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原扶貴子の日記 個別記事
痛みの先にあった理想
2007/09/03 月曜日

ちゃんらーん☆口の中が痛くて、しかし痛いなかにもSWEET PAINみたいなものもあって、ムズムズ疼いている、こん平でーす!


のっぴきならない事情にて、
食べものを噛むことができない。

入れ歯安定剤のCMで、
「噛める喜び!」って言ってんのが、すごくわかる。
これを書いている今だって、
噛みたくて噛みたくて、
あぁ~んと物狂おしい気持ちでいる。
「なんか噛めるもんねぇがぁ~」となまはげみたいな気持ちでもいる。

なので。

気分転換に、
わたしの中でいちばんのチャイを飲みに行く。

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(三軒茶屋から下北沢に引越してきたんですよね)

チャカティカ食堂。
ここのチャイはほんとうにおいしい。
この、たっぷりと両手でかこえる茶器の大きさも、
手にしっくりなじんで心地いいんです。
これからの寒い季節に備えて、うちにもほしいなぁ。
うちのコップはどれも、帯に短し襷に長し、な大きさなので。

ごちそさまでした。
今日もわたしの期待は守られました。
噛めないことをしばし忘れられたよ。


ほんでさぁ!
こういう時に限って、おいしそうなものが現れるんですわ
(って、おまえ、いい加減稽古に集中しろや!って話なんですが)。

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映画「めがね」の中で作られるごはんなんだって。
(ほぼ日刊イトイ新聞にこれらのごはんのことが連載されてます)
この「めがね」って映画、
「かもめ食堂」制作メンバーで作られてるらしいんです!
そりゃ、おいしそうなはずだよ~。

ごはんに対する、ひとつの理想のかたちだナァ。

ナチュラルすぎるのも肩がこる。
家のなかが全部ベージュで、カーテンはフレンチガーゼで、
棚のオブジェは拾ってきた流木みたいな。
いいんだけど、もちろん。
それでも、
生活するって元々生臭いものだと思うから、
そこからくる隙みたいなものは、残しておきたいのですよね。
流木オブジェの横には、鮭をくわえた木彫りの熊がいるくらいの。
完璧すぎない食卓。
センスでおおいつくさない食卓。

そういうごはんが作れる人になりたいなー。


きょうのおんがく♪
小谷美紗子 「眠りのうた」