2013年11月19日

チャラい田チャラ男 小田直輝

演劇やるひとって、だいたい、クラスではじっこの方で集まっているような二軍感のあるひとや、もしくは、クラスのひょうきん者みたいなひとがやるイメージないですか?


そのどちらでもなさそうな奴、それが、ちゃんおだこと小田直輝です。彼はきっと一軍の人でしょう。

まだ学生だそうですよ。

チューインガムをつねに噛んでいそうなイメージの彼ですが、演劇に対してはえらく真面目です。

彼の経歴がまたおもしろくて、

三つ子、サッカー、ライフセーバー、スケボー・・・、たぶんまだいろいろ出てくると思います。

20数年生きてもうこれだけあんのかい。そして、その並びでなぜ演劇がスライディングしてくるのでしょうか・・・。

わたしなんか空き巣に三回入られたエピソードくらいしかありませんよ・・・。

さて!そんなちゃんおだの一冊、GO!GO!GO!!


1.“ぼくの、わたしの、好きな本”

*シェイクスピア
「 お気に召すまま」*
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普段あまり小説を読まない僕ですが、演劇をやっているせいで古典や近代戯曲を良く読むのですが、いわゆる“戯曲”を読むきっかけになったのがこのシェイクスピアの「お気に召すまま」を読んだからなのです。

今まで、シェイクスピアの作品をすごくかた~い読み物だと思っていた自分ですが、文章こそ詩的ですが、書かれている内容はかなり俗っぽくて、現代に生きる僕たちにも共感出来るエッセンスがたくさんあります。

この「お気に召すまま」は喜劇なのですが、そこにはシェイクスピア特有の皮肉や不条理な一面がたくさん散りばめられおり
、一癖も二癖もある登場人物達の織り成すドタバタ恋愛劇が描かれています。


そして、本当に面白いと思うのはシェイクスピアの喜劇って登場人物全員がハッピーエンドで終わることってほとんどないんですよね。

何か最後の結末にひっかかりというかモヤモヤっとしたものを残してくるんです。

もう、本当にそれがツボで。(笑)

何回も読んでるとその度に発見があるんです!


来年はシェイクスピア生誕450周年で、それを記念してイギリスのグローブ座が世界ツアーを行ったり、日本でもシェイクスピアを上演する企画がたくさんあるそうなので、これを機会にぜひ読んで頂きたいです!

2,“演じてみたいな、あの登場人物”
*三島由紀夫 「金閣寺」柏木*

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3,どうしてそのキャラクターを演じてみたいのか?


自分とは真反対の人物です。(笑)
彼は足に障害を抱えながらも、そのコンプレックスを克服し逆にそれを利用して他人を蔑みながらふてぶてしく生きているひねくれた人物です。

自分の信念を貫き通す彼の生き方がすごく羨ましいし、あれぐらいトゲトゲしく生きたいです!