2011年03月21日

【朗読の夜の作り方】−黒い女たちの夜/Fumikura 原扶貴子

こんにちは!
今日は『春太の毎日』(桃色の夜)、『デッドガール』(黒の夜)、『ピエロ男』(群青の夜)の稽古、そしてオリジナル台本(黒の夜)の読み合わせでした。

桑原嬢によるオリジナル台本、黒の夜があがりました!
%E3%81%8F%E3%82%8D%E3%81%A0%E3%81%84%E3%81%BB.jpg

朗読公演ではそれぞれの読み本をぬうように桑原による書き下ろし台本が作品全体をまとめあげる構成となってますので、
桑原戯曲ファンの方にも十分楽しんでいただけるはず。
読み本との絡みだけでなく、黒の夜コラボレーションゲストのイラストレーター・柊ゆたかさんが描く世界との共演も本当に楽しみです!
できたてほやほやの台本には、柊さんとやるからこそできることが見事に表現されていて、手前味噌ですけど、まぁよくできてます。
わ!こうやってつながっていくんだ…ってぐあいに鮮やかなお手並み。
本公演とはまたちがう、作家・桑原の魅力を感じていただけたら。
いや、これはほんとにみてほしい!

ホラーはちょっと苦手だと思ってらっしゃる方もいるやもしれません。
黒は、すべての色を抱きとめているからこその色。
例えはあれですけれど、例えばイカ墨ような黒。
舌が真っ黒になってしまうのはわかっているのに食べてしまう。そしてやっぱりおいしい。
そんなプログラムになりそうな予感です。
怖いだけではない、人の心の奥底に寄り添った豊穣な作品がそろってます。
ぜひ!ぜひ!
ご予約はコチラから!

%E9%BB%92%E3%81%84%E5%A5%B3%E3%81%9F%E3%81%A1.png
魅惑の、黒い五人の女たち。

**********
KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)