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2007年09月 の記事
しげるノート・小田急線について
2007/09/17 月曜日

ご無沙汰していました。しげるです。いいわけは…ありません!これからもう少
し更新、頑張ります。いまだ自宅のパソコンからは打てませんが(真、よろしく
ね)…。

次回参加しますタテヨコ企画の稽古のため、毎日小田急線の鶴川まで通っていま
す。

小田急線…学生時代ずっと使っていたのでなんだか落ち着きます。
小田急線…たくさんゲ〇を吐いたなぁ…

ある時。サッカーの試合のあと、得点できなかった僕はいつものようにがぶ飲み
させられていました。新宿の極端に安い飲み屋(ビールを水で薄めているという
噂の)で、サッカー部の先輩にもみあげをつかまれたまま延々飲まされ、しっか
りつぶされました。で…、気がついたらそこは見知らぬホテルでした。「…あれ
!?」そして隣にはなんと!…いや、誰もいません。

そして起き上がろうとした瞬間、か、体が動かない!

大パニック!!

…と思ったらマットレスとシーツの間に挟まってただけでした。

まったく記憶のないままシャワーを浴び、まったく覚えのないゲ〇のついた服を
着てフロントに行くと、「佐藤さん…昨日チェックインの際に足りなかった4000
円を、今日お持ちくださいね。」と優しく言われました。

そのビジネスホテルの外へ出ると、全く知らない街。俺、新宿で飲んでたんじゃ
なかったっけ?フラフラと駅っぽい方角を目指し(かなり遠かった)、着いた駅
は小田急線「伊勢原」。
僕は思いました。

『初めての街、こんにちは!僕、お酒をやめます!』


汚い話ばかりで恐縮ですが、 小田急線は僕に僕のお酒の適量を教えてくれたよう
に思います。車内の床に寝転がってしまったこと何度かあります。二日酔いの朝
、ラッシュの中でリバースしたことも、ありました。

そして学生時代、そんな僕が小田急町田駅で駅員のバイトをしてました。朝のラ
ッシュ時に「失礼しま~す!」と言いながらドアに挟まれたお客さんを押し込ん
だりしてたのです。そして朝のホームに残された昨日のおみやげ(ゲ〇)をブツ
ブツ言いながら、片付けたりしてました(人のこと言えないのに)。

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汚い話ばかりでしたので素敵なエピソードを…(実話)

小田急線沿線に住んでいたその頃、ある日僕は急行列車に乗っていました。

ドアにもたれかかるように立っていた僕の前に、ブロンドヘアーに青い瞳の女の
子が立ちました。年は同じくらい。
ドアを挟んで向かいあった僕らの距離は1.2mくらいだったでしょうか。

彼女と目が合った瞬間、僕はその青い瞳から目をそらせなくなりました。

僕らは見つめあいました。彼女も目をそらしませんでした。そしてどちらからと
もなく微笑みました。新百合ヶ丘を過ぎて、向ヶ丘遊園を過ぎても、僕らはずっ
と見つめあっていました。そして目線だけでたくさんの話をしました。多分「結
婚しよう」とか僕、言いました、目線で。
そして別れの時が来ました。成城学園前に着いた瞬間、フワリと笑みを残して、
結婚の約束を(目線で)した彼女は、降りていきました。

僕は降りて彼女を追いかけ………られませんでした…

それをしていたらどうなっていたか、僕も成城学園前で降りて、下手くそな英語
で自己紹介をしたら一体どうなっていたかと、小田急線の一瞬の恋のことを、た
まに思い出します。