KAKUTAトップ  >  プロフィール  >  成清正紀の日記  >  ななころび 13 夏
成清正紀の日記 個別記事
ななころび 13 夏
2009/07/21 火曜日

夏の演劇の稽古場が好きだと以前書きましたが、本当にそうなんです。
夏の演劇が好き。なぜか。
それは大学時代に夏休みにやった、市民参加型のぬいぐるみミュージカル。
真夏のさなかにぬいぐるみを着て一時間半の舞台を一日4ステ×10日間。
ぬいぐるみを脱ぐと、「ドスン」と音をたてるくらい汗を吸っている。
地獄のように暑く、しんどい稽古期間を含めた3週間を出演者みんなで合宿で過ごした。
中学生からおじさんまで。僕は19歳と21歳のときの2年参加した。
深夜まで続く稽古のしんどさ、稽古の後にみんなで入るお風呂の楽しさ、本番の緊張感、そして全ての公演が終わり、みな散り散りになって行く時の、あの強烈な寂しさ。
ずっと、その感覚を追い求めてるのかもしれない。

そしてたぶんあの頃から僕はずっと変わってない。

一生懸命になれる舞台があることが嬉しいじゃないか。
そこからしか、何も始まらないよ。僕の場合。
夏の演劇がすきなんです。
それは、どうしようもない。

natuno.jpg