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2007年07月 の記事
あまから 6
2007/07/06 金曜日

「すけだち」の稽古が始まっている。
そして、KAKUTAはもうすぐC・Dバージョンの本番が始まる。
そしてそして、若干のホームシック(KAKUTAシック?)にかかり始めている僕がいる。あーみんなのもとに飛んでいきたい。

俺の緊張ぷりといったら、顔合わせ初日にパンツの前後ろを逆に履いていたのをトイレで気づいて、慌てて履き替えたくらい。想像しないで恥ずかしいから。32歳情けない。動揺しすぎ。

とは、いいつつも、少しずつ現場に馴染んできた。みんなの名前もだいぶ覚えた(初めてご一緒するキャストが多いのです。。。)
アップがわりに毎日やるビリーズブートキャンプにもだいぶ慣れた。あれ楽しいねぇ。

役はちっちゃいかもしれないけれど、全員ほぼ2時間出ヅッパりらしいよ。ごま粒ほどの僕の笑顔を見つけて下されな。
KAKUTAも7月15日まで恵比寿でやってます。
「すけだち」は8月から。

絶対にいい夏にしよう!



あまから 7
2007/07/07 土曜日

すけだちの稽古が予定より30分早く終わったので、恵比寿に向かう。
退館時間ギリギリに着くが、みんなバタバタと作業をしていた。
そりゃそうだ、ゲネプロがあったんだもの。
KAKUTAはいよいよ明日から後半戦がはじまる。

本番前の独特な緊張感の中。
ちょっと、僕は邪魔だったかもしれない。
でも、またみんなに力をもらえた。ありがとう。

遠くから応援してまっせ。
明日から頑張ってなあ!!!



あまから 8
2007/07/08 日曜日

kakuta「神様の夜」C・Dバージョンの初日だったので、稽古終了後打ち上げ会場へ。
みんな盛り上がっていたな。
きっとうまくいったんだろうな。と思いながら僕もおいしいお酒に便乗する。
帰りには横山と麻生さんの家でそうめんとビールをごちそうになり(そうめん作ってからめんつゆがないことに気づいた麻生さんのあわてぶりはちょっと面白かった)
、横山の家に泊めてもらった。

それにしても麻生さんはタフだよなあ。
まけてらんないって気持ちになる。
さあ僕もがんばるぜい。

「神様の夜」、まだ若干お席をご用意できる日があるようです。
後半は混んできますので、ご覧になりたい方は是非お早めに。
詳しくは「神様の夜」特設ページをご覧ください。



あまから 9
2007/07/11 水曜日

「すけだち」稽古が楽しくなってきた。
やはり僕は「演劇」が大好きなようだ。
筧さんの芝居に対するスタンスや稽古を目の当たりにして僕は自分に、まだまだいけると、もっともっとやることがあると言い、それはきっと僕の未来へとすごく繋がっている。
想像力には終わりがないから、演劇にも終わりがない。
だからみんな続けるんやろなあ。
そんなことを感じさせてくれる今回の舞台は初心にかえるようで、とても刺激になる。



16歳の忠告 50
2007/07/12 木曜日

おらおらおらおらーっ!
来たで。まーくんや。
今日サウナで体重計乗りながら首かしげてたやろ。
あれ恥ずかしいからやめた方がええで。
何かめちゃくちゃかっこ悪かったわ。
気持ちは判る。ブートキャンプ10日以上やってる割に体重増えていってるもんな。
あれ、一応ダイエットプログラムやからなあ。
考えられる理由は・・・
1.酒
2.年齢
どや、端的やろ。両方じゃ!それと、
3.ケータリングの前を通るたびにお菓子とるのやめなさい。
子供か!総合すると、酒飲みおっさんの子供か!
意味違ってるけど、もうそれでええわ!

それにしても稽古場熱いな。何でクーラー付けへんねん?
訓練らしい?フーン。何の訓練か分からんけど。
我慢強くなる?フーン。そういうもんか。スタッフさんもみんなおでこテカッテカになってるで。あれも訓練なんか?フーン。
じゃ、お前の家にクーラーつけへんのも訓練か?
扇風機もないやんけ。
どんな訓練やねん!?
なにかの役に立つとは俺にはとうてい思えんけどな。

今日も蒸すなぁ。
暑いけど、オヤスミ。



あまから 10
2007/07/14 土曜日

今日の休憩時間にギャル曽根ちゃんと話していると、
「おいくつですか?」
と聞かれる
「何歳でしょう?」
ここはすかさずオヤジ返し。
「んー。にじゅう・・・さん?」
おおおおおおおおおおおおおおおーーーーーっ!
「ぴんぽーん!!正解っ!」
と僕。
「やっぱり。」
や、やっぱり?ぬおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーっ!
そうだよ、僕は大学を出たばかりなのさ。はははーーーん。
その光景を見られていたひとつ年下の女子に
「何で嘘つくの?」
と冷笑されるが、少なくともギャル曽根ちゃんの中では今も僕は23歳なのだ。はははははーーーん!
笑ってられない部分もあるにはある。
つまりは歳の割に「貫禄がない」ということであったり、「演技がつたない」ということの表われだったりするかもしれないからさ。
で・も・気・に・し・な---い。ははははーーーん。
23歳はとても嬉しい。

KAKUTAの公演もあと2日を残すのみとなりました。
KAKUTAとしては今年最後の公演ですから。
みんな最後までがんばってね!!



あまから 11
2007/07/15 日曜日

今日も「すけだち」稽古終了後、恵比寿のKAKUTAの打ち上げに顔を出す。
明日は千秋楽。約一ヶ月続いた恵比寿での毎日。
僕にとってはずいぶん前のことのようにも感じられるが、みんなは思いいれも深いようで。台風を蹴散らす千秋楽になることを遠くから祈っています。

僕の演技をみて、筧さんから
「お前は劇団タンポポか!?」
なる言葉をいただく。
その劇団を僕は知らないが、恐らく悪い意味で使われたのは易く推測できる。
むー。難しいなあ。
あまり慎重に芝居をしすぎることって、何も産みださない。と僕は思う。周りに影響を及ぼしにくいからだ。お芝居がその時点では広がっていかないからだ。
だからって演技を決めてかかりすぎると、「劇団タンポポ」と言われてしまう。
微妙なラインをついていきたいなあ。
考えに考え抜いた微妙なライン。
あと、笑いを取りたい。
お、いきなり中学生の日記みたいだな。
「ぼくわらいがとりたいねん。」
漫才師の回顧エッセーのタイトルみたい。
「あの子わらかしたいねん。」
かわいい。
「先生もわろてくれたで。」
む。何が書きたいのかわからなくなってきたぞ。
「わらかしたるねん!」
これや!何がやっ!どこに向かってるのかさっぱりわからん。
とりあえず寝るわ!!おやすみ!



あまから 12
2007/07/19 木曜日

「神様の夜」にご来場いただいたみなさまありがとうございました!
僕はCDプログラムには出ていませんでしたが、大打ち上げの時のキャスト、スタッフのメンバーの顔をみていると素敵な公演になったんだなと思いました。
とにかく無事に終われてよかった!
本当にありがとうございましたっ!!!

来年1月のシアタートラムに集結するまでの間に、KAKUTAのメンバーはそれぞれいろんな現場に飛んでいきます。
各方面で活躍するメンバーの公演を是非チェックしてみてください!
そして、来年の3月には「雷電」を行うことが決定いたしました!シアターサンモールです!KAKUTAのメンバーもいっぱい出ますよ~。
さあ、忙しくなるぞ!
これからもKAKUTAを応援してください!!
よろしくお願いいたします!




あまから 13
2007/07/24 火曜日

「すけだち」の稽古もいよいよラストスパートに差し掛かかる。
全体像が少しづつ見えてきて、「いけるぞ」という実感を少しずつ感じられるようになってきました。あとは間に合うかどうか(それが一番大変なことなんですけどね。)です。
あと2週間をきり、チームワークもここ最近でぐんとよくなってきたし、どでかい花火にしたいなあ。とにかく僕は自分の「仕事」に集中しなくっちゃ。

やっぱり筧さんは凄いや。
僕の尊敬する先輩のなかに清水宏さんという役者さんがいるのだけど、筧さんはまた違った形でもの凄く尊敬できる人。まったく立ち方の違うお二人だけど、共通するのは舞台の上での集中力です。舞台の上ではお二人ともに絶対に抜かない。稽古を観ているだけで本当に勉強になります。
そして筧さんは僕の稽古を観てはよくコメントをくれる。
「あれじゃあ、蜷川さんの目に止まんないよ!あはは!」
とか
「さっきの面白かったけど、俺は嫌いだ。あはは!」
とか
「1800人の劇場だぞ。そんな演技でいいんかお前は!?あはは!」
とか。だいたいは漠然としたダメだしでだいたい言った後に笑う。なのでふざけていってるのか真面目に言ってるのかわかりにくいのです。でも台詞につまったりテンポが少しでも悪いとその時はきっちりと具体的に叱られます・・・。そしてたまーに
「それでいいんだよ。あはは!」
と誉めてもくれるが、やっぱり笑いが何となく引っかかります。

そして、筧さん自身は莫大な台詞をしっかりとこなしていく。ものすごい熱量で。

ずーっと憧れていた人が目の前にいる。
同じ舞台に立っている役者にこんなこと言ってる場合じゃないな、でも、すげーもん。
こんな機会なかなかないもん。
負けないように頑張ります。いい舞台にしなくっちゃ。

「すけだち」WEB
http://www.nelke.co.jp/stage/sukedachi/



あまから 14
2007/07/27 金曜日

稽古もいよいよあと1週間。
やっぱり宮川さん面白い。稽古場でも飲みでもエネルギッシュやもんなあ。サービス精神旺盛な人。
年齢は僕より二つ上。そんなに変わらない。
役者それぞれみんな個性的で、若い子らはみんな男前で勢いがある。
そんななかで、僕には何が出来るんだろうと考える。自分のウリとは?

昨日は初通しでいろんな関係者もいらっしゃって、相当緊張した。足はがくがく久しぶりの感じ。
いまのところ(つまりカットされる危険性が大)日替わりのネタがいくつかあって、それらをやる前の緊張といったら!おしりの穴が開いてすーっと空気が入っていくような感覚に襲われる。奇声をあげて逃げて帰ろうかと思った。
おかげで昨日は見事に全すべり。苦笑すらおきないさ。
でも負けないぜ。
今日はネタが長すぎて共演者に芝居中に「ながい~」と言われ、その後ぐっだぐだになった。稽古場が苦笑で充満。
でも負けないぜ。
あみちゃんに「私なりきよさんの役苦手っ!」と指をさされて言われた。どういう意味なんだろう?意味はわからんが少なくとも「気持ち悪い」というニュアンスだけは受け取った。ご意見ありがとう(涙)
でも負けないぜ。

泥臭さ。これが僕の個性なのかもしれん。
今回に関しては特に「可憐な華の中のドブネズミ」みたいな。それでいいのさ。
これが長いこと小劇場で培ってきた泥臭さじゃ!
這いつくばって、喰らいついていくぜ!
おらおらおらーーーーーっ!



あまから 15
2007/07/30 月曜日

昨日は稽古後に観ることが出来なかった「カムカムミニキーナ」の打ち上げに顔を出す。松村さんやカムの制作メンバーといろいろお話できて楽しい。ついつい深く飲んでしまい終電をまたまた逃す。
松村さんとお話させてもらってあらためて感じたことだが、前回出演させてもらった「大自然」という作品で、僕が勉強させてもらったことはもの凄く大きいと思う。僕の演劇人生のなかでも大きな節目となっている。松村さんはあの座組みでの「次のステップ」を考えているようで、僕はそれを熱望したい。そのためにももっと上達せねば。

今日は「すけだち」2回目の通し。前回よりは相当パワーアップしている。
でも、まだまだ1週間でやれることはいっぱいあるな。
僕は僕でネタばかりに頭がいって、台詞を間違えるようじゃ元も子もない。明日からは自分へのハードルをもっと上げる。

KAKUTAのメンバーは桑原演出の東京ボードビルショーの企画公演に向けて動きだしたよう。みんな頑張れよ。凄く楽しみ!