KAKUTAトップ  >  プロフィール  >  馬場恒行の日記  >  KAKUTAサマーフェスタ『富士山頂をトル!第六回』
馬場恒行の日記 個別記事
KAKUTAサマーフェスタ『富士山頂をトル!第六回』
2009/08/22 土曜日

やっとバス停に到着した。

よし、次に目指すわ六合目!

と、気合いを入れて登り始めて意外とすぐに到着?

DSC_0248.JPG


ここはご飯や飲み物なんかも売っていてベンチがあって自由に休憩できる。

ちょっと休ませていただいて次は七合目。

11時22分出発だ~。

っと

%E4%B8%83%E5%90%88%E7%9B%AE%E3%81%BE%E3%81%A7%EF%BC%91%E6%99%82%E9%96%93.jpg

なんだって!?

4時間??

さっき3時間歩いて来たっていうのに・・・4時間か。

むしろ書いてもらわない方がよかったわ!!

黙々と登り続ける。

何故、自衛隊の訓練に御殿場口を使っているのか登ってみてわかったよ。

道はどこを歩けば良いのかは分かりやすくなってるんだけど、足元は砂地なのね。

DSC_0251.JPG


だから一歩登ると1/3ぐらい滑り落ちる・・・。

傾斜がキツイと右足が滑り落ちつつ左足をださなくいけない程。

景色は

DSC_0249.JPG

上は霧でほとんど見えない。

横を見ると砂地に花がポツンポツンと咲いている。

DSC_0250.JPG

DSC_0253.JPG

下山していく人はいても登山している人は全然いない。


霧がはれて上が見えた!!

登山している人がいる。

他に登山している人がいるなら日が暮れるまでには山小屋に行けるだろう。

安心しながら登山。


登山している人に

『こんにちは~』

なんて声をかけながら追い抜いて行く。

なかなか良いペースで登ってるんじゃんない?

なんて調子こいてたら下から少しずつオレに追い付いてくる人が。

小さかった体がだんだん大きくなってくる。

ついにオレに追い付くと声をかけてきた。

なんと外人さんだ。

さすが富士山、世界から色々な方を迎えているのね。

なんて思ったら声をかけてきた。

(ここからは馬場のつたない英語と、訳での会話をお楽しみください。)

「申し訳ないがここで写真を撮ってもらえないかい?」

『オーケーオーケー』

彼のカメラのシャッターを押した。

「ありがとう。」

せっかくだからオレも撮ってもらおうをカメラを出して。

『ミー・・・オーケー?』

「もちろんだよ。」

DSC_0278.JPG


せっかくの出会いだから

『ウィズ、ユー、オーケー?』

と今度は二人で

DSC_0279.JPG

お互いにカメラをしまって彼は出発した。

あっ、名前を聞いてないわ。

と背中に声をかけた。

『エックスキューズミー」、サー。ワット、ユア、ネイム?』

「マンゲーシ。」

っとマンゲーシは引き返して

「チョコレートを食べるかい?」

っとリュックを下ろしてチョコレートを差し出してきた。

『オー、センキュー!』

明治の板チョコだ!!

チョコレートはオレも持って来ていたが、ここは必要以上によろこんで見せた。


二人でその場に座り込んでチョコレートを食べる。

「どこから来たんだい?」

『トウキョウ。』

「東京のどこ?」

『セタガヤク。』

「どこから来たんだい?」

『セタガヤク。』


んん?これはどこから来たのかを聞いてるんじゃないのか。

なにを聞いてるのかまったくがわからない???

会話が成り立たず不穏な空気が・・・

っと、マンゲーシは携帯を取り出した。

おいおい、もうメアド交換かい?

さすが外人さん。やること早いね~。

「電話をするからちょっと1分待っててくれないかい?」

メアド交換じゃないんかい!??


でも交換したところで英語じゃ内容がまったくわからないだろうけど。

とマンゲーシは誰かと電話を始めてた。

DSC_0281.JPG


電話が終わると二人で並んで登山開始。

が!!一分ぐらいでマンゲーシのペースについていけない・・・。

小さくなっていくマンゲーシの背中が振り返った。

すると笑顔で手を握りしめて親指を立てた。

オレも苦笑いをしながら手を握りしめて親指を立てた。

さらばミスター、マンゲーシ。また会う日まで・・・。

七合目まではまだまだ長い!!!