【朗読の夜の作り方】−本作りの夜/Fumikura 原扶貴子
こんばんは!
「グラデーションの夜」の稽古も、ずいぶんと進んできました。
道具の準備なども、追い込み時期です。
朗読公演で、いちばん大事といってもいい道具それは…
この本たちです!
第一回目の朗読公演から舞台装飾として、布を貼った本を使っています。
紺色、黄色、茶色、白、水色、モスグリーンなど、朗読公演のテーマカラーであるアースカラーの布です。
朗読公演のたびに少しずつ作り溜め、今ではKAKUTAのちょっとした財産です。
趣き深い仕上がりになったりするので、お気に入りの本を持っていって布を貼り、
朗読公演のないときは、普通に自分の家の本棚に並べたりもしています。
今回は「グラデーションの夜」という色にちなんだタイトルなので、
新しい色の本を増やそうと、稽古の合間をぬって、本を作っております。
本の大きさに合わせて布を裁断し、木工用ボンドで貼り付けていきます。
ちょっとした職人技のような手順がKAKUTAの中で確立されているのですよね。
作り方を忘れていたらどうしようと思っていたのですが、
本と布を前にすると割とスルスル作れるので、ちょっと面白いくらいです。
今回は強力な助っ人も。
通称ゆん。
昨年5月のKAKUTA本公演「めぐるめく」でアンサンブルキャストとして参加してくれた彼は、今回は演出部として再びKAKUTAに関わってくれています。
稽古の合間をみて、本作りを手伝ってくれています。
はさみを器用に使い仕上げをする彼はすっかり職人です。
ありがとう!!!!!
新色の本にもご注目を!
「グラデーションの夜」チケットのご予約はコチラから!
**********
KAKUTA Sound Play Series「朗読の夜」♯6
「グラデーションの夜」
構成/作/演出 桑原裕子
2011年4月13日(水)~5月1日(日)
@アトリエヘリコプター(五反田)
≪群青の夜≫ 2011年4月13日(水)~4月17日(日)
「ネオン」 桐野夏生 著 (『錆びる心』文春文庫より)
「正直袋の神経衰弱」 いしいしんじ 著 (『東京夜話』新潮文庫より)
「ピエロ男」 田口ランディ著 (『ドリームタイム』)文春文庫より)
「夜のドライブ」 川上弘美著 (『あなたと、どこかへ。』文春文庫より)
≪黒の夜≫ 2011年4月20日(水)~4月24日(日)
「デッドガール」 桐野夏生 著 (『ジオラマ』新潮文庫より)
「迷路」 阿刀田高 著 (『七つの怖い扉』新潮文庫より)
「ささやく鏡」 今邑彩 著 (『よもつひらさか』集英社文庫より)
≪桃色の夜≫ 2011年4月27日(水)~5月1日(日)
「いま何時?」 田辺聖子 著 (『三十すぎのぼたん雪』新潮文庫より)
「春太の毎日」 三浦しをん 著 (『きみはポラリス』新潮社より)
「わか葉の恋」 角田光代 著 (『オトナの片思い』ハルキ文庫より)