KAKUTA「稽古場日記」

公演、ワークショップなどただいま進行中の活動の日記です。劇団員が持ち回りで更新します。

2002/12/08 Sun  ●○公演無事終了●○桑原

11月から12月をまたにかけ公演したあまがみ。
初演出に挑戦!というだけではなく、舞台美術プランも選曲も川本が手掛け、それはもうやることありまくりの二ヶ月半。
可 愛いとろりとした顔はやつれ、こけた頬に目はギラギラ、通常時鼻水がジュルジュル、なのに半袖Tシャツで動き回る…日を追う毎にそんな「同情するなら金を くれ!」的様相を増していった川本でしたが、メンバーを始め沢山の皆様に支えられ、無事公演を終了することが出来ました。

私にとっては「KAKUTAを客席で見る」というのが初めての経験。
小学校卒業式の練習時、5年生が贈る言葉で「私たちも努力します!」と叫んだのを感慨あまって6年生の私が一緒に「努力します!」と叫んでしまい、大変恥ずかしい思いをした思い出があります。
あの頃のように見入るうち本番中客席で立ち上がったりしないように、平常心を心がけ、記録用ビデオを撮影したりしながら緊張をごまかし、つまずいてビデオカメラを倒しかけお客様に助けられた意外は、何とか普通の人らしく本番を見ることが出来ました。
でも必要以上にカメラ前に座る客席のちゅうりさん(@タテヨコ企画)の後頭部を撮ってしまったかも知れません。

今回は沢山のお客様と受付でお会いできたのも嬉しい体験。
以 前客演してくれた青年団の志賀さんは、開場すぐに来て手製のおにぎりを差し入れて下さり(おにぎりのラッピングの上に一種類毎ポストイットで<なんだこ りゃ>などと書かれた直筆コメントが沿えられてあったのが嬉しくておかしかった)、キャストやスタッフのお母様にお会いできたり、寒い廊下で待機しながら 劇場内に笑い声が響くのを聞いたときにはいつもとはまた別の感慨がありました。

”全て自分たちで作る”実験公演と言うことで劇団員達はいつも以上に自立と向き合う公演になりましたが、でもその様な状況にあって改めて、「自分たちだけじゃ公演は出来ない」と言う当然のこと、沢山の協力があって成り立つものだということを知った公演だったと思います。
ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました!

あまがみ稽古日記もこれにて終了。しかしまもなく!!
KAKUTA本公演『くちびるに歌を待て』の稽古が始まります!稽古場日記ももちろん始動しますよ。
というわけで、またすぐにお会いしましょう。そりでは!


2002/11/30 Sat  ●○陽だまりチーム第5弾「いよいよね」大枝佳織○●


11月25日(月)
今回は毎回いろいろな人が稽古場に遊びに来てくれて、何だか楽しいわ。
おまけに差し入れなんて粋なものまで戴けることもあり、ときめいてしまうわ。今日は客演の坂本さんのご友人がわざわざいらっしゃってくれました。りっぱなバナナを差し入れてくれました。嬉しいわ。
そんなわけで今日の稽古場は、演出席やらみんなの机やらにやたらバナナがいたりして、メルヘンな感じで溢れ返っていました。

11月26日(火)
通し稽古を何度かやる度に、2チームそれぞれの目指す方向が明確になってくる。
今回は自分のチームではない方の変わり様も見守れるので面白い。稽古を重ねるうちに役同士の関係がはっきりしてきて、全体も見易く、洗練されたものになってくる。そんな状況を目の当たりにしながらの稽古は、たくさんの刺激をうけながらで、贅沢だわ。



11月27日(水)
今日は最後の稽古。バタバタしながらも、内容の濃い稽古になったのではないかしら。KAKUTAのボス、バラさんがいてくれて空いてる時間に見てくれたせいでもあるわね。
今回全く余裕のなかった私も、何とか本番を迎えられる体制に。
初演出のヒロシさん(川本)、どんな心持ちか分からないけれど、いよいよね。頑張りましょう。



2002/11/30 Sat  ●○あまがみ傍観者・その3●○佐藤滋

ご無沙汰しております。佐藤滋です。僕は今ペテカンに客演中です(クリスマスに新宿です。みなさん是非!)。

稽古場に顔を出すたび「お前〜、さみしいんだろ〜〜」とゆってくるみんなは、親戚のおじさんおばさんみたいだぜ。さみしくなんか...あるよ(@_@)
そういえばこないだ、稽古場を間違えてしまったフキちゃんが、ペテカンの稽古にひょっこり顔を出した時、小学校の教室にお弁当を届けに来たお母さんみたいでした(嬉しかったという意味です・)。

作 品ができあがっていくまでのみんなの奮闘を見ることができず、ちょっぴりさみしく感じています。みんな知らない内に髪形変えてイメチェンとかしてて さ...おまけにシンや坂本さんには「○○○(よその劇団名)の方でしたっけ?」とかいわれるしさ...でも帰り際「ペテカンの稽古がんばって。」なんて 声かけてくれて.
..ちょっとジーンとか...してさ...みんながんばれ(:_;)

いよいよ本番だね!あまがみ!あまがめ!!俺もしっかりがんばってきます。

P.S
しかしヒロ、頬がこけたな...男前になった

2002/11/25 Mon  ●○あまがみ傍観者・その2●○成清正紀

最近、「オヤジくさくなった?」とか「年、くった?」とか疑問形で言われる。
心外、すごーく心外。そんなつもりはないんだけど。BQMAP野稽古場で女の子としゃべってたら「セクハラ!」と言われたし、この間タテヨコ企画を見に行った打ち上げでは「KAKUTAのお父さんが来た」ってだれかが小声で言ったのが聞こえた。俺、まだ28歳。あえて反応はしなかった。この間KAKUTAの稽古場をのぞきに行ったらハワイに「おい、おっさん!」と言われた。ちょっとめまいがした。その日はシュークリームを差し入れに持っていったんだけど、そういうのがいけないのか?
自分ではわからない。

もうすぐ本番。いつもより若くなってるであろうKAKUTAあまがみ企画。自分もすごく楽しみにしてます。
がんばれよー!

2002/11/25 Mon  ●○一週間のまとめ●○桑原

稽古もいよいよ佳境に入り、小屋入りまで後わずか。
しばらく傍観者の立場でいた私でしたが、当然稽古場へ足を運ぶことも多くなりました。
最初こそ「あっバラが来た」なんてもてはやしてくれてたものの、今じゃすっかり新鮮味もうせ、今更私が来たところで日記にはドロドロしたたこ焼きを食ってたことくらいしか触れられてません。
ねえ、私の肌はどうなのさ?松田よ、なあ!なあ!

それにしても皆テンションの浮き沈みが激しい。落ち込んでたかと思えば爆笑。かと思えば涙目。
「ミナ、ココロ、ダイジョブデスカ」そんな片言を捧げたい。
小屋入り前のKAKUTAの稽古場はいつもこうなのかしら、と普段誰よりもテンパッている私が言うのも何ですね。
離れて初めてわかることもあるものです。
嗚呼。KAKUTAはテンパりやすい

しかしながら最近の松田君は少ししっかりしてきた気がします。末っ子体質の甘えん坊マツ(一度もそんな呼び方をしたことはないが)ではなく、時に皆の士気を高め、時に和まし、いい感じなんじゃないでしょうか。そんな松田君だからこそ、成清に乱暴な口が利けたのかも知れません。
そして長女気質の一人っ子タムーン(田村。これはたまに呼ぶ。そして嫌がられる)は、この時期になると俄然パワフルになります。やはり「TA」の血が騒ぐのでしょう。
「初通しで初尿意」がトピックだなんて…田村さんらしいです。
そんなあなたを頼りにしてます。

さあこうしちゃいられません。私も明日は稽古場へ。
がんばれ、ヒロ。後もう少し!


2002/11/24 Sun  ●○とまとチーム第四弾「通し稽古の日々」田村友佳○●

11月21日(木)
今日は初通し。タテヨコ企画の公演で遅れて稽古に参加した私には、本当に初めて通してこのお芝居をすることになった。ドキドキしちゃうわ!なんて考えていたのに、第一部の「陽だまりの猫」が始まったら面白くて思わずリラックス、観客ムード。が、しかし!衣装のスカートが思ったより25歳になった私の体を冷し、通し中に尿意をもよおす。「み、みんなごめんねー。」・・・静かにトイレの為、席を立った。約十年間の芝居人生。初通しでトイレに行ったのは初めて。初、初って。でも確か「初」って縁起のいい言葉よね。初体験、初詣で、初婚。いいスタートを切ってるってことか!うふっ。

11月22日(金)
2度目の通し稽古。稽古後にスタッフミーティングを予定していたため、初めて全スタッフが勢揃い!なんと、稽古場に20人もの人が集まった!!今回、オムニバスということもあり稽古場の人数が常時5、6人だった私達には驚異的な人数。びびる、びびる。緊張のあまり、その場うろうろ当たり前。気合い入れるため、照明プランの西本さんにいただいた靴下を身に付けて行った私。「勝負の時に履きなさい」そう言われていただいた、この靴下。西本さん、確かに今日は勝負の日でした!

11月23日(土)
今日はぬき稽古の日。夕飯を挟んだ後、転換の稽古が始まった。美しい曲にのせられてみんなが動く転換は、台詞がない分、表情やしぐさにドキッとさせられる。「フキちゃん、その横顔素敵よ。」なーんて、女郎の姉さんみたいな台詞を心の中で呟く私。反面、もう一つの転換はアップテンポな曲。動きを指示する、ヒロが稽古場を舞う!舞う!いつも疲れ顔でボーと座っている彼だけに、ついつい忘れちゃうけど、体がキレる人だったんだわ。久々に稽古場を飛んでる彼を見て、なんだか元気が出てきた。よーし、明日は私が飛んでやる!


2002/11/21 Thu  ●○陽だまりチーム第4弾「ハワイアンブルー」松田昌樹○●


11月18日(月)
今 日は、久々に陽だまりの稽古。僕は4日間のタタキでやれることは全部できて満足していた。しかし相模大野の倉庫に図面を忘れてしまった。1時から稽古とい うのに、朝10時に家を出て倉庫に取りにいった。しかも今日は衣装合わせで大量の荷物…。しかも駅から倉庫まで15分!遠い…。途中でジュースを飲んだ。 幼稚園の子どもが走っていた。そんな些細な風景もいつもと違って見えた。
稽古場に衣装のルリちゃんが来た。ルリちゃんは若いな〜肌がキレイ☆バラも来てくれた。食べにくい「たこ焼き」を食べていた。


11月19日(火)
今日はナリ君がケイコ場に来た。なんか気をきかせてしゅーくりーむを持ってきてくれた。黒のニットを着ていたせいか大物に見えた。ケイコ終了時片ずけ中メジャーをしまおうとした時ナリ君がメジャーを誤って離してそれが僕のところに飛んできた!びっくりして思わずおっさん!!と言ってしまった。反射神経で脳まで来ないで脊髄あたりで出た言葉だった! 偶然にして僕がナリ君をどう見てるかわかった瞬間だった。 チョーおもしろかった!


11月20日(水)
今 日は稽古場に照明オペをやってくれる「ヤマキョン」こと、山口恭子ちゃんはじめ、4人が稽古を見学しに来てくれた。今まで、5人対演出家ヒロという稽古場 で稽古していたせいか、気付かないうちに、うちにうちに入ってしまって、観にきてくれてる人に面白いものを見せようというサービス精神が薄れていたような がする。目の前にいる人を楽しませられないで、お客さんをどうやって楽しませることができるのだろうかと感じてしまった。段取りや細かい動きを一つ一つ やっていくのも、重要だと思うけど、そういう根本的なことを忘れちゃいけないという事を改めて思った。

2002/11/17 Sun  ●○一週間のまとめ●○桑原


今週は早かった。アッ!という間に過ぎました。
時の早さに驚いてる場合ではないのですな。それだけ本番も近づいているわけです。
今週は稽古やミーティングなどで何度か劇団員にも会いました。
佐藤滋も久々に見た。髪の毛が立っていて、ペテカンに影響されたおしゃれだろうか。ペテカンはもっとおしゃれだと思う

私が差し入れ持っていったら皆に驚かれた。失礼しちゃう。まあ私もすごく恩着せがましく配ったわけだけど。横山にあげたら「え?俺にだけ?」と聞いてきた。アホか。
どんな期待だよ。

原フキコの日記にもう一言だけつっこませてもらえるなら「サケの産卵」がボロボロなんではなくて「サケの産卵後」がボロボロなんじゃないのかしら。細かい上にどうでもいいね。
原さんはここのところ疲れ気味のようで満身創痍って感じだけど、こないだ一緒にご飯食べたら私の残したたった一切れのほうれん草のおひたしまできれいに召し上がっていたから大丈夫だと思う。

たたきに突入しいよいよ形を生み始めたあまがみ。来週は通し稽古突入か!?

2002/11/17 Sun  ●○とまとチーム第3弾「タタキ・タタキ・タタキ」横山真二○●


11月14日(木)
タタキ初日。今日は相模大野にてみんなで舞台装置を作りました。KAKUTAの男性陣はみんなタタキが凄い!特に松田は普段のテンパり具合からは想像つか ないほど出来る男に変身する。それに比べて俺は・・・・・。その帰り悔しかったので松田と若さんの打ち合わせを3時間ほど見学させてもらう。明日見てろよー!

11月15日(金)
 タタキ二日目。昨日遅くまで話してたせいかちょっと寝不足。しかーし! 昨日打ち合わせを聞いていたせいか今日は実際に出来るものをイメージしながら出来た。いつもはどこをやってるかわからず出来ることをやるという感じだった けど。今日は一歩前進した気がする! 凄い楽しかった。途中いつも舞台美術をやってくれてる横田さんがきた。何もかも初めての僕達にやさしくアドバイスをくれる。気付くと9時!!急いでかたず ける。帰り道はみんな変なテンションだった。

11月16日(土)
久々のケイコ。 演出のヒロだけでなくみんなも積極的に意見を言うようになり各シーンも良くなってきたと思う。 でももっともっと面白くなると思うからコミニュケーションを大事にしてみんなで突っ走って行きますのでみなさんお楽しみに。

2002/11/15 Fri  ●○陽だまりチーム第3弾「KAKUTA変態前夜U」○●原フキコ


11月11日(月)
ヒロ(川本)の演出日記によると、ヒロはイメージを伝える言葉に四苦八苦しているとの事。
今日は物語終盤シーンの稽古で 行き詰まってしまった。役者とヒロのイメージの間に隔たりがある。もっと ヒロと話したい。あきらめずに 私たちのイメージが出会う地点を探したい。その為には まず役者が それぞれの思う、役のイメージをはっきり掴まなくては、だ。
あいまいの波にさらわれ私たちは、しがみつく木切れさえまだ見つけられないのだった。あともう少しなのに。

11月12日(火)
バラ(桑原)が稽古場に来る。なんと差し入れ持参で。
「サケが産卵に戻ってきた時に差し入れもってきてくれたみたいでうれしい」と言うと「私は産卵のサケみたいにボロボロってことなの?」と、すかさずつっこまれた。あ・・(くらり)バラの感触。お久し振りね。
チ ラシ入稿の為に遅刻するヒロ(川本)のかわりに1時間ほど、稽古を見てくれる。イメージの曖昧な箇所については必ずバラからの質問が入り、それに答えてい くうちにイメージがはっきりしてくる。途中 ヒロが合流し、演出席に座ったヒロとバラは ツインボーカルみたいだった。
バラが加わると、がぜん稽古場が明るくなる。きっと おもしろいものに対して貪欲だからだ、彼女は。



11月13日(水)
陽だまりの猫チームは稽古お休み。よって夜は観劇へ。出演している知り合いは事務所に所属しており、「携帯電話の電源は・・」という開演前の録音された挨拶は、事務所の先輩だというマイケル富岡の声だった。マイケルである事を証明するのに、やたら英語を使ってたんだけど、却って「夜もヒッパレ」の赤坂さんと かぶってました。あと、劇場へ着く前に 美保 純に会いました。


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