KAKUTAトップ  >  プロフィール  >  原扶貴子の日記  >  ディープ・イン・上野
原扶貴子の日記 個別記事
ディープ・イン・上野
2009/07/16 木曜日

こんちわー!
梅雨あけましたね。夏ですね。
夏に向けて武者震いです。

さて。
夏のバカンスはおあずけ、現在稽古中でございます。
7/23日からの本番、よろしければぜひ。
TPTや俳優座など幅広いフィールドで活躍されている矢内文章(ぶんしょう)さんという役者の方が立ち上げた、アトリエ・センターフォワードというユニットです。
「アトリエ・センターフォワード」という名前からは想像できないほど硬派なお芝居です。
「人は生きていくしかない」というような、一昔まえの中国映画のような力強さがあります。
よろしければぜひ。

稽古場は上野にあります。
上野といえば、集団就職、東北からの玄関口というようなイメージがありますな。
演歌が似合う。
山手線で上野に降り立った時、
頭に浮かんだのは言うまでもなく、
石川さゆりの「上野発の夜行列車降りた時から~♪」。
ま、この歌の舞台は青森なんですがね。ま、イメージなんで。

そのような郷愁に浸りつつ上野駅の構内を歩いてみますと。
ん?
今をときめくお洒落ベーカリーでも、お洒落カフェでも、お洒落本屋でも、
なにか違和感が。ん?ん?
あ!おばちゃんばっかり!
店員さんがみんなおばちゃんなのです。
きらびやかに飾られたチェーン店の内装やキャッチーな制服が
一気にセピア色に見えてくるのが不思議です。
そこに、爛れて熟れた魅力を感じるのは私だけではないでしょう。
さすが上野。
いいなぁ上野。
老後の住処にもいいのではないでしょうか。
美術館もあるし、犬を連れた西郷どんもいますし。

劇場は目白・下落合あたりのシアター風姿花伝ですが、
上野、ぜひおいでませ。