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2007年08月 の記事
あまから 16
2007/08/02 木曜日

「すけだち」いよいよ明日から小屋入り。
本日は稽古がなく、渋谷での歌の録音のみ。
お昼までゆっくり、たっぷり(久しぶり!)寝て、保険証の更新に行き、床屋に行って、録音を済ませて、新宿で買い物をし、サウナに行って現在にいたります。洗濯も3回できました。んー充実。

僕は歌が歌えないのです。が、歌ってきました。
スケジュールの都合ということもあるのだろうが、なぜ僕をチョイスしたのかさっぱり判りません。でも、呼ばれたからには(仕方なく)家で一生懸命練習して歌ってきました。
「めちゃめちゃオンチに歌ってみてくれ」
と言われてひどくオンチに歌ったバージョンもとりました。が、それは録音の方がただ面白がってとっただけなんでしょう。絶対日の目を見ることはない。
でも、自分で言うのもなんですが、そのオンチバージョンがすげー面白かったのです。旋律など関係なく歌詞を読み上げる感じ。たぶん歌の上手い方にはマネ出来ません(笑)。いつかKAKUTAのおまけCDに収録したいなとたくらんでおります。

もう小屋入りなのですが、少ししかない僕の台詞の多くの部分が日替わりです。
演出はなかなか固定してくれません。まるで僕の苦しみを楽しんでいるかのようです(笑)。僕はその部分を何とか「そこ、カットして。」と言い捨てられないように頑張るしかない。
「成清が何か言い終わったら“ガーン”って音いれて。」
と昨日(ラス稽古よ)音響さんに指示していた時には背筋が凍る思いがしました。音響の“きっかけ”の前も日替わりかい!音響さんも緊張するでしょうに!もしかしたら本当にこのまま本番突入なのかもなあ。
「ゴロゴロ!って音がしたら何か言って。」
おいっ!おいっ!“何か言って”ってっ!
たぶん固定される(希望)とは思うんだけどさ・・・(熱烈に希望)。
ま、話の本質にふれる部分じゃないから、自由にやっていいよってことなんだろうけどさ。
うおおおおおおお!プレッシャー----!
でも頑張るるるるるるる!

「すけだち」は5日からです。
お時間があれば是非観に来て下さい。



あまから 17
2007/08/03 金曜日

僕は芝居をやるたび、だいたいその座組みが好きになる。
それは今回も。
気持ち悪い?そうかもしれん。
あやちゃんも筧さんも北区のメンバーもJACのメンバーもみーんな。
気持ち悪い?そうかもしれん。
しんどいこともいっぱいある。
でも、毎日少しずつ、しんどいことに耐えてきて。
しんどい中にこそ、楽しいこともあって。
みんなのことが好きだから芝居もうまくいくはず、なんてこれっぽっちも思っていないが、なんとか面白くしたいなって、また頑張って。
情けないけど僕は僕のハードルに精一杯で。
それをこなしていくことが作品の向上に繋がる。
結局「お前頑張れよ」って自分に言って今日のブログも終わるのだけど。

「すけだち」は5日から新宿コマ劇場です。



あまから 18
2007/08/05 日曜日

「すけだち」はいよいよあす初日。
そして本日8月4日は僕の33回目!の誕生日であった。
それでね、夕食休憩の間にね、メンバーがみんな僕のいた楽屋に集まってくれて、ハッピバースデーの歌とともにケーキを持ってきてくれた!!
ちょっと泣きそうになる。だって本当にみんなが集まってくれたんだもの。
大事な通し前のわずかな休憩時間の間に!楽屋前の廊下から階段の踊り場までギッシリみんなが僕の誕生日を祝ってくれている!真ん中であやちゃんも歌ってくれてました。
でね、あやちゃんが
「ナリキヨさんいくつになったんですか?」
って聞いてくれて、
「33歳になりました。」
って答えた時にガーン!って。俺もう33歳なんや!って自分でびっくりした。そう、年齢って口に出してはじめて実感が沸くんだよね。せっかくみんなが祝ってくれてるのに、ちょっと落ち込んだりしながら(不甲斐ない!)、みんなをちょっとキョトンとさせながら。
でもがんばるぞって明日からまた新しエンジン積んでいくぞ。おらおらおらおら!!
あみちゃんも誕生日祝いと言ってお弁当の餃子をくれました。
こんな誕生日ないぞ。
宮川さんには
「誕生日やからって調子に乗るな!」
と何もしてないのにいじめられました。
こんな誕生日なかなかないぞ。

いい公演にするぞ。おれはこればっかりやな。こればっかりやけどこれしかないんじゃい!
忘れられない誕生日にしてくれたメンバーに感謝っ!!
うおおおおおおおお。やるで。



あまから 19
2007/08/07 火曜日

8月6日は鈴置さんの命日です。あれからもう一年も経つんだ。
夕べ「鈴置さんを偲ぶ会」が開かれておりましたので、「すけだち」本番終了後にむかいます。
会場はあふれんばかりの人で大変混みあっておりました。

鈴置さんを通じて沢山の方々とお知り合いになることができました。
一年経った今も、その皆さんとこうして顔をあわせお酒を飲むことが出来る。
鈴置さんが僕たちに残してくれた嬉しい嬉しいプレゼントです。
鈴置さんありがとう。

二次会では、その鈴置さんとご一緒させていただいていた「雷電」の次回公演の打ち合わせ。
久しぶりに演出の堤泰之さん、作家の桑原嬢、太田さん(散歩道楽)、塩塚さん(桜丘社中)が久しぶりに集まりあーだこーだ話し合う。やっぱりこのメンツは面白いなあ。この兄弟みたいな四人のチームバランスは独特ですよ。
また一緒に出来ると思うとウズウズしてきました。

それもこれも鈴置さんのおかげ。
本当にありがとうございます。