【朗読の夜の作り方】−衣装合わせ(桃色)の夜/Fumikura 原扶貴子
こんばんは!
昨夜は「桃色の夜」、衣装合わせでした。
「群青の夜」「黒の夜」の衣装合わせはすでに終わっているので
(足りないものはこれから集めたりしなければなりませんが)
のこるは「桃色の夜」!
衣装合わせは夜からなので、
日中の稽古は必然的に「桃色の夜」の作品たち、という稽古スケジュール。
先日あがってきた桑原裕子書下ろしの「桃色の夜」オリジナル台本稽古のために、
コラボゲスト・花れんちゃんも参加してくれました!
花れんちゃんがひとたびハミングをすると、稽古場にさっと春の風が流れるような。
これから稽古を進めていくのが、とっても楽しみです。
「桃色の夜」は音楽にあふれていて、春にふさわしい作品になりそうな予感がいっぱい!
春にふさわしく、まずはガールズたちの衣装合わせ。
高山さんもギャルたちにまじって、はりきってますね。
バラの前にならぶガールズたち。
自分の役にはどんな衣装がふさわしいのか。
バラや衣装さんのプラントに頼るばかりでなく、まずは役者が個々にイメージして提案していきます。
この作業も役者にとっては、自分の役をふくらませていく大事なプロセスになります。
かわって男祭り。
舞台上に男たちが集まって、いろいろ相談しています。
これだけたくさんの男たちが一挙に動いていくのは、みていて楽しいし、頼もしいもんです。
そして今夜も、「黒の夜」コラボゲストの柊さんが稽古場に来てくれました。
お願いしているイラストの参考資料として、役者の姿を撮影したりしてくださってます。
稽古場で柊さんをみるといつも、その左手はペンを走らせてらっしゃいます。
スケッチをのぞかせてもらうと、役者たちのデッサンがいっぱい!
「書かないと下手になるんで」
とのこと。プロですね。
こうしている間にも、演出助手の田村友佳(たむちゃん)は
決まった衣装をちぎっては投げちぎっては投げというような要領でどんどん撮影していきます。
「桃色の夜」でもたくさんのアンサンブルキャストが出てきます。
ひとつ決まれば、また別の役の衣装へ…とみんなくるくると着替えていきます。
その数の多さに、アンサンブルキャストを掛け持つ本人自体も次第に混乱してきて…
素足に靴?石田純一さんでしょうか。
はい。渡辺昇(のぼる)さんですね。
残念ながら、この衣装はボツに。…いや、十分にかっこいいんですよ。かっこいんですけど、やっぱりボツですって!リベンジをお待ちしてます。
そして気づけば後ろに坪内悟(つぼる)さんが。
期せずしてまたもや、「のぼるとつぼる」のショットがコンプリート。
つぼるさんの単体ショットはこちら。
立派なお腹をおもちですね~
KAKUTAには何度目かの客演となる実近順次さんと、リベンジのぼるの衣装ですが…
バラと衣装班のふたり(るりこ、マサ)、この二人の衣装はどうでしょうか。
残念ながら、ボツです…
おふたり再度のリベンジをお願いします。
仕方ないのでじゅんじゅん(実近順次さん)は時計をみせてくれました。
標高も測れるというアウトドア仕様で有名な、スントの時計。
時計もいいですけれど、まずは衣装のリベンジをお願いします!
最終的には、なんとか全員の衣装の方向性は決まりました。
これで3プログラムとも衣装合わせは終了です。
今後、細かい修正や個人的な合わせはあるかと思いますが、まずは一安心。
一歩一歩本番に近づいております!
のぼるの衣装にご注目!
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KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6
「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子
2011年4月13日(水)~5月1日(日)
@アトリエヘリコプター(五反田)
≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)
≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)
≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)