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2007年08月 の記事
コケティッシュ探求者廃業の危機
2007/08/01 水曜日

ちゃんらーん☆まったく心当たりのない人から葉書が届き、はてどうしたもんかなぁと思案している、こん平でーす!


とうとう8月ですね!
あたらしい月になったとたん、蝉がびゃーびゃー鳴いています。
HELLO!HELLO!SUMMER TIME!
ところで、梅雨明けはいつなのかしらん。


10月に桑原が作・演出を担当する、
劇団東京ヴォードヴィルショー、京極圭プロデュースのWSに参加してきました。
わたしにとっては初めてご一緒する方がほとんどでとっても新鮮。
世の中にはいろんな役者さんがいるなぁ。楽しかったし。
一緒に過ごしたのは三日間、毎日4時間程度だったのだけど、
最終日の昨日なんて、もう一公演終わったような打ち上がり方で、
どんだけうちとけんの早いんだよという態。
「どんだけ~」
9月の顔合わせに再会を誓い、みなさんとはしばしのお別れ。
再会を約束できるのがうれしい。
夏がおわったらまたお会いしましょう。


唐突だけど。
最近、コケティッシュの探求がおろそかになっている気がする。
桑原さんのデエトブログでもコメントを頂いているように、
私は自他共に認める永遠のコケティッシュ探求者だから、
その辺の手をゆるめてはいけないなぁと自警するしだいだ。

ある雑誌の対談で、かわいいモデルさんが
「わたしなんかと付き合ってくれているだけで、なんだかありがたくて」と
現代日本におけるコケティッシュ界随一の蝶々先生(ミヤコ蝶々じゃないほう)に相談していた。その発言に仰天した先生は、
「あなたはとっても可愛いのに!だけど、自分の資産運用をまちがえている」

「資産運用をまちがえている」

この一言に心打たれ、私は静かにシャッポを、心のパンツを(BY篠山紀信)脱いだのだった。

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(「小悪魔A(アンサー)」)

さっそくCHO姉(原文ママ)の最新刊を立ち読む。
こんなかに小悪魔へのアンサーがいっぱいつまってるんだわよ!イヒヒヒ!
が。
たった数ページで茫然自失。
「永遠のコケティッシュ探求者」というキャッチコピーの
“永遠”の意味を思い知らされたから。
翌檜(あすなろ)という木の由来が、
「明日は檜(ひのき)になろう、あすはなろう」という切なる思いをこめたものであるように、
わたしはコケティッシュ界の翌檜なんだなぁ。
今は檜じゃないけれど!だからこそ檜を夢見るんだ!

はー

小悪魔の手練手管に、脱いだシャッポはそのままで
だけど心のパンツは履き直し、本屋さんを後にしたのでした。

完敗に乾杯。

今はまだだけど、
いつかはきっと小悪魔になれるはず。いや、きっとなる。


きょうのおんがく♪
カヒミ・カリィ 「alcohol」




お大尽な一日
2007/08/03 金曜日

ちゃんらーん☆年端もゆかぬ子どもが母親らしき人の背中に向けて何度も、「いやな関係!」と叫んでいた。せめて「いやな感じ!」の言いまちがい、聞きまちがいであったらと願う、こん平でーす!


暑いっすね!

予定がすっぽりなくなってしまったので、
心のなぐさみに、一日好きなことだけをしようと決める。

食べたいものを食べ、
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(『甘い丘』で客演してくださった高島雅羅さんに教えてもらったタイ料理屋さんで)

さらに食べたいものを食べ、
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(店を変えて、デザートとドリンクバーを)

本を数冊読み、

自転車で近所を散策して、携帯で写真を撮ったり、
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(むかしは、夏といえばひまわりや朝顔がいやというほど咲き誇ってた気がするのですがね)

例の区民プールで泳いだりした。
(今日も横山とは遭遇せず)

こうして一日過ごしてみると、自分の好きなことというのは、
そんなに数あるものではなくて、
私にとっては、食べることと本を読むことというのがその大多数を占めているのだなぁ。
なんだかエンゲル係数が高いね。

その合間に。
いろいろな方からいろいろなお誘い電話やらメールやらをいただいた。
私の知らないどこか別の場所で、
私のことを思い出してくれたんだなぁと思うとうれしかったな。
もちろん、そのすべてのお誘いに景気よく乗れたわけではないのだけれど、
(というか現在稽古中のため、ほとんどお断りしてしまったのです、ごめんなさい・涙)
何かをやる時に、あいつを呼ぼうぜ!と思い出してもらえるのは
ありがたいことだなぁと思ったわけで。

これから、ひさしぶりのヒンドゥー五千回の稽古。
忘れられてなきゃいいケド…
もう一度覚えなおしてもらう心構えで、いってきます。

きょうのおんがく♪
銀杏BOYZ  「夢で逢えたら」



だからって イザナギ、イザナミ にまで想いを馳せるのは極端な話だ
2007/08/07 火曜日

ちゃんらーん☆ヘアスタイルを少し変えたのだけど、最も反応がよかったのはKAKUTAの方たち。ありがたくてなんだか泣けてくる、こん平でーす!


直射日光が肌に痛いですね。
まさしく“焼ける”感じ。
肌から ちりちりと音が聞こえてくるようです。


先週末にいただいた、ブルーベリーのベーグルを食べる。
おいしい。
予想以上においしかったので、四分の一ほど食べたところで一旦やめて、
クリームチーズを買いにでる。
ブルーベリーとクリームチーズ。最高ですな。
“単体で十分よくても、相性のよいなにかと合わさったらもっとよくなる”、
世の中の真理をベーグルで再確認しました。

それから、
これまたいただきものの海苔でおにぎりをつくり、この日の弁当とする。
自分でカットするタイプの大判な海苔だったので、
切り絵のようにアンパンマンの顔を作って(ウソ)、
海苔の比率が大きいおにぎりにしてみる。
ペロリ、ごちそさまでしたん。


鈴置さんの会にでかける。
早いものでもう一年になります。
今でもわたしたちは普通に鈴置さんの噂話をする。
思い出話じゃなくて、あくまで噂話として。
会場に飾られたお写真の数々をみていると、
そのうちにまたふらりと戻ってこられるんだろうと思えてくるんだよな。
今は、たまたま、この場にいらっしゃらないだけでさ。

鈴置さんの存在があまりに濃くて、
ややもすると、
“お互いこの世に存在するけれど、もう会えない”人よりも
わたしに近いんじゃないかなという気さえする。

この世とあの世の絶対的な線引きを揺らすものは、何なんだろう。
今でも鈴置さんと、父・娘で共演させていただいた時の
あの懐の大きさというのを覚えているし、尊敬している。
それを忘れたくないなとも思っている。
つまりは、そういうことなのかなぁ。


この世にいないから会えない人、
この世にいるけど会えない人。
もう触れることができない人に、
なにもしないけれど、なにもできないけれど、
できること。

……

なんだったっけなー。
ヌマ叔父さんこと、
大好きな沼田元氣さんがなんかの本でいってたんだよな。

ちゃんと調べとくから、鈴置さん、またね。

きょうのおんがく♪
吉田拓郎  「今日までそして明日から」




食べものの話と泳ぐ話
2007/08/11 土曜日

ちゃんらーん☆また泳ぎにいきましたが、横山には遭遇せず、こん平でーす!


先日実家に電話したところ、
今年はトマトが豊作とのことだったので、
(家庭菜園ですな)
送ってもらう。
送る途中に悪くなってしまうことを母はたいへん危惧しており、
今まで一度も野菜などを送ってもらったことはなかったのだけれど、
私がどうしても実家のトマトを食べたくなったもので、せがんで、
クール便にて送ってもらう。

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(曲がったきゅうりがいとおしい)

結果は上々。
トマト、とってもおいしかったです。
夏の冷蔵庫に、
まったく安心して食べられるトマトが入っている心強さよ。

そのほかに、フルーチェとかラムネ(お菓子の)も入ってる。
特にラムネは、実家からの荷物に入っていなかったことがない。
「もうラムネなんて食べないよ」と言ってみたいが、
残念ながら、毎回ありがたくいただいている。

ありがとう。
もろもろ、だいじに食べます。


早朝から家を出たので、
パン屋さんで一息つくことにする。

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(ここの「豆乳ばなないちじくぷるーんジュース」がだいすき)

朝早くのパンの焼ける匂いっていうのは、
なんてね、心地いいんでしょう。
そしたら、店内BGMはなんだか小鳥のさえずりでさ。
BGMとは分かっているけれども、
ハワイでの朝食ビュッフェを思い出したよ。


最近、暇をみつけちゃー泳いでいる。
水の中の世界は無音で、ひとりぼっちだからすき。
そりゃもちろん潜って周りを見渡せば、
おばさまたちの派手な水着が横を通っていくんだけど、
それは地上ですれ違う感覚とはちょっと違う。
空気のかわりに水がみっちりとふさいでいる感じがね、いいんだよな。
いろんな考えがとっちらかっている時に水に潜れば、
同時に意識の底にまで潜っていける気がする。
それから。
水面を見つめていると、
それはなんだかゼリーみたいで、私の体を柔らかく包んでくれるように思えてくるのに、
実際に飛び込むと、ずぶずぶと体は沈んでいく。
その落差もすき。甘やかさないぞという感じがして。

きょうのおんがく♪
椎名林檎 「茜さす 帰路照らされど…」




図書館も書店も、大事な蔵書
2007/08/13 月曜日

ちゃんらーん☆夏にはなぜか時代ものを読みたくなるで候、こん平でーす!


避暑にでることにした。
うちにはクーラーがないからだ。
もともと、
男の子を連れ込めないような、百年の恋も冷めるような家ではあったが、
この暑さのせいで、家主の私までもが、
ついに家を追い出される態と相成ったので候。
嗚呼、よるべなし哉。

避暑地は…


軽井沢!


ではなくて、ごくごく近所の、
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(こどもがいるね)

図書館ダヨ。
ここの図書館、蔵書数は多くないんだけど、昔ながらの様子がいい。
窓をみやれば、
外はさぞかし暑いだろうよ、イヒヒヒ!というような強い光が反射している。
蝉の声もかまびすしく、
夏の図書館っていう雰囲気満載。
その中でまるで守られているかのように、
涼しく本を読めるなんて、最高にて候。

最近読み始めた長嶋有の、エッセイを手に取る。
(本棚に彼の著作がそれしかなかったからなんだけど)
彼とは同い年ですし、
文章の感覚やリズムに近しいものを覚え、
この作家さんのことを気にいり始めていた矢先に、

「大の大人が身銭を切らずに世界を知ろうとするなんて、いけないことではないが、
はしたないことに思える」云々…

という具合の、できれば本は図書館で借りるのではなく、
書店で買って読むべきだという意見を書いた項にぶつかる。
なにをかくそう、その文章そのものを図書館の本で読んでいるわけだから、
ひとりでものすごくバツの悪い気持ちになった。
彼のことを意識しはじめていたから尚更だ。

彼に嫌われちゃったな…

なんならちょっと失恋したくらいの感じにまでなってくる。
一方的に著作を読んでいるだけなんだから、
こんな妄想、ほんとうにはた迷惑なのはわかるんだよ、わかるんだけど、
でも、この感じ誰かわかってくれる人いないかなー。

まぁ、この一件で彼に深入りすることはとりあえず防げたと思う。
良識ある読者として、今後も彼の著作は読むと思う。
もちろん図書館で借りた本で、だけどね!!!!!

あはは、女ってこわいねぇ。

それにしても。
おくればせながらだけど、長嶋有、いいな。
巷ではダルビッシュ有が熱いのだろうけど、私は長嶋有を推すね。
だってダルビッシュさ、「anan」を斜め読みしたけれど、
ほーんとに、なーんにも感じなかったんだもの。
かっこいいとさえ、思わなかったナァ。
ダルビッシュに言わせれば、
お前なんてこっちから願い下げだってことなんだろうけどさ。
ま、お互いさまだね。

話がそれちゃったけど。
素直にアイムソーリー。
本屋さんで買って読めるよう善処します。

きょうのおんがく♪
ハナレグミ 「家族の風景」




初物
2007/08/14 火曜日

ちゃんらーん☆「探偵学園Q」ってテレビをなんとなくみたが、一番驚いたのは忌まわしい事件よりなにより、神木隆之介くんの声変わりだった、こん平でーす!


昨日から稽古場が西巣鴨になった。
廃校が、貸し出されているのですね。
西巣鴨で稽古をするのははじめて。
3の2の教室です。三年生だね。

んでヒンドゥー劇団員の久我くんから、梨の差し入れ。

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(皮をむいてくれたのも久我くん)

みずみずしくて、とてもおいしかった。

夏バテの胃に、梨がするすると落ちていきます。

初物づくし。


きょうのおんがく♪
お囃子 「ええじゃないか」



枇杷のベルベット
2007/08/15 水曜日

ちゃんらーん☆小池防衛相の「Why don’t you call me “マダム寿司”」って、心底センスないと思う、こん平でーす!
(ときには時事問題にもきりこむよ)


わりとフルーツ好きだ。
林檎などの花形フルーツもいいけど、
無花果とか枇杷とか気づいたときには短い旬をひっそりと終えているようなのもいい。

今日はネクタリン。
むかーしむかし、イギリスに滞在していたときに知った果物だ。
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(長野県産)

ネクタリンをひとたびガブリといけば、
イギリスにいたあの頃にぎゅーっと気持ちがもどる。
まるでタイムリープ(by時をかける少女)したみたいにさ。

味覚ってそういうものだな。
気持ちだけじゃなくて、その味を経験したその時、そのものに戻れる。
それは音楽や匂いもそうだよね。

味覚や音楽や匂い。
日常をすごしていれば、否応なく思い出深いものにでくわす。
タイムリープのきっかけというか時空の地雷というか、
そういう異次元への入口というのは、そこここにあるのだなぁ。
ぶっそうな話だよ。
もしくは。
忘れたくない気持ちや感覚は、
(くわえて、思い入れのないものまで)
味覚や音楽や匂いのなかに瞬間冷凍されているのだと思えば、
なんでもすぐに忘れてしまう、可哀想なわたしの脳も
すこしはプレッシャーから解放されるのかもしれない。


なーんてね。
おいしいものを食べるときには
四の五の考えずに、ただただ味わいたいものですが。
てへ。


きょうのおんがく♪
キリンジ 「口実」




転地療養
2007/08/20 月曜日

ちゃんらーん☆旅ってイイネ、こん平でーす!

気づけばもう8月も後半。
早いですねー。
「8月は曜日の感覚がなくなる」
そうだなー。
今月のメルマガにも少し書いたけれど、
やっぱり8月ってのは、
いくつになっても夏休みの感覚ですごしているってことなのですね。

学生時代、最後の夏休みに、
「はぁー、私の人生の夏休み(長期休暇の)はこれでもう終わってしまうのだ」
と、ひどく落胆したものだけど、
それから10年ほどたった今でも、夏休み気分はなくならないのですね。
戦後日本の義務教育を受けた人の8月は、
そういうものなのかもしれません。
嗚呼、このことをかつての私に教えてやりたい。


夏休みに乗じて。
東京を少し留守にしていました。
山の奥で、

右も、
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左も、
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後ろも、
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前も、
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山道をほんとうのひとりで、
えっちらおっちら歩いた。

ゼロになるからだ 充たされてゆけ
(by千と千尋の神隠し)

たしかに。
身も心もからっぽになって、もいっかい、充たしなおして、
戻ってきたよ。


ただいま 


きょうのおんがく♪
軒をつたう雨音



無為の人
2007/08/24 金曜日

ちゃんらーん☆今夏、一度もTUBEの音源を耳にしてないなーってことに気づき、びっくりしている、こん平でーす!


目下、ヒンドゥー五千回「渋柿の行方」の稽古中でして。
稽古場(@西巣鴨)~自宅を往復DEATH。
お友だちの誕生日プレゼントも探しにいけない始末。

このいかんともしがたい波の中で、

ちらりちらりと見聞きする事柄に、
はらりはらりと心が揺れてしまいます。


「へー、松尾スズキがねぇ…」とか


「抗議のために小指とDVDを?!」とか


「触るとベタつくチューバッカ…」とか   ね。


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(この中に動物が隠れているよ、さてどーこだ、コン!)

こんな写真撮る暇があるなら、
プレゼント探しに行けやってことなんだけど。
うん、ステキなものを探しに街へ出たいんだけど。
あたしがストイックになったら、碌なことないのはわかってるんだけどねー。


「渋柿の行方」のしくみを考え、感じる日々なのれす。


お、そういえば。
今日は桑原さんの初日だし、明日はアルケミストのライブだなぁ。
やっぱストイックになりきれないや。ぎゃぼん!

きょうのおんがく♪
椿屋四重奏 「かたはらに」




子宮をゆらせ!
2007/08/26 日曜日

ちゃんらーん☆遠慮もゆきすぎれば卑屈、こん平でーす!


今週もフラの練習、いってきましたーん!
やっぱいいっすね。
hula-hula-hula-!

もちろん踊れる曲を増やしていくのも楽しいんだけど、
存外、基本ステップの練習が好きなんだよなー。
ハワイアンMUSICにあわせて足を踏めば、
渋谷の練習場からハワイに飛べる。
大地を揉むように意識すると、
それが自分の足にも気持ちよくって。

そのステップと連動して、腰をスウィングさせるんだけど、
最近、力の抜き方を覚えられたので、
すごく気持ちいい。
子宮がゆさぶられる感じ。
OVERサーティーにして、いまだ石女のわたしの子宮をさ。

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(ドガの描く踊り子みたいじゃない?)


稽古の合間に。

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(実際にやったことある人います?)

学校が稽古場なんでね。
ちょっとやってみる。
こんなことやってる暇があるなら稽古やれや!ってはなしだね。


全然関係ないけど、近頃、おいしいものを食べてないや。


きょうのおんがく♪
アルケミスト 「ありがとうありがとう」




最近、九死に一生を得ることを何度か経験しているという話
2007/08/28 火曜日

ちゃんらーん☆明けない夜はないというけれど、今日だけは朝がきてほしくなかったなー、こん平でーす!


稽古後、夜も更けようという時刻。
地下鉄都営線に乗るため、長いエスカレーターを下っていた。
日中は人の列でびっしり埋められているこのエスカレーターも、
この時間だから利用する人はまばらだ。
ぼんやりと、この動く階段に身を任せていると、
突然、背後から雪崩のような轟音が響きわたった。


ドドドドドドーッ


心底びっくりしたが、怖くて後ろを見ることができず、
だけど「なにかくる!」とは直感したので、
残り数メートルを一気に駆け下りた。
エスカレーター直下を少しよけて、恐る恐る振りかえると…


首や手足をあらぬ方向に曲げた人が
すごい勢いで頭から落ちてきたのだった。


その人はエスカレーターの終点でしとどに体を打ちつけ、やっと静止した。

長い沈黙

いつまでも動かないので、すっごくすっごく怖かった。
周りの人たちも騒然としている。
救急車だ、駅員だとやっとみんなが慌て始めた頃に、その人はゆっくりと動きだした。
あらぬ方向に曲がった手足や首の位置を正しく直し、むくりと起き上がる。
歯が折れたのか、しきりに口の中を気にしている。
だけど、それ以外に異常がある様子ではない。
面容が赤く、お酒の匂いがした。

彼を気遣う様子の人も何人かいたが、
あまりのバツの悪さに、
彼は「俺にかまわないでください」オーラーをバンバンだしていたので、
人垣はやがて霧散し、張本人自身もホームに紛れ去っていったのだった。

私といえば。
あと数秒で、あの人の追突を受けていたのだナァという恐怖や、
あらぬ方向に首や手足を曲げた人を見た恐怖や、
ともかく最悪の事態は免れたのだろうナァという安堵感やらで、
体がガクガク震え、その場から動けなくなっていた。

なにごともなかったように、いつもの様子にもどったホームで、
ひとり、ぼんやりと取り残されている。
「なんだかなー」と思うのが、精一杯だった。

なんだかなー

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(営業を終えた暗いホーム、好きなんだぁ)


またいつぞやは。
とある事務所内に座っていると、
私の背後ギリギリで、
蛍光灯が数珠つなぎに落ちてきた。
(それぞれの蛍光灯の配線がつながっていたのですね)
蛍光灯が何本も、大きな破裂音をたてて、割れた。
恐る恐る振りかえると、蛍光灯は漏電していて、
なんだかビリビリとした様子だった。
あと数cm、椅子を後ろにひいていたら。
私の脳天直撃だったわけだ。
飛び散った蛍光灯の破片の中、
私の向かいに座っていた人たちはみんな蒼白していた。


気分をかえましょう。
%E6%98%A5%E3%81%AE%E6%80%9D%E3%81%84%E5%87%BA.bmp (浅草、とあるおたくの軒先にて)

春ってうららかだったよねー。


そうそう。
まったく関係ない話なんだけど。


今日ひさしぶりにルックチョコレートを買ったら。
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どの列が何味なのかが袋に印刷してあって、
たいへん興醒めしたのだった。
これって、何味かな~ってお口に入れるのが楽しいんでしょ?!


きょうのおんがく♪
AJICO 「すてきなあたしの夢」



Birthday Girl は世界の王様
2007/08/29 水曜日

ちゃんらーん☆今日はお誕生日です、だからちょっと文章長いよ覚悟して、こん平でーす!


朝、楚々と目覚め
(予定を2時間くらい遅れて)。
早朝を散歩したかったんだけどなー。
まぁそれでも、たくさん眠れたから、気持ちよかった。
最近、朝晩は涼しいし。

家を掃除しながら、
いらないものを少しだけ処分する。
すっきり。
宿題は午前中の涼しいうちに…なので、
台本を読み、そのしくみを考え、しかるべき先にメールしたりする。

そういえば。
中学校1年生の今日、
母に、やっつけで描いていた宿題の絵を破られたナァ。
あまりにやっつけすぎて、
ちょっとゴーギャンみたいになっていたように思う。
贋作ゴーギャン。
そんないいもんじゃないか、あはは!

Carry on my Story!

午後いちばんで髪の毛を切り、
その足で映画を観る。

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(おいしいお料理はエロスよねぇ)

孤高の天才シェフが思慕する滝川クリステル似の人妻には、
どうしても感情移入することができなかったなぁ。
好きな人がおいしいと言ってくれるのは、とても幸せなこと。
あなたがいてくれるから、
ひとくち食べれば楽園にいざなわれるような、得も言われぬ料理がうまれる。
濡れたようなツヤのdishたちがほんとうにきれいだったなぁ。
でも残念ながら、
あの人は私のこと(ああ、この場合シェフね)を好きなわけではないんだよねー。
ああ無情(byアン・ルイス)!
滝川クリステルずるいよ~って思いながら観ていたんだけど、
男の人と女の人の間のことは、
理屈や折り目正しい気持ちだけではすべてを推し量ることができないのだよなーと
納得するしかなかったのでした。
まぁ徹頭徹尾、シェフの気持ちで観てたわけですが。


なにか買い物をしようとそのまま渋谷をぶらり。
買うタイミングをはかってたんだけど、
今日こそ、その日でしょ。

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(わたしが使う言葉のふるさとは谷川俊太郎)


そして!
夜は水野美穂ちゃんとディナー。
映画でおいしいもの欲をさんざかきたてられていたからさ!

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(前菜は冬瓜のコンポート)

くふふぅ~

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締めは紅茶で。
ふだんミルクティ派なのですが、
ただ紅茶とだけオーダーしたらレモンがついてきたので
ひさしぶりに浮かべてみる。かわいい。

その後、現在シアタートップスにて本番中の桑原さんが
終演後の熱い風をつれて合流してくれたよ。
三姉妹がそろいぶみし、ひさしぶりのお茶。
35歳の抱負を語ったり、具体的な引越しの話をしたり。
ふたりからのプレゼントは、
それぞれにわたしのことを大事に思って選んでくれたのだなーという品々だった。
すっごくすっごくうれしかった。
ありがとね。

*********

もういい年なのに、
恥ずかしいくらいのお誕生日好きで。
今年は地に足をつけて、ゆっくり落ち着いて過ごせたように思う。
こういうのもいいものだな。
もしかしたら、わたしに合うのはこういうペースなのかもしれない。

みなさんからお祝いのメールをいただきまして。
とってもうれしかったです。
本当に本当にありがとうございました!
このうれしい幸せな気持ちは、
きっとみなさんにお返ししていきますので。


やわらかい毛布のようだった一日にくるまって眠ります。
おやすみなさい。
ありがとう。