若狭勝也の「35歳にして、追試。」
~国語の成績が全くダメだった若狭が、涙の再テスト!~
わちにんこ!こんにちわ!
若狭勝也です。
僕は天才だった。
勉強せずとも“学年5位”には入る頭脳を持っていた。
え?なんで?みんな出来ないの?!
それが分からなかった。
せ~のっ!数学はね☆
一度のテストで、覚えなきゃいけない“公式”は3つくらい。
それを覚えれば、あとは応用。
テスト勉強ってほどじゃない。
なんなら、授業を聞いていれば、あらためて勉強する事もない。
ピアニストがピアノを弾くように、問題を解く。
楽譜(公式)が違うだけだ。
歴史などはひたすら記憶。
テスト勉強では、一番時間がかかった。一番大変だった。
でもそれは、
「俺、今!勉強してるぜ!」
という充実感があった。
だが・・・・、
国語っち!!
一体、何をすれば、いい点が取れるの?!
勉強の仕方も分からない!
本を読めば良かったの?
読んでも分からない!
問題が解けない!
成績が悪く、一番頑張らなきゃダメだったのに、
家で、何も出来ない!
だから、家での国語のテスト勉強は、
「いい点でありますように・・・。」
「大目に見てくれますように・・・。」
と“祈る”だけだ。
結果、やはり間違いだらけだった。
国語の成績が良かった人達の話しを聞くと、
「国語なんて、あんなの自分はそう感じてなくても、
ああ!問題作ってる人が、“こう書いて欲しいんでしょ?”
ってのが分かるじゃない。」
とよく聞く。
ええ?!何?!その大人の、気持ちが分かる的な、
フワッ!とした解きかたの説明!
そんなの全く分かんないよ!
“公式”は?!!
“国語の公式”を教えてよ!
気持ちの、“感情の公式”を教えてよ!
「自分の中では冗談→傷つける事もある」
そんなの聞いてないよ!学校で習ってないよ!
だから、冗談ばかり言ってきたじゃない!
「長男なんだから、妹や、弟の面倒をみる。」
知らない知らないっ!だから、妹や弟より先に、
ハンバ-グは俺が先に大きいのを選んでたよ!
家の2階に行くのが“暗くて怖い”から、
妹を先に上がらせて、妹に電気を付けさせてたよ!
そんな国語がダメだった自分が、演劇をやっている・・・。
戯曲、本に関わる事をやっている・・・。
俺って、台本をちゃんと理解出来てるのだろうか・・・。
あの頃から、一から始めます。
35歳にして、
“国語のテスト問題”に挑んでみます・・・。
35歳にして、追試です・・・(涙)。
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