2011年04月09日

【朗読の夜の作り方】−本番前、通し2本の夜/Fumikura 原扶貴子

こんばんは!
朗読の夜もいよいよ臨戦態勢です。

今日は「群青の夜」「黒の夜」両作品の通し稽古でした。
当たり前ですけれど、通し稽古をやると全体が見えてきます。
芝居の流れはもちろんのこと、
今回は特にアンサンブルの役が多いので、今までの稽古でもうすうす気づいていたけれど、次の出番までの着替えが非常にタイトだ!というようなことがはっきりと分かってきます。
その早替えの確認だの、小道具は上手袖、下手袖どちらにセッティングしておけばいいのかなど、本番にまつわるさまざまなシミュレーションをやっていくことになります。

そうなのです。
通し稽古とは目の回るほど忙しい稽古なのです。
おまけに「群青の夜」「黒の夜」と2作品分をやったので、今日の稽古場写メを撮る隙はありませんでした。この緊張のなかでカシャカシャなどと携帯のシャッター音を響かせることができる猛者は石原慎太郎氏くらいかもしれません。
すみません。
なので蔵出し画像をちょこっとどうぞー。

蔵出し画像その1
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帰宅するのに靴を履くバラへ小道具担当・野澤爽子が質問の図。
この写真はちょっと前のものですけれど、こういう光景は今も毎日続いています。
演出のバラに確認したいことがあるのは、役者からスタッフ陣ほとんどみんな。
だからバラのいるところには行列ができるし、バラが動けば今がチャンスとバラの歩く先へついていくことになるのです。それは稽古場を出る間際でさえも。

蔵出し画像その2
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バービーボーイズばりのツインボーカルなバラとババ。
おまけCD収録の一コマです。
「グラデーションの夜」の初日はもうすぐ。
みなさんのお手元にオマケCDがお届けできます!
もうしばらくお待ちくださいね!

もうすぐ本番、武者震いの夜は続きます。
「グラデーションの夜」のチケットご予約はコチラから!

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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6

「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子

2011年4月13日(水)~5月1日(日)

@アトリエヘリコプター(五反田)

≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)

≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)

≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)