今年の8月末に生まれて初めて職務質問を受けた。
ちょうどサミットがあった関係で、取締り強化がなされていたようだ。
私服警官二人にこえをかけられ、鞄の中身から財布のカード一枚一枚丹念に調べられる。
いい歳をして、少し若作りのオトコが、何をするでもなく平日の昼間にぶらぶらするのは、充分に疑われる価値の有る行動ということか。

む？何を疑われたんだろう僕は。

その件を皮切りに、自転車の防犯登録のチェックとして今日までに8回くらい止められた。
2ヶ月未満で8回。
先ほども銭湯の帰りに止められたばかりである。
「最近、振り込めサギが増えているから、財布の中身も見せて。」
本日が年金の受給日で、警察庁が振り込めサギ撲滅キャンペーンをやっていることはニュースで知っていたが、少し落ち込んだ。

何を疑われているんだ？オレは？

今では警察官が目に入れば、止められる準備をし、なるべく「ご苦労様です！」というようにしている。
それでも、深夜なら80％以上は止められる。
僕の自転車の灯りがない（盗まれたのだ）というのも一つの原因だと思うが（早くつけろや）、他にもなにか原因があるのではないか？
そして、自分の髪の毛が長いことに気づいた。
僕は、あまり髪の毛を伸ばしたことがないのだが、芝居の関係で今伸ばしているのだ。
ロンゲとは言わないが、茶髪で長めの若作りのいい大人。
いままではほとんど止められたことがなかったから、絶対に関係あると思う。
人は見かけが9割とか、そんな本はやったが、通り過ぎるだけの警察からしたらまさにそうだろう。
だとしたら、ロックンローラーって大変なのかもね。
僕らの知らないところで、職務質問を受けまくっているのかも知れん。
「職業は？」
「・・・ロッカーです。」
「ちょっとこっち来ようか？」
って。大変だよなぁ。職質受けている時の通り過ぎる人々の目って、結構“くる”んだよね。
「俺は違うー！」
って、アピールしたくなるんだよな。
多少めんどくさいけど、疑われるものは仕方がないから、警察官が僕に割いている時間をなるべく少なくできるよう協力をしています。
警察の方々、毎日お勤めご苦労さんです。日本の治安をよろしくお願いします。
僕も疑われない大人になるよう頑張ります。が、髪はもうちょっと伸ばします。