バランスの取れた長身に田舎ッぺな風貌、木訥な雰囲気を醸す演技体は需要も多く、東京タンバリンやペテカンなど外部出演多数、着々と人気上昇中。KAKUTA公演『あおはるぽぉず'72』では時代を間違えて生まれてきたようないずまいが70'sスタイルに見事にマッチ、往年の青春ドラマスターを彷彿とさせた。
中村雅俊ばりの人の良い笑顔が人気を集め、「憎めないバカ」「鬱屈した若者」役はお墨付き。高校、大学とサッカー部で鍛えた体で演劇界を突っ走るKAKUTAのストライカー。
(マネージメント/クリオネ)
http://www.clioneinc.com/index2.html
「あぶなぁぁぁぁい!!」
富士山に見とれて手元がお留守になっていた僕…右車線の車と危うく接触しそう
に!!
俺の……バカヤロウ!減点100点だ!免許取り消し!バカバカバカバカ…心臓
がバクバク…危なかった…
○○○○○○○○○○
みんなを無駄にドキドキさせましたが、ようやく…ようやく富士急ハイランドに
到着。自転車でこちらに向かっていたシン(横山)ともちょうど合流!
自転車運転中のシンは電話で、「俺、絶対みんなの到着には間に合わない…ハァ
ハァ」と言っていたにもかかわらず、結果的にはほぼ同時に到着。原因は…
僕が道に迷ったから!!
シン、君の到着をみんなで見届けられたよ!
(゜∇゜)良かった!
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
《総括》
◆道を間違えた。
◆危機一髪の瞬間もあった。
◆とにかく必死で、写真を一枚も撮れなかったので、非常に写真が少ないブログ
になってしまった。
でも、でもとにかく無事に到着しました…それだけで…幸せ!!あああああ…よ
かったぁぁぁ…本当に本当によかったぁぁ…
乗ってくれたみんな、ありがとう。見送りしてくれたみんな(かおダンス)、フ
キっぺ仏像さん、ありがとう。
運転…できたよ。
静岡の教習所の(鼻毛の)教官!俺、出来たよ!あなたが冗談で言ったかもしれ
ない一言は、呪縛となって長い間僕の体を縛りつけていたんです…
だけど…できたよ!
これにてPD卒業、なんて甘すぎるかもだけど、僕は完全に「俺には運転できな
い、という思い込み」からは、卒業しました。この企画のおかげです!
「できない」って思ってたらそりゃできない。
「やるしかない、できる」って思ってやったら、できるかもしれない。
すごく単純なことだけど大事なこと、思い出させてもらいました。
ちょうど今、甘い丘の稽古が始まっています。
やってみたらできる楽しいこと、まだ沢山沢山隠れているはず。
そんな風に思っています。
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
さて、ここでこのコラボ企画の主役・新劇団員マサに、僕の運転評価のコメント
をいただきました!
『富士急までの運転お疲れ様でした。この旅でわかった事は初心者マークの重要
さです。高速道路での後ろの車の進路が狭くなった一連、競馬なら間違いなく降
着ですよ。 佐賀野雅和』
……。
うん!マサ…ありがとう!ごめん俺、競馬とかやらないからよくわかんないや…
でもマサが甲子園とサッカー以外に競馬も好きなんだってわかったよ!
おわり
そもそも…この企画は新劇団員マサを乗せてドライブ、というコラボ企画のはず
なのに…ただただ僕は運転に必死…。
ごめんよマサ。そんな必死な僕の、ガチガチになっている背中を後部座席から揉
んでくれるマサ。
ありがとう…マサ…
実はマサも以前、PDのまま富士急ハイランドまで運転した経験があったそう。
「だから怖い気持ちすごい…わかるよ…」と優しい言葉をくれる。マサ、必ず無
事に富士急ハイランドに送り届けるから…!
一時間経過。
初心者マークを光らせて、順調に走るレンタカー。モットーは安全運転。
だが…
実はこの時、運転席の僕と助手席のバーバーは青ざめていたのです。
(写真は笑顔のバーバー)
ナビが…ナビが突然…
Uターンを指示!!
(え、なんで!なんでなんでなんでなんで!!)
後部座席の三人に気付かれないようにコソコソとテンパる僕とバーバー。ねえ、
ナビくん、ナビくん…おい……ナビ!!お前…さっきまで厚木から高速乗れって
言ってなかった!?どうして急に〈八王子から高速〉に変更したの?気が変わっ
たの!?だって今もうじき厚木で…しかもその前僕たち
八王子にいたんだよ!!
…もう訳がわからない。ナビくんは相変わらず進行方向と逆を示し、Uターンを薦
め続ける。
大パニック。
「どうしたの?」
コソコソテンパる僕らに気付いた後部座席のバラ、爽ちゃん、マサ。
「なんでもない!大丈夫!!」
とにかく平静を装う僕ら。
(平静を装う)
よくわかんないから…とにかくナビの言う通り、こっそりUターンすることにこっ
そり決定。
しばらくすると「あれ…?この道さっき通った気がする…」バラが気付き始める
。そして先ほど通った八王子バイパスをもう一度逆向きに走っている時…隠しき
れなくなりました。
「ごめんなさい…」
ナビの設定ミス…?多分そうです。よくわかんないけど多分…設定したのは…
俺です…
アワワ…みんな…ごめんよ~!!ナビが示す富士急ハイランド到着予定時刻は、
最初11:30だったのが12:30になってます。
アワワ…
そして、そして、ようやく…八王子から高速にイン!!
ワァ~!!やったぁ!
高速に乗れただけで盛り上がるみんな。
ごめんよ、ありがとう…
さ、さぁ、遅れを取り戻さねば!
飛ばせ!俺!アクセル全開!
スピードアップだ!!
……とその時…
焦る僕の脳裏になおちゃんの言葉がよぎりました…
「本当に本当に気をつけて。本当に本当に本当に無理しないで」
ハッ…
そうだ…一番大切なのは…安全運転…!
あせっちゃダメだ!!
あせっちゃダメだ!!
そう自分に言い聞かせる。いくら前に遅いトラックがいても左車線を死守。あま
りに遅い時にはバーバー教官の指示がある時のみ、追い越し。そんな感じで、順
調に高速を走る。
入ろうとしたパーキングエリアに入り損ねても…安全運転。
二手に分かれるところで危うく名古屋方面に行きそうになっても(直前でマサが
「あっ!!こっちじゃない!」と気付いてくれた。本当に名古屋に行くことにな
りそうだった)…あ、安全運転。
そしてついに…
見えた!!見えたよ!
富士急ハイランド!
盛り上がる車内!大きなFUJIYAMAの姿に恐怖の叫び声をあげる爽ちゃん
!
バーバー「あれ、富士山じゃない!?」
てっぺんを取った男が左側を指差して、またもやみんなが盛り上がる!
わぁ、富士山だぁ…でっかいなぁ…
…と…その時…!!!!
つづく
ついに…この日が来ました。
PDの僕が運転して富士急ハイランドまでみんなを連れて…連れて…連れて…行
けるのでしょうか…正直…
こ、こ…怖かった…!
なるたけ表に出さないようにしてたけれど、正直とっても怖かったです。でもこ
うしてブログを書いていられる幸せ。…無事に帰って来れたのだということを先
にご報告しておきます。
○○○○○○○○○○
運転するにあたり、二日前にまたPD教習を受けました。
そして、その時もらった運転教本(いつ読むのかわからないが御守りとして)を
リュックに入れました。初心者マークも忘れずに入れました。
やれる準備はしたはず…そしていざ当日。緊張で熟睡はできず。
朝7:00
レンタカー屋の駐車場にて、カオ(大枝)のお見送りダンス。
カオの予想以上のキレのある動きに大爆笑のみんな。…しかしこっそり緊張し始
めていて、心から笑えない僕。
フキちゃん(原)手作りの仏像さんを〈旅の御守り〉としてを預かり、とりあえ
ずばバーバー(馬場)の運転で渋谷を出発。
まだ助手席に座ってるだけなのに、見送りのなおちゃん(高山)から「本当に本
当に気をつけて。本当に本当に本当に無理しないで」と何度も言われる。…うん
、ありがとう…俺、無理しないよ!できることならさりげなくずっと助手席に座
ってようかな…なんて…ちょっと思ったりして…(゜∇゜)
○○○○○○○○○○
結局バラが待つ八王子まではバーバーの運転ということに。渋谷は人が多いしね
…。助手席の僕は、しきりにフキっぺ仏像さんの頭を撫でる。
車内では爽ちゃん(野澤)が、しきりに富士急ハイランドの「FUJIYAMA
」がいかに恐ろしいかの解説を始めた。まだ乗ったことないのに…。そして自分
の解説に自分で怖がり、「ヒィやあ~ああぁぁ無理だぁぁぁ~無理だよぉぉ~」
というのを繰り返している。
すると今日の主役・新劇団員マサが「…爽ちゃん、まだ渋谷だよ…怖がるのはも
うちょっとあとでもいいんじゃない…?」と優しくアドバイス。「あ、そっか。
」と爽ちゃんも納得。
その時僕は心の中で『爽ちゃん。FUJIYAMAより俺の運転のほうが怖~い
かもよ…』と自虐的なことを考えたりする。
八王子にてバラと合流。ここからいよいよ僕の運転スタート…ちゃんと決めてた
訳ではないのだけど、なんとなく、八王子からは運転しよか、みたいな空気にな
って…〈さりげなくずっと助手席に座ってて気づいたら着いちゃった作戦〉、失
敗…。
初心者マークOK、ミラーの角度OK、TUBEもOK……そう、今日のために
カオにTUBEのベスト盤をお願いしておいたのです。ごめんカオ…正直俺、全
然TUBEの気分じゃないわ…でもとりあえずTUBEをかける。
待ち合わせ場所のバラは、運転席に乗っている僕を見て「ああっ!……そっか…
」という複雑な表情を見せる。わかるよ、バラ…とにかく安全運転で行くから…
安全運転……
するとバラが「FUJIYAMAよりこっちのほうが怖いわ!アハハ」と、誰し
もが思っていたであろうことを明るく口にする。
…安全運転!!
僕はまたフキっぺ仏像さんの頭を撫でる。
○○○○○○○○○○
助手席に座ってくれたバーバーのPD教習並みのアドバイスのおかげで、なんと
か落ち着いて運転開始。僕は、助手席のバーバーの足元にPD教習の時のように
補助ブレーキが付いてる、と思い込むことにしました。
しばらくすると後部座席で、バラ、爽ちゃん、マサは「好きな異性のタイプ」の
話なんかを始めました。よし…順調……俺よ、気を抜いちゃだめだ!!調子に乗
って「俺のタイプはね…」とか言ってる前に…集中だ!
バーバー教官の指示で、とにかく車を走らせる。ナビを見る余裕は無いので、交
差点のたびにバーバーに「俺、曲がる?曲がらない?」と訊いてしまう。バーバ
ーは優しく「まだまだ真っ直ぐだよ。」と教えてくれる。ごめんよバーバーあり
がとう。
とにかく富士急まで…
安全運転!!
つづく