登りに登って七合目に到着したのは15時55分。
六合目を出発してから4時間30分もかかってしまった。
六合目の看板だと4時間って書いてあったのに・・・。
さぁ~次の八合目は本日の宿泊する山小屋『赤岩八合館』だ。
ここまできたら振り返ってみたら
んん~すでに雲の上!
気持ち良いね~。
と、登って行くと座り込んでいる人と、その人を介抱している人が。
どうやら吐いてるようだ。
高山病ですかね。
【高山病とは】
急に気圧の違う高山では空気が地上と比べて薄いため、
高山に登り酸欠状態に陥った場合に、頭痛、吐気、眠気(めまい)などがおこること。
足元を見てみると
虫さえ高山病??
地面でもがいている。
一人で来たオレは誰も介抱してもらえないから高山病は気をつけなくっちゃ。
ちなにみに、元自衛隊の方が言うには「大きく深呼吸すれば大丈夫。」だって。
お!
上を見たら山小屋が見えてきた。
たぶんあれが「赤岩八合館」だ。
16時45分とうちゃ~く!!
受け付けを済ませて早速ご飯をいただききま~す。
晩御飯はカレーライスの食べ放題。
2杯いただき、案内された寝床で横になる。
オレの寝床はB22。
畳み1畳もなく2/3畳くらい。
横になっていたら本当に寝てしまった。
起きて外を見たら綺麗な夕雲が!
しかし、夕日は山の反対方向で見れない!!
仕方ない・・・登るしかない!!!
山小屋のお母さんに登ることを告げると
「今からかい?もう日が暮れるから懐中電灯持っていきなよ。」
そうか、夕暮れってことはもう日が暮れて、街灯なんかもないから真っ暗になるわけか。
でも、夕日を見たい!!!
とりあえず行ける所まで行ってみよう。
しかし、登れど登れどてっぺんは見えない・・・。
しかし、逆に下山してくる人が。
やはり登るには時間が遅すぎるのか!?
っと、下山してくる人に見覚えのある人が!
マンゲーシだ!!!!
↑マンゲーシです。
固い握手を交わす。
(ここからは馬場のつたない英語と訳でお楽しみください。)
「今、頂上に行ってきたよ。」
『オ~、ベリ~ナイス。』
「荷物は七合目の山小屋に置いてきたんだ。キミは今日はどこに泊まるんだい?」
『エイトポイント。』
「そうか、私はこれから七合目の山小屋に帰るんだ。明日はどうするんだい?」
『ネクストデイ、サンセット』
「そうか、私は山小屋に帰るんだ。明日はどうするんだい?」
『ネクストデイ、サンセット』
んん?これは明日の予定を聞いてるんじゃないのか??
ぬぁ!?マンゲーシが苦笑いをしてる!?
なにを聞いてるのかまったくがわからない???
会話が成り立たず不穏な空気が・・・
「じゃぁ、頑張って。」
『サンキュー』
二人は再び固い握手をして別れた。
さらばミスターマンゲーシ、また会う日まで・・・。
さてさて、登るぞぉ~。
が、だんだん日が落ちていく。
今度は日本人の方二人が下山してきた。
『すいません、頂上までは結構ありますかね?』
「ここまで降りてくるのに30分かかったから登るんだったら1時間はかかるんじゃないかな。」
1時間!??
そんなにかかったら真っ暗になっちゃうよ・・・・。
夕日は見たいがここは怪我をしない為にも断念!
帰り道、山小屋が見えてきた頃にはすっかり暗くなっていた。
帰ってきたオレに山小屋のお母さんが
「あら、早かったわね?」
だって、
さすがお母さん、わかっていらっしゃたんですね・・・。
明日は早いし歯磨きして寝よ~っと。
明日は御来光を見にてっぺんにいくぞ!!!