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2009年08月 の記事
「サヨナラ、PDな僕/~プロローグ~」
2009/08/01 土曜日

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大人になって、夏休みの宿題がなくなったかわりに、夏休みもなくなりました。
…寂しいね。でも僕、宿題は山ほど抱えています。
大人としての。
今回はその宿題の一つを夏休み中にやっつけたいと思っています!

(^O^)/

運転免許を取ったのは12年前。その後、わずか数回の運転のあと、パッタリとハ
ンドルを握ることの無かった僕。

この夏、ペーパードライバー(PD)を卒業します!!
卒業式は…どこか海までドライブしたいと思います。今考えただけで、すごく怖
いです。

…告白します。

現時点で、アクセルとブレーキがどっちだったか思い出せません。
こないだ夢の中で僕が運転してた車は、全てコンピューター制御(楽チン!)で
、ボタン一つで動いていました。

完全に、忘れています。

そしてついでに告白するなら、わずか数回の運転経験なのにゴールドではありま
せん。パトカーに追跡された経験があります。

(^_^;)

果たしてこの夏中に、無事に運転技術(アクセルとブレーキどっちだっけ、を含
む)を思い出すことはできるのか…!?
そして海までドライブ出来るのか…!?
そして果たして助手席に座ってくれる人はいるのか…!?

BGMはやっぱりサザンなのか…!?


そしていまだに、女子が男子にドキドキする仕草第一位は「車庫入れ」であるこ
とを信じて、この夏PDにサヨナラします!
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「さよなら、PDな僕/~免許を取った時のこと~」
2009/08/08 土曜日

こんにちは、PD滋です。
PDを卒業するにあたって今回は、僕が免許を取った時のお話を聞いてください

免許を取ったのは10年以上前。静岡県の海沿いの静かな街に合宿に行きました。
当時「免許合宿には、女子とのあま~い出会いがある」という浮ついた噂がまこ
としやかに囁かれており、僕は淡い期待を胸に勇んで出かけました。

…結果、女子との出会いは、ありませんでした。
同じ合宿所にいたのは、同じく淡い期待に胸を膨らませたむさ苦しい男子達、あ
とは諸事情により免許取り直しを余儀なくされたヤンキー風のお兄ちゃん。そし
ていつまでたっても試験に受かることが出来ず、伝説的に合宿所に居続けている
おじさん…。
毎日支給される冷たいお弁当を彼らと一緒に食べながら、一刻も早く免許取って
帰りたいと思いました。


「世の中には二通りの人間がいる。それは、車の運転にむいているヤツとそうで
ないヤツだ。」

これは、僕の担当教官のありがたいお言葉です。ちなみに彼の見解では、僕は完
全に後者の人間なんだそうです。同時に二つ以上のことができない人間。そう言
われました。

教官は口が悪くて、いつも大量に鼻毛が出ていて、助手席では常にあぐらをかき
ながら鼻毛を抜いて「ふぅ」と吹き飛ばしていました。飛んでいった鼻毛の行方
が気になり、路上講習で「そこ右」という指示に「はい!」と返事しながらハン
ドルを左に切る、ということを僕は五回くらいやりました。でも、根はいい人で
した。飛び出した猫を引きそうになった時、とっさに横からハンドルを切ってく
れたこともあります。その時はちょっと、泣きました。

最後の教習のハンコを押しながら、彼は僕に言いました。
「お前を東京に帰らせてやる。免許はやるから運転はするな。」

こうして僕は立派なPDになったのでした。

次回は僕の数少ない、恐怖の運転歴のお話をします。
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「さよなら、PDな僕/~運転の思い出~」
2009/08/18 火曜日

PD滋です。

PDとはポップダンサーの略です。嘘です。
プリティードクターです。

プチダノンです。

……。

ペーパードライバー滋です。

過去の運転歴は本当に少ないのですが、それはいずれもドキドキするものでした

〈エピソード1・渋滞〉
ある時、自分の引っ越しを自分の運転でやろうと思い立った僕は、レンタカーで
トラックを借りました。初心者マークを前に二枚、後ろに二枚。計四枚貼りまし
た。そのせいでしょうか…国道では逆にかなり後続車に煽られた気がします。P
Dでスピード出せないのに煽られる恐怖…
そしてその焦りも手伝い、信号で止まる度に毎回確実にエンストしてました。…
結果、僕の後ろには大渋滞が出来上がっていました。怖かったです。

〈エピソード2・恐怖の七曲がり峠〉
KAKUTA劇団員のみんなに、僕のPDを印象づける決定的な事件…それが、
七曲がり峠…。

ある大晦日。
桑原の家で年越しをやろうということで、劇団員みんなが集まりました。そして
なぜか、夜中に山奥にある廃病院に肝試しに出かけることになりました。
廃病院ももちろん怖くて、みんなキャーキャー言ってたのですが、本当にみんな
がキャーキャー言ったのはその帰り道…

どういう流れだったか、みんなを乗せたワゴン車の帰り道の運転をなぜか、PD
の僕がすることになったのです…。
なぜ…なぜ引き受けたのか…

七曲がり峠と呼ばれる山道の下り坂を、劇団員の絶叫と共にワゴン車は疾走しま
した。カーブのたびに車が片輪浮いてるんじゃないかという錯覚の中、なぜかス
ピードが落とせない…!!
…これは…廃病院で何かにとりつかれたのでは…!?

…なんとか無事にふもとまで着いた時(もちろんすぐに運転は交代)、「俺、と
りつかれたのかもしれない」という僕の訴えも受け入れられず
「二度と乗らない」
「もう駄目かと思った」
「逆に笑えてきた」
「でももう乗らない」
という評価をみんなにいただきました。
もちろんとりつかれてもいませんでした。

〈エピソード3・パトカーの追跡〉
PDなのにゴールド免許じゃない。
なぜか。
あれは数年前、KAKUTA公演の千秋楽の次の日。
僕と横山は、公演で使ったさまざまな機材等を返却するため、それらを積んだワ
ゴン車に乗っていました。
千秋楽の公演が終わり、セットをばらし、朝まで打ち上げをし、一睡もしていな
い僕と横山は気力だけでワゴン車に乗っていました。

PDの僕は助手席からサポート(エッチな話等で眠気覚まし)。しかし、限界が
やってきました。
八王子の国道でついに、横山の瞼が上がらなくなってきたのです。ハンドルを握
ったまま、横山の瞼は完全に閉じようとしています。「シ、シン!」
そして、ある赤信号待ちの時に遂に運転を交代したのです…!
うわぁ~ハンドル握るの、久しぶり!

…いざ出走。
おっ、かなり順調に走行してるかな…
と思いきや、助手席の横山を見ると…
完全に目が覚めています。
僕の運転に、完全に眠気を飛ばされたそうです。

それでも僕は運転を続行、久しぶりの運転の恐怖に対抗するためにカーステレオ
を大音量でかけました。

BOφWYの名曲
「ホンキー・トンキー・クレイジー」

…走行中、サイドミラーにパトカーがチラリと見えましたが、さほど気に止めず
運転続行…。

♪ホンキ~トンキ~クレイジィ~アイラ~ビュ~!!

熱唱しながら運転する僕の耳に、なにやら微かに聞こえてくるスピーカーの声…

「止まりなさい!白のワゴン車、止まりなさい!!」


《取り調べのパトカーの中》
警「なぜすぐ止まらなかった!」
滋「カーステレオが…うるさくて…」

(僕は踏切で一旦停止しないばかりか、カンカン鳴り始めてるのに踏切を突っ切
ったそうです)

滋「すみません…全く気づきませんでした…カーステレオが」
警「言い訳にならないよね」
滋「はい」
警「なぜ踏切で一旦停止しなかった?」
滋「運転久しぶりなので…忘れてました…」
警「言い訳にならないよね」
滋「はい」

みっちり怒られキップを切られ、ワゴン車に戻りました。そんな僕を見て、すっ
かり眠気の吹き飛んだ横山は、目に涙をためながら爆笑していました。

こうして僕のゴールド免許はなくなりました。

でも…今思えば、あんな運転で事故起こさなくて本当に良かったです…

という訳で、この企画、安全運転を最優先にいきます。当たり前だけど…

次回は、交通ルールの勉強し直しです。
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「さよなら、PDな僕/~いきなり運転したよ~」
2009/08/21 金曜日

PD滋です。

あの…運転…、しちゃいました。

本来ならば、いろいろ教本読んだりして復習して、心の準備をしてからね…なん
て思ってたんですが、もう、いきなり運転してしまいました。

実は、お盆なので実家に帰ってまして、父親とふたりで車で20分ほどにある畑に
野菜をもぎに行くことになったんです。
すると父親が
「あ、お前運転してみ」と…

平静を装いながら、僕はかなりドキドキして運転席に乗り込みました。
「アクセルは…どっちだったっけ…」

親父の表情に焦りの色が一瞬浮かびました。
「右…。」
「あ、そっか…」

グイ

…は、走った!
でもなんか変な音する!

ドキドキし過ぎてサイドブレーキ引っ張ったまましばらく走ってました。

……………………

でも、僕の実家(越後湯沢)は田んぼとスキー場しかない、のどな田舎。車もあ
んまし走ってません。
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(あっ案外いけるじゃないの?)
ちょっと調子に乗ってきたところで助手席の親父を見ると…窓枠の上の手すりを
、左手でガッチリつかんでいます。

でもなんとか無事に(野菜ももいで)帰ってきたのですが…改めて自分の運転の
慣れてなさに驚きました。まるで、生まれて初めてのデートの相手が杉本彩さん
です、くらいの緊張感と不慣れ感…。どうしてみんな平然と運転できるんだろう

そんな時に…強い味方が現れました!

ちょうどその日、【東京~新潟の実家 自転車旅行】中の横山さんが越後湯沢を
通過!

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僕の実家に立ち寄ってくれました。…そして朝ご飯のお礼にと、僕の〈PD講習
の教官〉をかって出てくれたのです!!

僕のPDぶりは横山教官の目にはどう映っていたのか…

次号へ続きます。
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「さよなら、PDな僕/~卒業!?~」
2009/08/22 土曜日


こんにちは!PD滋です。
僕の田舎、越後湯沢での、PD運転レポートの続きです。

以下、横山教官によるありがたい感想であります。

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~~~~~~~~

先日は運転お疲れ様です。あなたの育った街はとてものどかで空気が新鮮で素敵
なところでした。
まず最初に湯沢の街を堪能させて頂き、誠にありがとうございました。

さて、問題の運転の方ですが、僕には全く佐藤さんがどのように免許を取得した
のか想像がつきません。

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湯沢の街を案内してもらっているにも関わらず、

佐藤「どっちいけばいい?」
と僕に聞かれても僕はこの街は初めてです。

佐藤「ハンドルってどれくらいから回し始めたらいいなかな?」

謙虚に質問する姿勢。とってもグーです。
しかし、僕が丁寧に説明しはじめると完全にうわの空で全く話を聞いていません
っ!

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心なしか説明にイライラしてる。
そう、完全に質問したことによって満足してるのですっ!

後、行きたいところを口に出すのはやめましょう。
曲がる度に

佐藤「右行きたい!」
佐藤「左行きたい!」

全てはあなたのハンドル操作一つです。

まだまだ、あります。

しかも、最終的にあなたは車のせいにしたでしょ!
車のフレーム部分が視界に入って邪魔だと。
オープンカーなら大丈夫と。
しかしながら、車の9割以上はオープンカーではありません。更にいうならばオー
プンカーの方が更に色んな障害があります!

運転した地は湯沢です。あなたの故郷です。車の通りも東京に比べたら100分の1
くらいです。

言わば、あなたがもっとも力を発揮出来る場所です。
悪いことは言いません。
車に乗るのはやめましょう。これは決して逃げではありません。
そうっ!PD卒業!!
僕は、運転卒業をおすすめします!

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~~~~~~~~

卒業…!?
卒業だってさ!!

パアア…やったぁ…ありがとう…ございま…ま…ま、
待って!待ってってって!!
確かに俺、「オープンカーの方がいい」とか言ったよ。後ろに車がいるだけで、
煽られてもいないのに「煽られてる!煽られてる!」とビクビクしたよ。かと思
うと、こーんな道

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に入っちゃって引き返せなくなったりもしました。

でも…
卒業は…
卒業はまだできてない!
できていないんだ!!

次回、PD滋、東京の道にリベンジします!横山教官!見ていてください!!



「さよなら、PDな僕/~PD滋、阿佐ヶ谷(の辺り)を激走~」
2009/08/31 月曜日

外の空気はすっかり秋めいてきましたね。夏の終わりを告げる冷たい雨にうたれ
ながら…こんにちは。

PD滋です。

と、東京の街を…運転しました!!!
環七、環八、青梅街道…。

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そう、実は、PD講習を受けたのです。
先日の横山教官ではなく、プロの方に来ていただきました(もちろん有料)。

当日、阿佐ヶ谷駅前で待ち合わせ。物腰の柔らかいオジサンの教官は、補助ブレ
ーキのついた助手席に乗って、僕の運転をサポートしてくるそうです。「過去一
度も事故を起こしたことはありません」という会社の触れ込みにすべてをゆだね
て…僕は運転席に乗り込みました。

教官はまず、車幅感覚について親切丁寧に教えてくれました。
……実は!それこそが、僕が一番気になっていたことだったのですよ!
PDの皆さんならわかってもらえるのではないでしょうか!!

「車幅感覚」

この難しさ…だって、車の幅や長さなんてわからないんだもの!自分の体でさえ
、しょっちゅう足の小指をぶつけるのに…車の幅なんて把握できない!絶対ぶつ
ける!

教官はそれを、とても親切に教えてくれました。運転席から感じる距離と、本当
の距離は違うということ。もっと車を小さく考えても大丈夫だよと。
確かに、運転席からみて「前の車との距離すれすれだぁ~!」と思っていても、
実際はかなり間が空いていたり…

車幅感覚のレクチャーを受けて…いよいよ走り出しました!阿佐ヶ谷の駅前から
、まずは中杉通り。

ブ~ン

…車が、多い!信号ばっかり!そして自転車…おわぁ、こ、こえええええ!あぶ
ねえ~!
僕の田舎とは比べものにならない交通量。そしてとにかく、自転車…あぶねえ!
あぶねえよ!自分勝手!!歩道走ったり車道走ったり、信号無視したり…この~
自転車!!もう!

自転車に乗る方へ…
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気をつけてください。
あなたが強引に追い越そうとしているその車…
PDかもしれませんよ!!!
俺も自転車乗る時はもっと気をつけよう…そんなことを改めて感じました。

《そのほか、運転して、改めて感じたこと》

①ビクビクしすぎ
…常に最悪の状況を想定しすぎる(誰か飛び出してくる・暴走族が逆走してくる
・未確認飛行物体が飛んでくる・など)

②かと思うと、すぐ調子に乗る
…ちょっと慣れてくるとびっくりするくらい気が散っていた。ミニスカートに見
とれてて、教官(やさしいオジサン)に注意を受ける。

③周りが見えなくなる

④一度にいろいろできない

⑤先を予測できない

⑥トータル的に冷静さが足りない
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………。

ハッ。

これ…俺の「人として」のダメ出しだ……。

運転できる男がなぜモテるのか。
それは
ビクビクせず、調子にのらず、周りがよく見え、一度にいろいろこなせ、先のこ
とをちゃんと考え(貯金とかしてる)、そして、冷静。

こんな男は…モテるよね…

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

なんてことを考えながら、少し混み始めた杉並区界隈の道をひたすら右に左に、
二時間、走り続けました。

そしてとにかく、無事に帰って来ましたよ…。やさしい教官、ありがとうござい
ました。
こりゃ慣れるまでたくさん運転しなくちゃだめだな、と思いました…。ブログ用
にたくさん写真撮ろうと思ってたのですが、一枚も撮れませんでした!そんな余
裕ありませんでした!緊張しすぎてたらしく、夜は9時くらいに寝てしまいまし
た!次の日、右肩に異様な痛みを感じ、整体にいきました!

でも…運転楽しかったです。

あっ夏休み終わりの足音…それではPD卒業企画もここまで…
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ん?


次号に…
つづきます!



「夏休み企画、最終コラボ(さよなら、PDな僕/~番外編~)」

夏の終わりを告げる冷たい雨…さよなら、夏。

そんな秋の始まりに、新しい風!
KAKUTA新劇団員が加わりました!!

佐賀野雅和!!

同い年です。いい男です。ほんのりクールな雰囲気をまといつつ、熱い男。で、
やさしい男。フェロモンも有り。で、エッチな話も好き。よし!マサ~、飲みに
行こ…。

…そんな時、こんなお知らせが聞こえてきました…。

《《コラボ企画告知》》

「夏休み自由研究終了記念コラボ企画!歓迎☆KAKUTA新劇団員・佐賀野雅和!!
~マサ、俺の車に乗ってくれるかい~」

マサ、俺、PDだけど…俺の車に乗ってくれないかい。
ドライブ、しないかい。
夏の終わりを、一緒に見に行かないかい。
ちなみに車内のBGMはTUBE(大枝さんによるBESTセレクト)だよ…

☆開催は9月中旬です!お楽しみに!!