2011年06月07日

【朗読の夜の作り方】―蔵出しの夜④/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!

今日も前回にひきつづき、
小道具の作り物をご紹介します。

「桃色の夜」にて上演した『いま何時?』。
うら若き女性が「いま何時ですか?」を男性に話しかける口実にしながら、
一人旅をするというお話ですが、
その女性が旅先のバイブルとして持ち歩く雑誌として名前が出ていたのが、
「ランラン」「メンメ」。
いわゆる「アンアン」「ノンノ」ってことですね。

田辺聖子さんが『いま何時?』の所収されている
「三十すぎのぼたん雪」を発表されたのが昭和57年。
なので、作りましたよ。その時代の「メンメ」を。

まずは、古本屋さんでこの時代の「NON-NO」を探してきました。
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特集も「軽井沢」なんて、とってもいい感じ。
田辺先生が「ノンノ」を「メンメ」と文字ったように、
「n」の真ん中に棒を加えて、「m」に。
「o」の真ん中に棒、丸を少し削って、「e」に。
すると…
mennnme.jpg

こんな感じに。
ポスターカラーとペンだけで完成。
今の時代ですと、
こういうのってPCでちょちょっとやれちゃうものだと思うのですが、
紙粘土のちらし寿司と同様、アナログ手法で。
PCで作れるものなら作りたいのは山山なのですが(涙)
まぁ、味があるということで。

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