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成清正紀の日記 個別記事
あまから 47 イメージトレーニング
2009/01/11 日曜日

とうとう明日はマラソン大会だ。
20キロを走る。
足の痛みは消えたが、その分トレーニング出来なかった。
つまり、それほどトレーニングすることなく、そのままの僕が頑張れるだけ頑張る。
演劇人はどれぐらいやれるのか?
34歳の普通の演劇人がトレーニングせずに走るとどうなるか?
という、実に興味深いデータが取れるはずだ。

だがしかし、僕は演劇人だ。
トレーニングはしなくてもイメージトレーニングは繰り返した。
“想像”という演劇人の武器を駆使する。

・・・イメトレ中・・・

おそらく、ヤマは500メートル地点だ。
そこは自分を信じてやり過ごして、8キロメートルあたりから足が重いことに気づくんだ。
「お、重いぞ。足が。」
テークイットイージー、ノープロブレム。身体が不安がっているんだ。
あと2キロいけば半分だ。半分と言えば折り返しじゃないか。ほら前を見ろ下り坂だ。

そして僕は7位ぐらいでゴールする。

「君の走り見てたよ。まだ余裕がありそうだね?旭化成どう?」
「いや、旭化成も魅力的なんですが、僕は演劇をやらなければいけないのでお断りします。」

・・・・・ちょっと酒を飲みすぎた。
飲んでイメトレすると、楽しくなっちゃってだめだ。はしょり過ぎだし、「旭化成どう?」ってひどい。イメージが貧困すぎて話になんないよ。

さあ、寝ろ。明日のために。