【朗読の夜の作り方】−稽古場探しの極意/Fumikura 野澤爽子
こんばんわ!早いもので2月も今日でおしまいですね。
明日にはキャスト・スタッフさんが一堂に会しての顔合わせがあります。
新しい月の訪れと共にいよいよ稽古が始まりますよー!
さて、その創作現場となる稽古場。KAKUTAではいつもどのように決めているんでしょうか?
そんなコアなご質問もお待ちしつつ(笑)きょうは稽古場探しの裏側を少しだけご紹介したいと思います。
まず最初に行うのが桑原との稽古スケジュール組みの打ち合わせ。
私があらかじめ作っておいたモデルスケジュールを元に本番までの流れを予測しながら綿密に確認していきます。
桑原 「3プログラムあるからメインで稽古してるチームの時間に別のチームも自分たちの確認稽古ができると有り難いかも。」
野澤 「なるほど。じゃあもっと厚めに組んでオフの間隔ももう少し空けて調整しても大丈夫そうだね。」
たとえばこんなふうに。
特に複数の短編から構成され、上演プログラムも分かれている今回のような公演の場合、稽古の状況によって臨機応変に対応できるように演出の意向とよく摺り合せておくことがとても大切になります。
そうして出来上がったスケジュールを実際に組み立てるべく、早速稽古場へと出向きます。
特大の通信簿のようにも見えるコチラは稽古場の埋まり状況をお知らせしている案内板。
希望の日にちに空きがあれば抑えるのはもちろんですが、全体の稽古期間の中でいつなら空きがあるのかも同時にチェックしておき、また稽古場が必要になった際にすぐに問い合わせできるようにしておくこともポイントです。
こうしてこまめに探していく中で、広さも十分あって使い勝手の良い稽古場が押さえられた時などはまるで鉱山を掘り当てたような喜びが走ります(笑)
快適な稽古場環境もきっと良い作品作りの大切な条件のひとつ。
そんなふうに思うとますます極めていきたくなるものです。
さぁ、明日の顔合わせも張り切っていきますよ!