大阪大学を卒業、教師免許を持ち、日本史から芸能面や雑学までとあらゆる学に明るい博識役者。
「妹の売春を手引きする姉」や「愛人を殺しかける女」などの難しい役柄を次々とこなし、常に体当たりの演技で周囲を魅了する。『くちびるに歌を待て』『ムーンライトコースター』の二作品で謎の浮浪者「恒ちゃん」を演じ、そのとぼけた風合いが好評を得た。金盾進プロデュース公演や、桟敷童子などに客演し、キレのある殺陣を披露。
母性的な肉体と、それに逆らうかのようにコケティッシュな精神を併せ持ち、役によって様々に印象を変えるKAKUTAの個性派女優。
(マネージメント:ノックス)
http://www.knocks-inc.com/
~⑧最終コラボ、突入~
カーーッ
渋谷でカラスが鳴きます。
渋谷で5時ならぬ渋谷で7時。もちろん朝。
待ち合わせのタワーレコード前に行くと、
もう決して若者とは呼べない一団がたむろしていますヨ。
KAKUTAのみなさん!
辛うじてピースサインをだす高山さんは生ものチャレンジを無事終えて、すでにグロッキー気味。
ハイテンションを終えた若狭さんはすでに帰りたそうだし、馬場は相変わらず小さい(関係ない)。
マサにいたっては、始発で帰りそびれたチーマーのよう。
あ、いかんいかん、今日はマサ歓迎の日でした。
マサに一番の毒を吐くところでした(もう吐いたか)。
肝心の野澤さんは…
あ、若狭くんとドンかぶり。チキ友(チキン友だち)よ、すまぬ。
ここからレンタカー屋さんへ移動し、
大枝さんがお見送りダンス披露をする予定。
ダンスナンバーはもちろん、
SPEED!
「だけど運転はゆっくりね」
笑点的なオチがついたところで、大枝さん、どうぞー。
彼女の星屑のステージは、レンタカー屋の駐車場。
だけど、そこは彼女だけのパラダイス!
「薄汚れたシンデレラ!!」
そんなI・SHI・DA・TEの声が聞こえてきそうです。
驚くことに、
大枝独特の奇形スタイルはナリをひそめ、なんと立派に踊ってるじゃありませんか!!
なんで大枝がちゃんとオドッテルノー?!
あまりに意味不明で笑えます。
彼女の夏のチャレンジがうかがえた瞬間です。
しかし正直、
心中おだやかじゃありませんでしたねぇ、彼女のダンスで場が盛り上がれば盛り上がるほどに。
今からこんなに盛り上がったら、次のイベント仏像贈呈までテンションを維持できるのか…
けれども止めることのできない己の爆笑の声が、レンタカー屋の鉄筋の虚しく響きます。
それにしても、朝からなんててんこ盛りのKAKUTA最終コラボでしょう。
ひっぱりますね、
かえってハードルをあげてますね、原のバカ。
~⑦最終コラボへのカウントダウンIN東京~
正直言って、いいですか。
なんかもうね、コレでもいい気がしてきたのは私だけでしょうか…
あ、まちがえた、
最新の仏像画像はこっち↑だ、
って、もうどうでもええわ!!!
地道に掘り進める作業なので、ノミを使っていた時代からすれば、彫った時間の割りに変化が少ないんです。
だから何時間掘っても達成感が薄いんです!!!
ブログを盛り上げる話題もないんです!!!
(パパラッチ リメンバー、おお懐かしい…)
同じような状態の仏の画像ばかりが増えて、PCのデスクトップがお祭りです。
ある意味、仏陀祭りです。
こちらをご覧ください。
ミロのヴィーナス。
これがなんで良いかっていうと、”腕がないから”って言われてますよね。
失われた腕が人の想像を呼び起こすと。
変に想像を補おうとすると…
かえって、格調が下がる。
遊んでばっかりですが、彫ります。
実はこの作業、最終コラボ富士Q行きの前日の話。
明朝7時の渋谷に届けることができなくば、
残虐なFUJIYAMAに劇団員たちが血祭りにあげられてしまう!
佐藤滋の運転の犠牲になってしまう!
みんなを守りたい!!
そして新劇団員の待っていて!
まずは下書き。やはり格調を下げることしかできません。
↓
下書きの輪郭にあわせて線を彫っていきます。
↓
下書きの線からさらに掘り進めます。まずは頭と耳。
↓
体の側面も忘れずに。衣のラインを出していきます。
けっこう順調です。でもバランスが難しい。
下絵はあるけれど、その線を立体に置いた時のプロポーション感覚がものすごく問われるのだなと実感。
ぷす。
ん? あ゛…
タラ~
「あんたも人の子だったんだね」
ハイジ、あんた、いい人生を送るだろうよ。
仏像blogはじめての流血騒動です。
私が先に血祭りにあげられてしまいました。
子どもの頃、転んで怪我などしたら、そこいらの石を手当たり次第に血で染めて、呪いの石を量産してませんでしたか?私はしてました。
が、
今回はおかしな呪いをこめることはできません。
みんなを守るために!
(もういいよ)
血が漏れないよう用心して絆創膏を貼る。
ああ、女のくせに、血に弱いんです…テンションが落ちてきた…
時計の針は、無情の深夜3時。
ハラよ、
お前は仏像を完成させることが
できるのか。
~⑥最終コラボへのカウントダウンIN北九州~
ずずずず・・・・
こんにちは、鶴の機織小屋からやっとできてきた、恩返し・原です。
体中の毛という毛をむしり終わってしまいました。
桑原の胸中吐露辞典で更新中の演出日記にもあるように、北九州リーディングセッションに参加してきました!
劇場のそばには大きな紫川。この川のゆったりとした流れには心洗われます。
「は~るばるきたぜ、函館~♪」
おかどちがいな歌を口ずさみ、川のほとりにこっくりとたたずむのは…
ハイ、私の仏像です。
8月末になっても完成しなかった私の居残り仏を少しでも掘り進めようと、北九州にまで持ってきたんです。が、
北九州出発の最初も最初、羽田空港で手荷物の中に忍ばせておいた彫刻刀を没収されてしまいました(当たり前だ)。
取り上げられるギリギリまで「仏像を彫る為に…」と彫刻刀は彫刻刀でも世界平和を願うために使うことアピールしたのですが、ダメでした。
考えてみれば、空港の人の願いは飛行機の安全。
この世から なくそう 願いのすれ違い (←ナリちゃん、俳句をどうぞ)
悲劇の産物、顔なし仏。
ノーモア、彫刻刀!私たちは忘れない。
熱い稽古と充実の公演の裏で、手付かずの仏像をひっそりと持って帰ります。
さようなら、北九州芸術劇場。
私はなんのために、
仏像を持ってきたんだ!!!!