「帰れない夜」	成清正紀 若狭勝也 高山奈央子 原扶貴子 野澤爽子 馬場恒行
	吉見一豊（演劇集団円） 内田健介 後藤飛鳥（五反田団） 大見遥 久保貫太郎（クロムモリブデン）
「さとがえり」	桑原裕子 大枝佳織 佐藤滋 松田昌樹 横山真二
	舘智子（タテヨコ企画） 諫山幸治（ブラジル） はらださほ 土井きよ美 異儀田夏葉（ヨシロー冒険団） ヨウラマキ

チケット発売中！こちらから

日時指定・全席自由
※整理番号付き。開場時間には整理番号順に
ご入場いただきます。

各作品前売　3200円
各作品当日　3500円
サービス公演 2800円（前売・当日とも）
※二作品同時購入の場合400円割引 （KAKUTAのみ取り扱い）

 KAKUTAが通常の演劇公演と並行し、
不定期で上演している朗読公演です。
毎公演ごとに作品テーマを設けて小説を選び、
ギャラリーやプラネタリウム等、
様々な場所を舞台空間に用いて
朗読劇を上演しています。

 このシリーズでは、
本を読み聞かせる面白さを前提としながらも、
俳優が動き、演じて、
目でも耳でも楽しめる
限りなく演劇に近い
朗読を試みています。

KAKUTAのActive readingとは、
俳優が物語を読む「語り手」と、
作中人物を演じる「演じ手」に分かれ、
朗読だけでなく実際に演じて見せる
独自のスタイルを指しています。

「さとがえり」は、
２００１年にこまばアゴラ劇場にて、
「とまと２００１」というタイトルで
たった二日間のみ上演した公演です。

KAKUTAの初代作家が辞め、
劇団を解散したくないという意地のみで、
戯曲のイロハなぞ何もわからない私が脚本家になり、
そうした波乱の中で最初に書いた、
私にとって初の長編戯曲でした。

したがって脚本は荒削りで、
稚拙な部分も多々あるわけですが、
先日ふと当時のビデオを見返してみると、
やはりこの作品が、今のKAKUTAの原点であるような
気がしました。

意地で始めたわりに、
期せずして今も続いているということは、
何か理由があるのだろうなと、
なんとなくですが、
思います。

「帰る」という言葉がキーワードの今回、
原点回帰の意を込めて、
もう一度この作品と向き合ってみたいと思いました。

はじまりの意味を消さないためにも、
荒削りを残してやってみます。

今を書き足して。

脚本．構成．演出／桑原裕子
照明／西本彩（青年団）
音響／島貫聡
舞台監督／ 安田美知子
舞台美術／袴田長武（ハカマ団）
選曲／真生
演出助手／田村友佳
衣装／山崎留里子
アンダースタディ／大見遥
宣伝写真／相川博昭
宣伝美術／川本裕之
映像／メリケンサック
制作助手／宮崎由
制作／前川裕作　眞覚香那子　堀口剛
企画．製作／K.K.T. 

■協力（50音順）
イーゼル　ウィーズカンパニー　（株）円企画
クリオネ　krei.inc　現代制作舎　ダックスープ
ノックス　Y・M・O　角川書店　幻冬舎　講談社
文藝春秋