こんにちは。
黒柳徹子です。
いやー、ひさしぶりに血湧き肉踊りましたよ。
どうです?
これを見てピンとこない諸兄とは、カフェデート以上の深い関係にはなれないでしょう。
江戸川乱歩の怪人二十面相シリーズが文庫になっているのですが、
それだけなら、ここまで興奮いたしませんよ。
文庫化する場合、たいていカバーは別の装丁になったりするものなんですよね。
それでガッカリした経験を持つ方は多いでしょう。
映画「K-20」とタイアップでの文庫化のようですが、
だったらなおさら、
カバーは金城くんや松さんとかの写真だったりしようものではありませんか?
なれど!
昔、小学校の図書館で借り散らした、あのおどろおどろしい挿画そのままでの文庫化ですよ!
わかってる、わかってる、アンタわかってるよー、ポプラ社さーん(涙)
この挿画がないと江戸川乱歩じゃないんだよー。
「青銅の魔人」「電人M」「黄金豹」…
いつみてもこれらのタイトル群にはゾクゾクします。
もちろん背表紙もぬかりなく。
ついでに、
特殊漫画家、永遠の極北、根元敬の新刊も発見!!
嗚呼…これ以上ないくらいの昇天につぐ昇天。
書店の隅で、泡食ってお陀仏!!!
こんにちは。
なにごとにも初体験のおりには、「おかーさーん」と叫ぶことにしている、
オグシオの原です。
ときに。
みなさんは自分とお誕生日が同じ人について、どのような考察をおもちですか?
私は同日生まれの有名人に己を重ね、これからの人生を占ってしまいます。
ちなみに私の生まれ日、【8月29日】の有名人は、
ジョン・ロック(哲学者)
イングリッド・バーグマン(女優)
マイケル・ジャクソン(スーパースター)
リチャード・ギア(俳優)
市川雷蔵(俳優)
八代あき(歌手)
新しい世代で言えば、
辛酸なめ子(漫画家)
YOU(タレント)
ぺ・ヨンジュンさん、にいたっては生まれた年も同じ、まったくの同日生まれ。
けっこうおもしろげな面子がそろっているような気がするのは私のひいき目でしょうか。
その誕生日友だちのなかに、新しいメンバーが本日加入しました。
前年の芥川賞作家・川上未映子さんです!じゃーん!
私もみなさんにあやかって、華々しい人生を送りたいものです。
趣味はほら貝。こんにちはジェイソン@13日です。
KAKUTA・4月公演のお稽古がボツボツはじまっております。
すでに配布されている台本は読んでおりますよ。台詞も覚えはじめております。
なれど!
やらねばならぬことがある時ほど、
やらなくてもいいことをやりたくのが悲しいかな小人物の人情。
台本の合間にササッと読書をするのが最近の気分なのです。
ぼくたちピクニック♪(森永飲料)、
もしくは、気軽にランチパック♪(山﨑製パン)の心持といえましょう。
さて。
そんな気軽な読書のおともは。
森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」。
読了。ちーん!おもしろかったー!
まるで漫画「うる星やつら」のような奇想天外なできごと、強烈なキャラクターたち。
けれど、ありえない事件がおこる場所は京都の実際にありえる地名なので、
そのリアリティのバランスがなんともいえず美味。
京大付近の百万遍の交差点とか吉田山とか喫茶店「進々堂」、
ほか左京区の地名がいっぱい!
昨年5月、京都旅行で(あ、もちろんひとりですぜ)ここらを来訪し、
すっかり京都の魅力にはまった者としては垂涎ものの小説といえましょう。
物語の中核をなす黒髪の乙女に対する恋心とそこに起因する行動が見事な手腕で滑稽に描かれているものの、恋心それ自体の純粋性は大事に扱われているから、夢物語と突き放す気にはさらさらならない。
その自虐ネタの隙間に垣間見せる詩情あふれる描写は絶妙。
おもわず手帳に書き写したくなるほどの、描写や台詞がザックザク。
こんな小説、ひさしぶり鴨川。
正直、最初はややオタクっぽい雰囲気に腰もひけたのですが、
そのボーダーを越えれば、胸キュン万人が赤面するほどのラストが待っているのです。
胸キュンたってただの大団円ではないのです。その突き放し具合たるや良し。
小説でこんな胸キュンを味わったのってひさしぶり鴨川。
13日のジェイソンから翻って14日はヴァレンタインだなんて!
ジェットコースターのような数珠繋ぎの日々の合間に最適の本ではないでしょうか。
読めばわかります。
とたんに京都が恋しくなって去年の5月をひっぱりだしてきたよ。しばしおつきあいを。
乙女なら一度はいきたい喫茶ソワレ
「私」や「黒髪の乙女」が在学するであろう京大のある吉田山頂のカフェ
泣く子もだまる東寺五重塔
都をどりのちょうちん。赤くて丸いだるまにも似かよって