手前味噌ですけど、まぁよくできてます。
わ!こうやってつながっていくんだ…ってぐあいに鮮やかなお手並み。
本公演とはまたちがう、作家・桑原の魅力を感じていただけたら。
いや、これはほんとにみてほしい!

ホラーはちょっと苦手だと思ってらっしゃる方もいるやもしれません。
黒は、すべての色を抱きとめているからこその色。
例えはあれですけれど、例えばイカ墨ような黒。
舌が真っ黒になってしまうのはわかっているのに食べてしまう。そしてやっぱりおいしい。
そんなプログラムになりそうな予感です。
怖いだけではない、人の心の奥底に寄り添った豊穣な作品がそろってます。
ぜひ!ぜひ!
ご予約はコチラから!

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魅惑の、黒い五人の女たち。

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)

2011年03月16日

【朗読の夜の作り方】−稽古再開の夜/Fumikura 原扶貴子

こんにちは。
このたびは東北地方太平洋沖地震で被害にあわれた方へ心よりお見舞い申し上げます。
そして犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。

KAKUTA・HPトップページでもご挨拶しておりますように、
KAKUTAは4月公演に向けて稽古を続けています。

この【朗読の夜の作り方】もいつもの更新に戻りたいとおもいます。
稽古場の元気な様子をお伝えしていきますね!

そして稽古再開日。
ってさっそく!?
バラの乗る地域の電車が予定時間よりも早く運行しなくなるというアクシデント!
これからの稽古では、この電車の運休や計画停電に対して工夫していかねばなりません。
おぉぉ!
電車を待つバラからメールにて演出の指示が!
こういう方法もあるのですね。
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演出助手・田村友佳嬢の合流までは野澤爽子がこの役割をひきうけてくれています。
ソウコとKAKUTA舞台担当・若狭さんで、バラからの指示を読み解きます。

そしていざ、みんなで動いてみます。
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稽古をしていると自分の周りはすべて作品で一色になります。
だけど稽古がとぎれた瞬間に、地震のことが再び思い出され、なんだか変な気持ちになります。

そして無事にバラが合流しました!
久しぶりのメンバー集合!
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久しぶりの稽古だけれども、みんなの真剣さは変わらず、いやむしろそれ以上。
今この場所にいられることに感謝しつつ、集中して稽古は続きます。
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チケット発売はじまっております。
ひっそりとKAKUTA・HPリニューアルされています。
ご予約はコチラから!
みなさんのご来場、心よりお待ちしてます!

余談ですけれど、
団長・成清さんの新居では部屋の彩りが検討されていました。
写真左は北九州から参加の上瀧さん!
東京滞在中は団長のお宅に。
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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

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「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)

2011年03月04日

【朗読の夜の作り方】−先行予約の夜/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
今日は稽古OFF。
だからって15周年不夜城AKKUTAはおとなしくしてません。
今日は先行発売チケットの受付開始日です!
ご予約はコチラからどうぞ!
3/6(日)までの限定予約ですので、どうぞお見逃しなく。

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予約してね!

=====================
●◎●割引先行発売チケット情報!!●◎●
=====================
【受付日程】2011年3月4日(金)・5日(土)・6日(日)の3日間!

【特典】
◎前売料金割引 通常3300円⇒3000円に!!
◎「KAKUTA特製オマケCD」をもれなくプレゼント!!

※チケットは1枚からご予約いただけます。
※お支払い方法は銀行振込のみとなります。
※サービスデー料金、および学生割引料金は3/12以降の一般発売時と変わりません
(サービスデー3000円/学生3000円)。これらの場合、先行予約の特典はオマケCDプレゼントのみとなります。
【受付時間】 TEL:090‐6311‐1996(12時~18時)
Web:http://www.kakuta.tv/(0時~24時)
【お取り扱い】 KAKUTA

--------------------
KAKUTA15周年記念★KAKUTA大盛りセット★

3プログラム通し券(8500円)

オマケCD+KAKUTA15周年記念パンフレット(定価1200円)
↓↓
9000円

15周年の記念にパンフレットを作ってしまいました。KAKUTA15年の道のりやキャストの写真をたくさん使ったKAKUTA初めてのパンフレットです。(劇場ロビーでも販売しております。)


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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

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@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)


2011年03月03日

【朗読の夜の作り方】−男たちと女たちの夜/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
ひな祭り。稽古二日目。

今日は≪群青の夜≫「ネオン」と≪黒の夜≫「デッドガール」のお稽古。
まずは「ネオン」から。
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読み合わせに集まった男たち。
カーッ!男くさい!
男だけってやっぱりパワフル。
荒っぽいけれど、女には到底だせない迫力があって、ちょっとうらやましいくらい。
どんな芝居に仕上がるのか。
写真家・相川さんとのコラボレーションはどんな風なのか。
桑原が写真とのコラボイメージを伝えながら、稽古していきます。
本を読んでイメージしていたのと全く違う演出に驚き、
はたまたイメージ通りのシーンに満足したり。
夜の世界に生きる男たちの物語、楽しみです!

一転して夜の稽古は、女たちの芝居「デッドガール」。
IMG_2397.png

桑原から舞台の使い方の説明をうける、客演の澁谷佳世さんとKAKUTAのニューフェイス・ヨウラマキ。
女というのはだれだって、暗くて深い穴を抱えてる。
ただのホラーではない、味わい深い物語になってます。


先行予約は3/4(金)から3/6(日)までの3日間です。
いよいよ明日から受付開始ですよー!
この三日間をどうぞお忘れなく。
今回はKAKUTA15周年パンフレットがセットのお得なチケットもご用意しております。
この機会をお見逃しなく!

**********

KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)

2011年03月02日

【朗読の夜の作り方】−はじめてのマサ/Fumikura 原扶貴子

こんにちは!
朗読公演、いよいよ稽古がはじまりました。

KAKUTAのオールドルーキー、遅れてきた新人・嵯峨野雅和さんがいますよ。
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IMG_2620.png

なぜに彼が、おサルにように所在なさげかといいますと。
KAKUTA入団以来、朗読公演へ参加するのは今回がはじめてだからなのです!
KAKUTAの朗読公演では、小説の本文を読む「語り手」と登場人物を演じる「演じ手」にわかれて、
限りなく演劇的な方法で上演しているのですが、
実際に上演するにあたって、どういう仕組みでやっているのか、先輩劇団員に問い合わせております。

『登場人物の台詞だけじゃなくて語りの言葉もすべて覚える』とか
『語りの言葉から人物の台詞へ移り変わるタイミング』とか
『人物と語りの気持ちをシンクロさせる』とか

KAKUTAで講釈といえば、
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若狭さん。
今回、すべての作品に出演してますし、なんといっても朗読企画Fumikuraメンバーですからね!

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そんな先輩後輩ですけれど、実は同い年。
マサのオールドルーキーたるゆえんです。

10作品のうち最初の稽古からマサ、出動します!
マサ、ガンバレー!

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グラデーション(?)な背中が語る、先行予約は3/4(金)・3/5(土)・3/6(日)の3日間です。
今週末ですよー!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)

2011年03月01日

【朗読の夜の作り方】―はじまりの夜/Fumikura 原扶貴子 

こんばんは!
朗読の夜シリーズ「グラデーションの夜」の稽古がいよいよはじまりました!

ぐるりと輪になっての顔合わせ。圧巻!
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今回のプログラムは日程が週替わりの為、
次にこうして全員が集まるのは、なんと千秋楽の大打ち上げになるのです!
そう思うと、顔合わせにもかかわらずもう愛着がわいてきます。

顔合わせではいつも、それぞれの紹介と台本読みをやるのですが、
なんたって10作品、全作品を読むのは時間的に厳しいだろうということで、
本読みは明日からの本稽古にゆずるとして、
今夜は制作的なご案内、稽古の進め方などについて、みなさんにお話していきます。

そして顔合わせのあとは、もちろん親睦会!
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たくさんでにぎやかで、否が応にも浮き足立ちます。
客演として参加してくださるメンバーとは昨年夏のオーディションワークショップ以来です。
顔合わせの新鮮さと、同窓会のような懐かしさと、一粒で二度おいしいような再会。
いよいよ客演陣ともがっぷりよつで芝居に取り組めるのが、本当に楽しみです。

私たちFumikuraにとっては、昨年から準備してきたことが、
いよいよ具体的な形となってできあがっていくことはちょっと信じられないくらいの興奮です。

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いよいよ

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とうとう

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やっとこさ

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はじまります!!!!!

↓↓↓

先行予約の受付も、3/4(金)からはじまります。
3/6(日)までの3日間。こぞってどうぞ!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)


2011年02月28日

【朗読の夜の作り方】−稽古場探しの極意/Fumikura 野澤爽子

こんばんわ!早いもので2月も今日でおしまいですね。
明日にはキャスト・スタッフさんが一堂に会しての顔合わせがあります。
新しい月の訪れと共にいよいよ稽古が始まりますよー!

さて、その創作現場となる稽古場。KAKUTAではいつもどのように決めているんでしょうか?
そんなコアなご質問もお待ちしつつ(笑)きょうは稽古場探しの裏側を少しだけご紹介したいと思います。

まず最初に行うのが桑原との稽古スケジュール組みの打ち合わせ。
私があらかじめ作っておいたモデルスケジュールを元に本番までの流れを予測しながら綿密に確認していきます。
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桑原 「3プログラムあるからメインで稽古してるチームの時間に別のチームも自分たちの確認稽古ができると有り難いかも。」

野澤 「なるほど。じゃあもっと厚めに組んでオフの間隔ももう少し空けて調整しても大丈夫そうだね。」

たとえばこんなふうに。
特に複数の短編から構成され、上演プログラムも分かれている今回のような公演の場合、稽古の状況によって臨機応変に対応できるように演出の意向とよく摺り合せておくことがとても大切になります。

そうして出来上がったスケジュールを実際に組み立てるべく、早速稽古場へと出向きます。
201102051922000.jpg
特大の通信簿のようにも見えるコチラは稽古場の埋まり状況をお知らせしている案内板。
希望の日にちに空きがあれば抑えるのはもちろんですが、全体の稽古期間の中でいつなら空きがあるのかも同時にチェックしておき、また稽古場が必要になった際にすぐに問い合わせできるようにしておくこともポイントです。

201102051937000.jpg
こうしてこまめに探していく中で、広さも十分あって使い勝手の良い稽古場が押さえられた時などはまるで鉱山を掘り当てたような喜びが走ります(笑)
快適な稽古場環境もきっと良い作品作りの大切な条件のひとつ。
そんなふうに思うとますます極めていきたくなるものです。

さぁ、明日の顔合わせも張り切っていきますよ!

2011年02月26日

【朗読の夜の作り方】チラシ撮影風景/Fumikura 若狭勝也

『グラデーションの夜』
のチラシが完成致しまして、皆様お手元にお持ちでございますでしょうか?

1月某日。都内でチラシ撮影が行われました。
SBSH0021.JPG
撮影前にミーティング。
今回【群青の夜】のコラボレーションとして参加して頂く、KAKUTAのチラシや舞台写真などでも毎回お世話になっている、写真家・相川博昭さんとご子息タイちゃん☆

チラシデザインなど、KAKUTAの様々なデザインを手掛ける、川本裕之さん。

劇団員の衣装担当・山崎留里子。

構想や今回チラシモデルでもある桑原と、同じくチラシモデルの成清と、
【桃色の夜】のコラボレーションとして参加して頂く、シンガーソングライター・花れんちゃん。

衣装や、イメージを綿密に打ち合わせる。

桑原の構想、山崎の衣装センス、相川さんのアイデア、現場の感じではなく、チラシに完成した時のイメージを話す川本。
まさにコラボレーション!
一つ一つ、綿密に話し合われる。

腹ごしらえもして、ちょっぴり談笑し撮影に向かう。
談笑が大切なんですな。みんなの気持ちが一つになっていく感覚を味わう。

撮影に同行した僕も、いよいよ『グラデーションの夜』が始まるんだ!とバレないように、緊張が高まる・・・。

いざ撮影!
SBSH0024.JPG
レンズを除く相川さんの目がさきほどと変わり、鋭くなる。
でも、モデルに緊張感を与えない空気をキチンと作ってくれる。
SBSH0022.JPG
どんな感じで写っているか、チェック。
いい写真がいっぱい撮れている!
SBSH0023.JPG
撮影の合間に僕の写メで、パシャリと一枚。
tirasi0.jpg
素敵なチラシが出来上がりました!

皆様のお手元にも届きますように☆
SBSH0025.JPG
楽しみにしてて下さいね!

2011年02月25日

【朗読の夜の作り方】−おまけCD収録 その2/Fumikura 原扶貴子

こんにちは!
おまけCD収録風景レポートその2です。

KAKUTA劇団員としておまけCD初参加のヨウラマキさんを鋭い眼光でチェックしていたナリ団長。
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収録がはじまるやいなや、
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え?え?そんなに?そんなにおもしろいのん?!

収録中はわずかな物音もたてられません。
だからこそでしょうか、ダウンタウンの『笑ってはいけないシリーズ』のように。
誰かケツバットもってこーい。
さっきまでいろいろチェックしていたのに、一転こんなに笑い転げている。愛すべき団長です。

ヨウラさん、何度かのテイクの後、無事終了~!
彼女の奮闘ぶりがぎゅっと詰まったおまけCDの入手方法はいつもの先行予約ですヨ!

わたくしとの軽いセッションコーナーの後、(鋭い方はもうお分かりでしょ!)
yourahara.PNG


いよいよ団長の登場です。
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悩める団長、「成清の怖くない話」の収録です。

nari1.jpg
以前、「あのコーナーは罰ゲームかなにかですか」との問い合わせがあったそうですが、
nari2.jpg
進んでやっています。悩みながら!!
あのコーナーにこれだけ悩みながら!!
この悩みがいかに無為なものか、確かめたい方はおまけCDをどうぞ!!!!!

今日の収録はこれまで。
他のコーナーは3月収録になりそうです。
その模様はまたお伝えしますねー。

2011年02月24日

【朗読の夜の作り方】−おまけCD収録 その1/Fumikura 原扶貴子

こんにちは!
昨夜はおまけCD収録第一弾でした。

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天才・島貫氏!
われらが天才と呼んではばからぬ、
KAKUTAがいつもお世話になっております音響スタッフの方です。
おまけCDのクオリティは彼によって保たれていると言っても過言じゃありません。

収録の仕切りは、Fumikuraメンバーでもある若狭さん。
貫さんやKAKUTAメンバーの日程を調整したり、台本の締め切りを設定したり。
現在、劇団をお休み中の松田ハワイ昌樹に代わって、おまけCDを取り仕切ってくれてます。
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(バラ嬢からあがってきた台本を配る)

今回が劇団員としておまけCDデビューとなるヨウラマキさん。%E3%83%A8%E3%82%A6%E3%83%A9%E5%8F%8E%E9%8C%B2.jpg

たいへん緊張しているご様子。
どんな風に読んだらおもしろいのか、微妙なトーンを探ります。
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ほげほげととまどうヨウラの背後に…%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%A1%E3%81%87%E3%81%A3%E3%81%8F.jpg

先輩がそんな近くで見ていたら緊張してよけい読めないだろうに!
難しい顔でチェックし、ヨウラにアドバイスしていく団長。
アドバイスはありがたいけど、もうちょっと離れてもいいんじゃない?!

ついさっき、
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こんな顔でスタジオ入りしてきた人とは思えませんね。

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同じ先輩でも、後輩との距離の取り方はさまざまです。

がんばれヨウラ!


2011年02月22日

【朗読の夜の作り方】−【桃色の夜】Collaboration on…/Fumikura 原扶貴子

こんにちは!
もう2月もおおづめ。そろそろ朗読公演に向けての稽古がはじまりますヨ!

KAKUTA朗読公演「グラデーションの夜」は3プログラム3週連続上演!
それぞれのプログラムにてコラボレーションゲストをお迎えします。
これまで【群青の夜】【黒の夜】それぞれのゲストの方をご紹介してきましたが、
今夜はいよいよ【桃色の夜】のゲストをご紹介します!

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花れんさん(うた)、扇谷研人さん(ピアノ)です!

どうです、緑の中のピアノ、写真からもマイナスイオンが出てますでしょ!
お二人の音楽の印象はまさにそんな感じ。
花れんさんの天使のような歌声を初めて聴いたとき、
「この声は神様からのギフトだなぁ」と思ったのを覚えています。

お二人とKAKUTAの出会いは。
桑原が一昨年演出した俳優・近藤芳正さんのソロユニット、バンダラコンチャで音楽を担当されたのが花れんさんでした。
その後、北九州芸術劇場で上演されたリーディング公演「甘い丘」で音楽をお願いしたのでした(このリーディング公演では生演奏をつけることが約束になっているのです)。
そして花れんさんとのご縁から、このたび旦那さまの研人さんにもご出演いただけることとなったのでした!
研人さんはピアニスト・作編曲家であり、
ドリカムやJUJUなどアーティストのサポートとしても活躍されている方です。

実は日テレ+(プラス)のアーティストCM「KAKUTA編」で流れている曲が、
おふたりの曲「はじまりの日」です!
「BS日テレ+アーティスト」(KAKUTA)
どうぞチェックしてみてくださいね!

CMでひと足先に共演しておりますが、
実際に花れんさん&研人さんとKAKUTAがご一緒するのは『桃色の夜』が初めて。
どんなコラボレーションになるのか、私たちもとっても楽しみにしています。

今後、コラボレーションゲストの方々と打ち合わせ、稽古を重ねていくこととなります。その共同作業の様子も【朗読の夜の作り方】でお伝えしていきますね!
なんともはや豪華なゲスト陣。
どうぞお楽しみに!!!!!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪桃色の夜≫
2011年4月27日(水)~5月1日(日)

◆「いま何時?」田辺聖子著(『三十すぎにぼたん雪』新潮文庫より)
◆「わか葉の恋」角田光代著(『オトナの片思い』ハルキ文庫より)
◆「春太の毎日」三浦しをん著(『きみはポラリス』新潮文庫より)


2011年02月17日

【朗読の夜の作り方】−田口ランディさんの朗読ライブへ行ってきました!/Fumikura 原扶貴子

IMG_0657.PNG
バレンタインの前日、若狭、野澤、私の3人で田口ランディさんの朗読ライブへ行ってきました!

田口ランディさんの作品を読み本として使わせていただくのは、
「グラデーションの夜」で3回目。
作品の使用許可をお願いする流れで、田口さんと何度かメールの遣り取りをさせていただいていて、つい先日ご本人からこの朗読ライブのご案内をいただいたのでした。
ご本人じきじきのお誘いなんて!

ご本人にお会いできるということで、是非お渡ししたいと、できあがったばかりの公演チラシを持参。
あまりたくさんの枚数をお渡ししては「周りに配ってください」みたいな意味がついても困るし、はたまた一枚だけお渡しするのもなんだか辛気臭い。
適度だと思われる枚数をなんとか割り出し、いざ会場の西麻布へ。

実際にお会いした田口さんは、とっても小柄でチャーミングな方でした。
その小さな体にエネルギーがいっぱいつまっている、そんなふうでした。
そして、想像していたよりもトーンの高い声で語られていました。
以前、われらが主宰・桑原嬢が川上弘美さんと電話で直接お話したと聞いた時も(■『桑原裕子ブログ』参照)、朱川湊人さんが前回の朗読公演でトークゲストとしていらっしゃった時も、気になるのはそのお声。
特に田口さんは「わたし」という一人称で作品を書かれることがほとんどだから、
いままで読んできた田口さんの作品中のたくさんの「わたし」が田口さんと重なるようで、とても興味深かったです。

作者が読む、というのはある意味ひとつの完成形で、
少しでも田口さんの呼吸を吸収したいと田口さんばかり見てました。
では、田口さんが書かれた作品を第三者である私たちが読むってどういうことなのか、
深く考えさせられました。
KAKUTAの朗読の夜シリーズも今回で6回目を数えますが、ここらでもういちど原点に立ち返りたい気持ちです。

朗読ライブ、とってもよかったです。
田口さんの愛とサービス精神に満ちたライブでした。
ぜひまた行ってみたい。
願わくば、
田口さんがKAKUTAに来てくださったら、ほんとにうれしいなぁ。

2011年02月16日

【朗読の夜の作り方】−チラシ、できあがりました!!!/Fumikura 原扶貴子

こんにちは!

もうすぐ稽古開始ということで、
台本を製本し、客演陣に向けての発送作業をしました。

ページを間違えないように、並べたりしつつ。
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KAKUTAメンバーで集まって、大人数でたかります。

思ったより早く作業は進み…
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手持ち不沙汰でぼえーっとしたりしながら。


んん!!!
tirasi1.JPG
作業中の写真手前に…

tirasi2.jpg
もっともっと寄って!

tirasi3.jpg
もしかしてコレ…

そうなんです。
「グラデーションの夜」のチラシがあがりました!
tirasi0.JPG
朗読公演では定番の、今回もあの場所で撮影された写真です。
今回は情報量がたいへん多いので、校正にもかなりの時間をかけました。
チラシがあがってくる瞬間は、公演準備のひとつのピークです。
かなりうれしいものなのですよね。
今回の公演はこういう感じでいくのだなっていう、名詞がわりというか。
美しいグラデーションに彩られたチラシに仕上がっております。


ちなみに、
われらが主宰・桑原裕子が現在出演中のブラジル「怪物」で配布されている折込チラシ以降、
この本チラシがおおやけに配られることになってます!
大雪だった夜にブラジルを拝見したのですが、ほんと面白かったです。
舞台上でピッカリと輝く桑原と「グラデーションの夜」の本チラシ。
どうぞー。
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2011年02月13日

【朗読の夜の作り方】−【黒の夜】Collaboration on…/Fumikura 原扶貴子

こんにちは!
今回の朗読公演は、
KAKUTA朗読公演史上最多の10の読み本と、客演陣をあわせた総勢21名のキャスト、
そして3組のコラボレーションゲストをお招きしての、
3週間3プログラム連続上演というなんともてんこ盛りな企画でございます。

今日ご紹介するのは、【黒の夜】のコラボレーションゲスト、
イラストレーター・柊ゆたかさんです!

15th.jpg
15周年の年賀状、KAKUTAメンバーの似顔絵も柊さんの作品です。
【群青の夜】のゲスト相川さんと同様、
柊さんにもKAKUTAはたいへんお世話になっております。

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戯曲本『甘い丘』の、

IMG_0627.PNG
ページ右下に1ページずつ描かれているパラパラ漫画も柊さん作です。
原画80枚の力作です。まだパラパラ~とやってない方、ぜひ。


そして柊さんのイラストでさらに特筆すべきは、筆で描かれる黒と白の世界!
KAKUTAで最初にこの筆でのイラストをお披露目してくださったのは、
朗読公演『神様の夜』だったでしょうか。
『神様の夜』も川上弘美さんの作品を9作品、4プログラムにわけて上演した公演でしたが、4つのプログラムごとにシンボルとなるイラストを書き下ろしてくださったのも柊さんです。『神様の夜』サイトはコチラ

この水墨画のようでいて、かつモダンなラインは柊さん独特のものではないでしょうか。
ホラー、闇、そんなイメージの作品を集めた【黒の夜】を柊さんがどう描くのか。
イラストと朗読公演、どんなコラボレーションになるのか。
私たちも今から本当に楽しみです。
Image8641a.jpg
さっそくの打ち合わせ。

Image865a.jpg
すでに作品の片鱗が…!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪黒の夜≫
2011年4月20日(水)~4月24日(日)

◆「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
◆「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
◆「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

2011年02月11日

【朗読の夜の作り方】−仕上げは抜かりなく/Fumikura 野澤爽子

こんばんわ!
只今、上演台本の最終チェックが佳境を迎えています。

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と、いきなり「台本」と聞いてあれれ?と思われた方がいらっしゃるかもしれません。

朗読公演と言われたら普通は“本を読み聞かせていく舞台のこと”を連想しますものね。
でもどうして台詞を伴った「台本」が必要なのかしら?

それはKAKUTAの朗読公演が“本を読み聞かせる面白さ”を前提にしながらも、俳優が実際に動き、演じて、目でも耳でも楽しめる限りなく演劇に近づけた朗読スタイルを取っているからなんです。
この朗読スタイルのことをKAKUTAでは「Active reading」と呼んでいます。

小説の中の登場人物たちが自由に動ける体を得て本の外へと飛び出してくるようなイメージ!と思っていただけたらわかりやすいかもしれません。

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そんなわけで「Active reading」の大切な土台となる「台本」の最終チェック。
私たちの眼光にも泣く子を探すナマハゲのごとき鋭さが宿ります(笑)

誤字・脱字はいねえかぁーっ!!

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無事、チェックが終わるとメンバーから労いのメッセージが!
同じようにPC画面に向かっている仲間の姿を思い和みます。
さぁ、あともう一息。抜かりなく仕上げていきますよー!!

2011年02月07日

【朗読の夜の作り方】−【群青の夜】Collaboration on…/Fumikura 原扶貴子

こんにちは!
先日のキャスト発表にひきつづき、またまたみなさんへお知らせです!

「グラデーションの夜」を彩る【群青】【黒】【桃色】、
この3色は各プログラムのテーマとなるカラーですけれど、
それぞれのカラーを特徴づけるのは、読み本やキャストだけではありません。
読み本10作品、総勢21名のキャスト、さらに…

今を輝き、旺盛に活躍されているアーティストの方々を
贅沢な週替わりで、コラボレーションゲストとしてお迎えします!!!!!

「グラデーションの夜」第一週目、
都会・東京・街…そんなイメージの【群青の夜】のゲストは、
写真家、相川博昭さんです!

相川さんには、KAKUTAの舞台写真をずっとお願いしてきました。
はじめて相川さんの写真を見た時、生のもののはずの舞台の空気がそのまま写っていて、本当に驚きました。
相川さんの舞台写真は、KAKUTA・HP「上演記録」内の『バラコ胸中吐露辞典』で「フォトギャラリー」としてUPされていますのでぜひご覧くださませ。
■『バラコ胸中吐露辞典』(桑原のコメント付きです!)

15周年という区切りの年に、こうしてがっぷりよつを組めるのは、とってもうれしいです!
15周年記念パンフレットの写真も相川さん撮影です。
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そして写真だけでなく相川さんが撮影した映像が、このたび日本を飛び出し世界的にも認められました。
2010年7月24日に撮影された映像を世界中から公募し、8万本の作品の中から、優秀な20人として日本人でただ一人選ばれた方なんです!!!!!
それら公募作品を集めて作成された映画「Life in a day」のワールドプレミアムに招待されて、先日サンダンスへ行っていたんですって!!

桑原のブログでも相川さんのことを詳しく紹介していますのでぜひ!
■『桑原裕子のブログ』

そんな相川さんを【群青の夜】にコラボレーションゲストとしてお招きし、都会、東京、街…を写真で魅せます。
どうぞお楽しみに!!!!!


次回は、【黒の夜】のコラボレーションゲストをご紹介します!


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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫
 2011年4月13日(水)~4月17日(日)

◆「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
◆「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
◆「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
◆「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

2011年02月06日

【朗読の夜の作り方】−月イチで集まる/Fumikura 原扶貴子

こんにちは!
昨夜はKAKUTAの定例ミーティングでした。
特に議題がない時期もほぼ毎月、劇団で集まる機会を作っております。
集まってみると何かしら話すことがあるので面白いものです。

今回の定例会は議題盛りだくさんですヨー!
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Fumikuraから朗読公演の進捗状況を報告。
KAKUTA・HPに近日UPされる朗読公演特設ページのことについて意見を交換しました。

もうひとつの大きな議題は、15周年記念パンフレット!!!
パンフレットを作ることについてはKAKUTAからお届けした年賀状でもお伝えしましたが、その作成がただいま佳境を迎えてます。
パンフレット製作チームがイメージページを作成してきてくれました。
具体的に形になってくると、いろいろ意見も広がりやすいですよね。
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全体の話が終わると、自然と座り位置のフォーメーションが変わります。
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KAKUTA制作チーム


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パンフレット製作チーム


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稽古場打ち合わせ

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衣装チームの留里子(山崎)は今夜は一人

普段メールや電話でやりとりを重ねているのですが、
こうやって会うとすぐに話が通じたり、解決したりするのですよね。
ですからここぞとばかりにあちこちでいろんな話題が飛び交ってます。

そんな中、この人だけはカメラに気づくとこの有様です。
成清団長、よろしくお願いします!!!
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2011年02月05日

【朗読の夜の作り方】−決定の夜/Fumikura 原扶貴子

こんにちは!
4月のKAKUTA朗読公演「グラデーションの夜」、
ついに詳細をお伝えすることができました。
手前味噌ですけど、このタイトルかなり気に入っております。
歴代のタイトル、「満天の夜」「女の夜」「神様の夜」…どれとも違う響き。
桑原と話し合い、このタイトルと読み本を決定した夜のことを思い出します。


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「迷うねぇ」

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「もしかして…決まり?!」


読み本探しの準備期間をへて、
あの小さな一夜からすべてがはじまりました。
公演に向けての動きは企画作りという頭の中の作業から、実際の行動へとシフトしてきております。
ただいま舞台美術の打ち合わせや、チラシ作成に東奔西走のKAKUTAです。

その模様はまた改めて!

2011年02月03日

【朗読の夜の作り方】−キャスト、発表します!/Fumikura 原扶貴子

「福は内ーーーーーーー!」
朗読公演「グラデーションの夜」のキャストをお伝えします。
今日は節分、なんだか幸先いいですね!!!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6
「グラデーションの夜」

作・演出 桑原裕子

アトリエヘリコプター(@五反田)

◆2011年4月13日(水)〜5月1日(日)◆

≪群青の夜≫
2011年4月13日(水)〜4月17日(日)

≪黒の夜≫
2011年4月20日(水)〜4月24日(日)

≪桃色の夜≫
2011年4月27日(水)〜5月1日(日)


成清正紀(群青・黒)/若狭勝也(群青・桃)/原扶貴子(ALL)
野澤爽子(黒・桃色)/高山奈央子(ALL)/横山真二(群青) 
馬場恒行(群青)/佐賀野雅和(群青・黒)/ヨウラマキ(黒・桃色)
桑原裕子(群青・桃色)

磯西真喜(群青・黒)/演劇集団円
西田薫(群青・桃色)
実近順次(黒・桃色)
坪内悟(群青・桃色)
上瀧征宏(群青)
尾崎宇内(群青・黒)/てがみ座
原田麻由(群青・黒)
植木祥平(黒・桃色)/渋谷ハチ公前
柴田さやか(黒・桃色)
渡辺昇(群青・桃色)/北区つかこうへい劇団
澁谷佳世(黒・桃色)

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総勢21名!
客演のみなさんはすべて昨年8月のワークショップオーディションに参加してくださった方々です。経験豊富なベテランの方からフレッシュな若手、はたまた北九州から参加の方もいます。
これだけ幅広く役者さんが集まってくださったのは、KAKUTAの15年を振り返ってみて、大変感慨深いです。
KAKUTA初期の頃は、同年代の役者で作る作品がほとんどでしたから。
客演のみなさんのお力を借りて、もちろんKAKUTAメンバーも15周年公演の第一弾、はりきってますよーー!

ちなみにKAKUTAメンバーのうち、
「ALL」と表記されているのは全プログラムに出演するということです。
高山と原、金太郎飴のようにどのプログラムにもいます。
どうぞお楽しみに(笑)

2011年01月31日

【朗読の夜の作り方】−朗読公演特設ページはいかに/Fumikura 原扶貴子

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今夜も今夜とて、Fumikuraミーティングです。
公演の詳細が決まったら、
じゃあ今度は、どうやってみなさんに楽しんでもらうか。
どうやったら、公演が始まるのをみなさんに楽しみにしてもらえるか。
いつもKAKUTA公演前にHPへ掲載される公演特設ページのコンテンツについて話し合いました。

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時にはiphone先生に助けてもらいながら、

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時には喧々囂々の意見を交わしながら、

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「写真横にするには?→アメブロ」
時には、こんな些細なことから考えていきます。
結局、「縦でも横でもいいじゃん」ってことに落ち着いたりするんですけどね。

2011年01月30日

【朗読の夜の作り方】−読み本、発表します!/Fumikura 原扶貴子

みなさん、こんにちは!
お待たせしました、KAKUTA15周年公演第一弾、「朗読の夜」の詳細をお知らせします!

アニバーサリーイヤーにふさわしく上演期間は3週間。
プログラムは毎週入れ替わり、それぞれの色で魅せる3週間です。
読み本はKAKUTA朗読公演史上最多の全10作品!!
それぞれの作品を横糸とするならば、
縦糸として朗読作品を編み上げる桑原裕子のオリジナル脚本もどうぞお楽しみに!


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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)


■プログラム1-≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)

「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)


■プログラム2-≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)

「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)


■プログラム3-≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)

「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)

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どうでしょう。
お気に入りの作品、作家さんはいましたか?
≪群青≫≪黒≫≪桃色≫それぞれの色から連想される作品を集めてみました。

また、3つのプログラムでは読み本の色の違いだけでなく、
まったく別ジャンルのクリエイターの方たちをお迎えする予定です。
それぞれのご紹介は、あらためて。
どうぞご期待くださいませ!


KAKUTA朗読公演、そしてFumikura、いよいよ本格始動です!

2011年01月22日

【朗読の夜の作り方】−嬉しい再会/Fumikura 野澤爽子

連日身震いするほど厳しい寒さが続いておりますが、これも春到来への下準備。
厚く積もった雪の下で植物の種たちは芽吹き出す時を待って力を蓄えているのでしょう。

Fumikuraでもお正月休みからメンバー内で分担して進めていた上演本を台本に起こす打ち込み作業が終わり、先日は公演チラシ用の写真撮影も行われました!

少しずつですが、着々と形となってこの手や目に、感じ・見られるようになってきたことに励まされます。
春の訪れと共にぐんぐん伸びていけるよう念入りに準備してさらに鋭気を蓄えていきますよー!

さて、そんな意気込み新たにした折、とても嬉しい出来事がありました。

昨年渋谷区に新しくできたプラネタリウムをご存じでしょうか?
最新鋭の投影機と全天周型のプロジェクターが完備され、小型惑星探査機・HAYABUSAの壮大なプロジェクトを紹介したオープニング番組が大人気で連日多くの人で賑わっています。
そこで、私も先日行ってきたわけなんですが、入館チケットを購入した際に券売機の横に立ってご案内をしていた女性の方が開場時間をアナンスしてくださいました。 

「投影時間の15分前からご入場いただけます。」

柔らかく耳に優しく語りかけてくるような声…

聞き覚えのある声に顔を上げるととびきり嬉しくて懐かしい笑顔がありました。

その主は朗読の夜シリーズ「満天の夜」でご一緒させていただいた永田さんでした。

永田さんは町田の東急デパートの屋上にあったプラネタリウム・とうきゅうまちだスターホールので上映される様々な番組の作品解説員をされていて、“プラネタリウムで朗読公演を!”という私たちの強い希望を様々な制約がある中、とうきゅうデパートさんとの交渉を進めてくださり一緒になって作品作りに携わってくださった方です。

初めてスターホールさんへ会場の下見でお邪魔させて頂いた時に永田さんが当時のテパートの屋上から見える星空の解説をしてくださって、初めてお会いするはずなのにとても懐かしくて胸の中が安心感でほーっと満たされていったのを今でもよく覚えています。

残念ながら公演を行った翌々年にスターホールは多くの人に惜しまれながら閉館してしまいましたが、「これからもプラネタリウムや星のお仕事に携わっていきますのでまたお会いできるのを楽しみにしています。」と閉館前の特別上映に伺った際も涙と鼻水でグズグスになった私に優しい声で話してくださいました。

だからこうして楽しみにしていたプラネタリウムへ出かけて行き、また永田さんにお会いできたのが本当に本当に嬉しかったのです。

あ、お目当てだった「HAYABUSA‐帰還バージョン」もすっごい良かったですよ!!
まさか涙腺決壊しそうになるとは思ってませんでした。

そんなわけで、上映後は興奮状態のまま永田さんの元へ(笑)

そして、HAYABUSAの感動と共に4月に朗読の夜シリーズの最新作が控えている旨をお伝えすると「わー!楽しみですねぇ。」ととても喜んでくださいました。

スターホールはもうないけれど、永田さんと私たちとをつないでくれたあの満天の星空は今も変わらず輝き続けているのだと思います。

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2010年12月24日

【朗読の夜の作り方】−上演許可申請中/Fumikura 野澤爽子

刻々と年の瀬が迫って参りましたが、年明けから勢い良くスタートダッシュを切るためにも今年中にできる準備は万全にしておきたい!Fumikura内の動きもさらに活発になってきております。

前回お知らせした通り、劇団員総出で取り組んだ読み本探しを経てついに上演候補作が出揃いました。
作品数もこれまでの朗読の夜シリーズの中で最も多く作家さんの顔ぶれも多彩かつ豪華! 
このラインナップがすべて実現したら相当面白くて素敵な公演になるのは間違いありません。
そのためには著者である作家の方々からの作品を使用しても良いですよという了承を得ることが必須。 
そこでご協力いただくのが候補作が収録されている本の出版元・出版社の作家担当をされている編集者さんなんですね。 
直接連絡を取ることができない作家の方々との間を取り次いでいただくのですが、一番最初にお電話をかける時は本当に緊張します。

昔、まだ携帯電話が普及する前は好きな子に電話をかけるときには誰もがその子のお家に電話していたと思いますが、少し不安が入り交じるようなあの独特の緊張感に似ていると申しましょうか。

でも緊張してもやっぱり大事なのは、この作品を是非とも私たちの朗読公演で上演したい!と情熱をもってお話すること。
逆にそのことさえブレずにきちんと持っていれば大丈夫。
というのは我らがFumikuraリーダーの原さんの言葉です。

というわけで、私は2人の作家の方の編集者さんにご連絡をしたのですが、お2人ともそれぞれに忙しい中とても丁寧に対応してくださり、なんと今月に入って早々に担当されている作家先生からの承諾のお返事を取り付けてくださったのです!

お電話をいただいた時は嬉しさのあまり思わず声がうわずってしまいました。

作品を書かれる作家さんがいらして、それを広く読み手となる私たちに届ける編集の方がいて…
普段はあまり意識することなく書店や図書館で本を手に取っていたのが、こうして作品使用の承諾をいただくお願いをする中で大切な流れを感じることができたのも嬉しかったです。

他のFumikuraメンバーからも続々と朗報が届いてきておりますよー
間もなくお知らせできる公演詳細、楽しみにお待ちいただけたらと思います!

2010年11月28日

【朗読の夜の作り方】−上演候補作品選出/Fumikura 野澤爽子

お久しぶりです!Fumikura・野澤です!
前回の原さんの投稿から1ヶ月…
ずいぶん長いことご無沙汰してしまいましたが、その間、碁盤の上の戦い・将棋のごとくじっくりじっくりと歩みを進めておりましたよー
後れ馳せながらまずはそのご報告をば。

これまでの朗読の夜シリーズでは上演作となる小説を選ぶ際に、公演全体を貫くテーマを決めてそれに添った作品探しをしてきました。
プラネタリウムを会場に選んだ『満天の夜』では“星”をテーマに。
初のホラーテイストに挑んだ『帰れない夜』では“恐怖”をテーマにという具合に。

ですが今回は、話し合いの中で挙がってきたいくつかのキーワードは置きつつも、先にカッチリとしたテーマは決めずにまずは面白いと思う作品・やってみたい作品を探してみるところから始めてみたんですね。
するとどうでしょう!
これまでになく様々な作家さんの小説が集まってきました。
その中には今まで私が触れることがなかった作家さんの作品もあって。
上演作品を探すための本探しでもあるけれど、こうして新しい作品世界に出会える。これぞ朗読の夜シリーズを作っていく醍醐味!
改めてそう思いました。

さて、こうして集まったたくさんの候補作。
今回は独立した構成による過去最大の3プログラム上演を予定しているのすが、どんなテーマでどのようにカテゴリー分けするか?
逆に頭を悩ませることになりましたが、ついに冠となるテーマが決まりそれぞれのカテゴリーに合わせた候補作品が出揃いました! 
いやーかなり豪華な顔ぶれによる珠玉のラインナップだと思います!

そ・れ・は…

と、今すぐにでも発表したい気持ちでいっぱいなのですが、ここはグッと堪えて。
晴れてご報告できるようになるには、私たちの仕事の中でもっとも重要だと言っても過言ではないある交渉過程を踏まねばなりません。

次回はまさにその真っ只中にいる私たちの今をお届けしたいと思います!

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つづく…

2010年10月19日

【朗読の夜の作り方】−読み本プレゼン/Fumikura 原扶貴子

朗読の本探しも佳境。
先日も各人が探してきた本の読書会でした。
まぁ、どんな文学少年少女の集まりでしょう。
読書会…いい響きです。

さて、今回集ったのは、
ニューフェイス・ヨウラマキさん、宿坊でどんな顛末を向かえたのかブログの更新が待たれる馬場さん、「Root Beers」オツカレサマの高山奈央子さんとFumikuraメンバーでした。
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現在、百本ノックを受けているような、ひたすら多読の生活を送っているのですが、
まぁ、これだけ読んでいれば、嫌でも自分の好みが分かってきます。
そのこと自体は興味深いのですが、だんだんと自分の感性に飽きてくるのも事実。

そんな時にこうして、読書会を開き、メンバーの推薦本を読むのはとても刺激になります。
若狭さんが持ってくる作品は存外、暗黒趣味であったり、
ヨウラさんはすこし風変わりな、彼女自身の持つ不思議な存在感そのものに似た作品であったり、
馬場さんは直球ストレート、でも他のメンバーとは全くかぶらないちょっとズレた感覚(あ、いい意味で)、
野澤さんはストレートな心打つ作品ももちろん好むjけれど、ちょっと冒険してみたい好奇心旺盛な作品、
とまぁこんな風にそれぞれにパーソナリティを反映したようなラインナップが出揃いました。

声に出してみると、黙読とはまた違った魅力が見えてきます。
逆に作品によっては、文字を目で追って読むからこそ面白いことに気づいたり。
面白いと一口に言っても、いろいろな種類の面白さがあるのですよね。
本の海、言葉の海に漂流しているような気持ちです。

漂流の岸辺、読み本決定の目標は今月、10月末。
私たちはどこに漂着するのでしょう。
それまではもう少し時間があります。
不思議と焦りはありません。
それは、今回のプレゼン本の中にクリーンヒットなものがあったせいかも。
ふふふ。

もうひとぶんばり、いい本に出会いたい!
朗読の神様、私のおでこにコツンと素敵な本を降らせてくださいませ!!

2010年10月13日

【朗読の夜の作り方】−読むべし!読むべし!読むべし!/Fumikura 原扶貴子

最近、書店→図書館→自宅→書店…な行動パターンの原です。
こんにちは!

気づけば今年もあと3ヶ月ほど。
そして来年の朗読公演まであと半年!!!
読み本決定も最終局面を迎えております。

この時期、ともかくは読み本を探すことが先決です。
現時点で劇場は決まっているけれど、
読み本が決定しないかぎりは客演さんでどんな方をお呼びするのかとか、
上演スケジュールやら、朗読公演の企画そのものがなにも決まらないのですよね。

【朗読公演の作り方】としては、確信犯的に地味な草の根運動の時期なのです。
やみくもに本を読むだけだと普通の読書サークルになってしまうので、
昨日は本探しの方向性や朗読公演の企画をすりあわせる為のミーティングもしつつ。

いつもの喫茶店で
Fumikuraメンバーが一人。
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(読書する人の形って、造形的にいいものです)

二人増えて、
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コンプリート。
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本を探していると、食わず嫌いを解消できるのが面白いです。
今回も食べられるようになった作家さんが一人いらっしゃいます。
某テレビ番組みたいに、食わず嫌い王、読書バージョンってできないかなぁ。
あ、なんか角がたってしまうでしょうか。

今週末には今までの候補作を持ち寄って、読み合わせ大会の予定です。
声に出してみるとまた違った魅力に気づけるのですよね。
まだ見ぬ本を探して、読んで読んで読みまくります。


2010年09月07日

【朗読の夜の作り方】−プレゼン大会/Fumikura 野澤爽子

こんばんわ!Fumikura・野澤です。
9月になったとはいえまだまだ厳しい残暑の毎日が続いておりますが、それでも夜になればコオロギやスズムシといった秋の虫たちの鳴く声が耳に心地よく届くようになりました。
ささやかな変化でも新しい季節の到来を感じるのはやはり心踊るものがありますね。

さてさて、そんな中、来年春の朗読公演で上演してみたいと思う候補本を劇団員それぞれが持ち寄ってのプレゼン会が開かれました。

これまでFumikuraのメンバー内でもどんな作品をやってみたいか意見交換を重ねてきましたが、劇団員皆が自由な視点で選んできた作品はそれぞれの個性が反映されバラエティーに富みつつもどこかつながりのあるテーマを感じられて『視野の広がり』と『進んでみたい行き先』の両方がググッと目の前に引き寄せられた手応えを感じました。
そして最後にはプレゼンし合ったお互いの気になった本を交換しあってお開きとなりました。

これから深まっていく秋という季節にもってこいな本探し。
皆でますます楽しんでいきたいと思います!

2010年09月06日

【朗読の夜の作り方】−プレゼン/Fumikura 若狭勝也

KAKUTA来年の朗読公演の上演本(短編)を劇団員で探してまして、各自のオススメ本を紹介するプレゼンを行いました。

馬場くんがスケッチブックを使い、紙芝居風にオススメ本の物語を紹介していまして、その様子が面白く、
馬場くんのオススメ本はかなり良い作品なのだそうですが、馬場くんの説明からはなかなか伝わらず・・・、
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それより馬場くん自体が面白く、みんな爆笑。

その本は読んだらきっと面白いのだろう。
プレゼンは難しい。

なかなか良い候補作がいろいろ出てきまして、早くも楽しみになってまいりました!

まだまだ本探しは続きます。

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2010年08月31日

【朗読の夜の作り方】-図書館をさまよう/Fumikura 若狭勝也

大変ご無沙汰しております。
若狭勝也です。

只今、来年春のKAKUTA朗読公演に向けて、上演本を探しています。
本屋さん、紀伊國屋、ブックオフ、図書館を行ったり来たり。

KAKUTA朗読公演では、1プログラムで3~4本の作品を上演する事が多く、例えば公演時間を2時間以内にしようとすると、1作品で30分。
ページでいうと長くて20~30ページの短篇小説を探しています。

あ行から順番にタイトルや作家の名前を見ていったり、オススメの帯があったりするもの、ネットから評判を調べて探したり。

あれこれ探しているうちに、気のせいか本の
“背表紙(本棚に縦に入れたとき見える部分)”
で分かってくる事があります。

ホラー、サスペンスものを探したい場合、背表紙が黒色が多い。
黒色中心で探してみたりするのも面白く、タイトルだけでは、一見、ホラーと思わない作品を見つけれたりします。

そして、短篇ばかりを探しているせいか、
タイトルで短篇かどうか分かるようにもなってきた。
まだ法則をつかめていないのだけど、短篇だと思って本を開くとほぼ短篇!
なんだろうか・・・。

■タイトルから、なにか内容を訴えかけているものは、ほぼ短篇ではない。
例:「さまよう刃」「クライマーズ・ハイ」「重力ピエロ」

■勿論「上・下」巻があると、短篇ではない。
(※「○○○短篇集・上巻」は短篇。)

■なんとなくタイトルから広がりがある、いくつもの内容が想像出来るのが、短篇!
例:「ドリーム・タイム」「つめたいよるに」

-----
と、意識して新たな本を開いてみたら、

長編でした・・・。

夏ももうすぐ終わります。
まだまだ探します!
本屋、ブックオフ、図書館、どこも冷房が効いていて涼しいですしね☆
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2010年08月03日

【朗読の夜の作り方】-レシピ、はじまります!!/Fumikura 原扶貴子

こんにちはー!
KAKUTA・HPではたいへんご無沙汰しております、原です。
劇団員のほとんどがアナログだったKAKUTAもいまじゃすっかり総アメブロ時代。
メンバーの動向をブログで読んでいます時に、ハタと、

そういえば原さんってどうしてるのかな

と我ながら思い至りまして。
電磁波を恐れつつ、Fumikuraのサイトの更新、がんばります!

書くことを忘れた原が発奮やむなしのその理由は。
2011年の春、KAKUTAは朗読公演、やります。

Fumikura結成以来、はじめての朗読公演です。
せっかくなので、朗読公演上演までの様子を
朗読の夜の作り方】と題して、
ここFumikura工房のコーナーでお伝えしていこうと思います。
朗読公演までのレシピ、そんな感じでどうぞよろしくお願いします。

レシピ最初のトピックは…

劇場決定

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(左から、桑原さん、ヨウラさん(ヨ!新人!)、成清さん)

劇場の候補は最終的に3つに絞られていました。
どこも魅力的で、
劇場として整った設備、オーナーさんの芸術観に貫かれた場所、遊べる懐が広そうなところ。
朗読公演の企画が立ち上がったばかりなので、劇場選定の為の足がかかりになる決定事項が未だそうたくさんはありません。
やりたい作品をまずは決めよう、
それぞれの劇場で上演した場合の予算を決めよう、
現状で考えうるさまざまな角度から考えました。
桑原さんのお誕生日に外出した帰り、
執筆に忙しい彼女と少しでも打ち合わせがしたくて、
下北沢で電車を降りるつもりが、もっと先の彼女の最寄り駅まで追いすがったり、
Fumikuraメンバーで候補作を読みあう読書会を催したり。
劇場決定までの限られた時間に焦りながら、
最終的には制作メンバーとFumikuraで協議後、
ひきつづき執筆にいそしむバラ嬢の住む町へみんなでおしかけて、
おいしい韓国料理をつまみつつ
(食べながらざっくばらんにね、堅くならずにね、意見を交換したわけです)

とうとうううううぅぅぅ…やったぁ…(涙)
予算的にもOK、遊べる自由度もOK、な場所が決定したのでした!


写真は先日の定例会の模様。
バラ、制作陣、Fumikuraでのミーティングで結論を出した劇場候補を、
メンバー全員の前で発表。
受け入れられるかドキドキしましたわー。
ちょこちょこ意見が出つつ、やっとこさのGOサイン!!!!

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ここまで、ほぼ2ヶ月。
5月の「めぐるめく」終了後、2011年春に朗読公演をやることに決まって以来、
その時点ですでに上演まで一年をきっていましてから(通常、公演の一年半前には劇場は決まっていたりするのですよね)、血相変えて劇場を探してきました。
どんな作品をやりたいのか、という角度から探す為に平行して本も探してきました。
ちょっとここでワンブレイク。


..oO⌒Oo....oO⌒Oo....oO⌒Oo....oO⌒Oo....oO⌒Oo....oO⌒Oo..

今日からKAKUTAのオーディションワークショップがはじまります。
中休みをはさみつつ、期間は8/15まで。
昨年のKAKUTA夏フェス(覚えてらっしゃいますか、私は仏像彫りましたよ)
とはまた別の盛りだくさんな2010年…夏!

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Fumikuraの今後は、本格的な本探しや、上演プログラムを決定していきます。
【朗読の夜の作り方】、企画が立ち上がっていく様子をどうぞお楽しみくださいませ。
育児のアルバムのように、どうぞ温かく見守ってくださいませ。

よろしくお願いします!

まずは劇場決定、おめでとうございマース!!!


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◎2010年8月1日/劇場決定


2010年08月02日

【朗読の夜の作り方】-資料も財産/Fumikura 野澤爽子

昨日は月一で行っているKAKUTAの定例ミーティングが行われました。
稽古期間でない今だからこそ、皆で集まり来年に控えている公演の企画について意見交換できるこの機会は毎回思うことですがとても重要。

我らFumikuraもこれまでの動きをまとめた最新版の資料をこさえて会議に臨みました。
もっとも身近で一緒に作品を作っていく劇団員たちにまずは面白いと思ってもらえるかが?が何気に最初の関門ですし、それが皆様に面白そう!と興味を持ってもらえることにも比例してくるように思います。

修正点、急いで詰めるべきところが見つかり、意見をもらえたことで具体的に動き出す方向が決まったこと、それらをまた家に帰ってからまとめて・・・
気づいたらすっかり夜が明けておりました。

最近までカタカナ変換とアルファベット変換が一発でできるシフトキーの存在を知らなかった私。
資料ひとつまとめるにも信じられないほどの時間がかかりますが、舞台が出来上がった時に自分に返ってくる財産になると信じればなんてことはない!
と信じよう(笑)

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