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2009年06月 アーカイブ

2009年06月01日

相思双愛旅日記~鹿児島はよかとこばい

ただいまーっ!!
昨日「相思双愛」の旅公演から帰ってきたよ。
鹿児島から山口への旅。
ンマーッ、楽しかった。
山形に引き続き、ワークショップなんかもやらせてもらってきました。
キャスト陣と遊びに行ったり、スタッフ陣と長い電車の旅、懐かしい友に会ったりもして。
旅の醍醐味、うまいもの巡りもガッサリ堪能してきましたとも。

旅初日は午後2時、一路羽田空港へ。
思えば羽田空港、結構久しぶり。前に来たのは一昨年だったかしら?
親友の実家、金沢旅行に出かけようとしたときだったけど、当時流行のSARSにまんまとなってしまい、トイレだけさんざん利用して飛行機にも乗れず、空港の物産展でおみやげだけ買って泣く泣く帰った切ない思い出だ。
一緒に行くはずだった人も一緒に諦めてもらったりして…。
嗚呼…思い出すだにくやしくもうしわけなかった。
そんな雪辱をはらすべく、今年は飛行機にのってのって乗りまくってやるぜ。

空港でキャストスタッフ全員と待ち合わせて大移動。
あっという間についちゃいました、鹿児島!
ウキウキしてしまい、早速空港で演出部のはまさんとパチリ。

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…はまさんと私で、全く鹿児島らしい景色が映っていません。
一応私たちの後ろには椰子の木とかもあったんですけどね。
ところで演出部のはまさん、優しい、海賊みたいでしょ。
こんな感じの↓
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ププ…似てる。
アニメでも「ワンピース」とかじゃなくって、「小さなバイキング ビッケ」ですな。
はまさんは居ずまいも、おおらかで朗らかで、まさに私の理想とする海賊(変な言い方だが)。
いつも、「ヨオッ、いい女!」とか言って私を呼ぶんだけど、ふりむくと「お前は自意識過剰だな!」と戒めます。

鹿児島といっても広い。
私たちが向かうは伊佐市です。
さっきは全然鹿児島らしい景色を撮れなかったので、今度こそと携帯をいじっていたら、撮影モードに「ひとり旅録」という機能を発見。
おっ、こりゃ面白そうだ…と思って早速使ってみたら。

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何じゃコレ!気ん持ち悪うう!!
景色の中に入り込める機能らしいですが…。
美しい田園風景に私の顔だけぼうと浮き上がってる奇妙なシロモノを二枚くらい撮ってやめました。
コレ上手に活用してる人、いるのか!?
ああ、そんなことしているウチに、宿に着いてしまった…。

ムフフ。
鹿児島で楽しみだったひとつが、宿泊先。
私の泊めていただいた宿。そこはなんとっ…!
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ゴルフリゾートホテル!!
ベランダから見る景色がコレ。山に沈むサンセットが美しいマウンテンビュウ!
露天風呂まであるんだぜ!!いやったー!

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部屋が広いのッ!!!(写真じゃわかりづらいけど)
これで私、一人部屋よーっ。
食べ過ぎで太るのを危ぶみ持ってきたコアリズムもグイグイ出来ちゃうわーっ(そんなにやらないが)。
「ホリデイ」って映画で、ケイトウィンスレットが豪邸に住むことになって驚喜するシーンがあったけどさ、思わずそんなノリで一人、絨毯の上を滑ってみたり(摩擦で足の裏が熱くなる始末)ベッドに飛び乗ったりして、ベランダでプハーッてな息をついたら、となりの部屋の近藤さんに浮かれてる様を見つかって恥ずかしかった。
たけどこの貧乏性の私。広すぎて、ベッドも二つあって、すぐさま持てあます。
怖くて眠れなくなったらどうしよう…とかいきなり不安になってみたりして、近藤さんに「眠れなかったら近藤さんをベランダから起こします」と迫りました。

さて、そんなこんなで浮かれ気分で部屋を満喫したら、夕食の時間。
今夜は黒豚しゃぶしゃぶをご馳走になれるとのことで、お出かけです。
お食事処はさつまやさんという、榎木さんの行きつけのお店。
鹿児島伊佐市は榎木さんの故郷なんです。
黒豚のしゃぶしゃぶに、ロースカツに、30時間煮込んだ角煮…。
お、おいしい・・・・だ!!!!!
んもうもう、榎木さんサマサマ!!!(涙)
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「今度の旅は絶対に太らない」と堅く誓って旅に出たはずが、早速吹き飛び、うまうま、やむやむとかっこんでしまう。
それにしても、同じくらい食べる隣の席の真紀さんは何でこんなに痩せておるのか…。
「真紀さん、ダイエットの秘訣は?」
「したことない」
…憎い!!あんたが憎い!!
真紀さんにはいろんな話を聞いたり、聞いてもらったりして、あったかい言葉をいくつももらい、ほろりとした。
真紀さんは、うちの母方の従姉妹のようだ。
ああいや、従姉妹に顔が似てるとか、親戚のように馴れ馴れしい気分で見ていますということじゃない。
うちの母方の従姉妹は年上の女二人で、子供の頃、私にとって常に憧れの存在だった。
従姉妹の聴く曲、読む漫画、書き文字、しゃべり方、歌い方。
憧れて、どれも真似したもんである。
何となく、真紀さんといるとその時の自分を呼び起こされるようである。
人生の先輩として、それほどに惹かれる存在ということだ。

さつまやさんでの一夜はめっぽう楽しくふけていった。
あったかく、素敵なお店だった。
ご飯もすごく美味しかったけど、初めてスタッフ陣と一緒に過ごせたのも、嬉しかった。

そしてなんと、翌日もこちらの店でご馳走になった。
今度は市長が歓迎会を開いてくださったのだ。
さつまやさんへ行ってみるとビックリ!
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ズラーッ!
昨日とは違うお店なのでは?と思うくらい、ひろびろと開け放たれたお座敷には、伊佐市の皆さんでいっぱい。
市長をはじめ、榎木さんの学生時代の後輩さんだったり、ご近所さんだったり、みなさん榎木さんを慕い、応援しにきてくださった方々。
近藤さんも、伊佐市の皆さんと同化してますね。

さつまやさんを始めいろんな方が、今回の舞台をラジオで宣伝してくれたり、観に来るよう呼びかけてくれたそうで、上演した会場、伊佐市文化会館では、1200人の客席が満席。
立ち見のお客様もいらしたほど(!)。
こんな風に、地元の仲間たちがわあっと集まって、応援してくれるって本当に素敵だなと思います。
榎木さんの、日頃の人望の厚さが伺えるようでした。
私も、我が町、町田になにか貢献できないだろうか。と、思わず考えましたよ。
パチンコでお金を落としてる場合じゃないですよ。

相思双愛旅日記~山口県~恍惚のサファリ編

鹿児島で二日間過ごしたら、山口へ出発です。
私はワークショップをやらせていただくため、スタッフ陣と共に早朝に出発。
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鹿児島を横断して博多を経由し山口へ。その所要時間およそ5時間強!
「タクシー→新幹線1→新幹線2→新幹線3→普通列車」という激しき乗り継ぎで向かいます。
新幹線のチケットも多岐にわたり…アレ?どれ改札機に入れるんだっけ?アレ?このチケットは使う?と、混乱しっぱなし。
それでも、博多では限られた時間ですかさず明太子を購入し、駅前の点心でうまい「大葉入り葱餃子」を買ったりしてしっかり楽しんでみたり。

最後の長門市へ向かう単線列車が、またオツでさ。
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一両列車!都電荒川線みたいな感じ。
手前にいるのはKAKUTAでもお馴染みな音響の貫さん。今回一緒に旅して楽しかったなあ。
共に葱餃子を満喫して腹も満たされている。

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先頭車窓から撮った一枚。のどかで心地良い。
…といいつつ、満腹で電車に揺られてたら、うたた寝。
みんなでおみやげを買ったり、ワイワイお喋りしたり、車窓を眺めてボンヤリしたり。
無理に仲良くするわけではなく、お互いの時間を大事にしつつ過ごす、スタッフ陣のほどよい距離感が何とも心地良く、長旅だけど全くストレスのない、楽しい時間だった。

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山口公演で上演させていただいた会場は、緑に囲まれた美しい劇場、ルネッサながと。

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こんもりしたグリーンの丘がきれいでしょ。
私はワークショップまで時間があるということで、少しばかりブラブラしておいで~と自由時間をもらい、会場周辺を歩いてみる。
爽やかな風を抱いて、広い空を見上げて、てくてく散歩し辿り着いたのは…。

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パチンコ屋。
すっ、すいません!!だって一度したかったんだもん!旅パチ!
ちょこっとだけ、ちょこっとパチンコ一人旅のムードを味わいたいだけよ…とホンの短い時間、打ってみる。
そしてスる。
しかし翌日、少し勝つ(す、すいません!!二度行っちゃいました!!!だって良い台あったんだもん!!)
もの凄い中途半端な出玉しか出てないのに店を去らねばならない時間になり、迷った挙げ句、隣で打とうとしたおばあちゃんに玉をあげました。
旅のふ・れ・あ・い、ダネ☆

無理矢理いい話にしたところでワークショップ。
遊んでばかりじゃないです、もちろん。
たった二時間の短いワークショップだったのでそんなにたくさんは出来なかったけれど、参加者の皆さん、生き生きハツラツとした方ばかりで、とても楽しい時間だった。
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記念にパシャリ。みんな、良い笑顔でしょ。
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演劇部の15歳。かわいーっ!
吸収力抜群のこの世代と一緒にやるワークショップは、とても責任重大だと思ってる。
大人に対してはいいかげんでよいという意味ではなく、若い人たちはまだまだ演劇にふれて日が浅いからだ。
ほんの二時間程度とはいえ、この時間で私がなにをするかで、その後演劇を面白いと思うかつまらんと思うかが変わる。つまらん二時間を体験すれば、演劇への興味は少し薄まってしまう。
だから、私のやり方はこうですというエゴを見せるようなワークショップになってはいかんと思うし、逆をいえば「ためになること」とかに囚われず、ひたすら「面白かった!」と思えるような時間を共に過ごせれば、それだけで良いとすら、思う。
演劇ってなんて面白いんだろう、という気持ちを体感することが、ワークショップで一番大事なことだと私は思う。

ワークショップが終わって劇場へ戻ると、制作さんから伝言が。
明日は本番終了後、時間があるので、キャスト陣でどこかへ出かけようと思うがどこが良いかとのこと。
1/食事
2/鍾乳洞
3/サファリランド
なんのこっちゃ?と思いつつ、3番、惹かれますね…と言ったら。
本当にサファリランドに行くことに!!
私も一緒に行けるとな!!

どうしよう・・・う・・・うれしい・・・!!!
小学生の時、おじいちゃんとおばあちゃんとで群馬サファリパークに行ったことがある。
もう、鼻血が出るほど楽しかった思い出。
こんな機会にまさか行けるなんて!!
翌日劇場に行くと、えみりちゃんが「ばらちゃん、サファリに反応したらしいね…」とニタリ。
えみりちゃんの提案だとか。
えみりちゃん、ありがとうっ!!!思わず二人でぶいサイン。
もちろんその前に、山口公演をしっかり行ってきましたが。
私にとって「相思双愛」ラストステージである山口公演。コレについてはまた次に書くとして。

行ってきた!!
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ともかく!!サファリ最高!!!
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この大人たちの童心にかえった笑顔を見よ!

野澤爽子並にハイテンションで叫びたい気持ちを抑え、しかし時おり我慢できず喜びのあえぎを漏らしながら、カメラで動物たちを撮りまくる。
PS3で「AFRICA」をやりまくり培った、私のカメラテクを見よ!!!

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バーン!!
自慢の一枚。
アフリカ水牛さん。すごい迫力!!
こんな間近で、動物たちに会えるんです。

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百獣の王、ライオンさん!!
お肉食べてぺろり!!

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タイガーさん!!

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くまさん

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チーターさん・・・

ま、まあ、迫力に欠けるショットもありますけど。
飼育している獣医さん曰く、「チーターはハッキリ言って飼えます」とのこと(そのくらい人に慣れる)。
赤ちゃんチーターを飼育していた頃は、獣医さんのお腹で寝てたりしたんですって。
なんて羨ましい!!!

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ぞうさん…。
正面過ぎて、ぞうだかわからない。
「ネバーエンディングストーリー」に出てきた亀に似ているぜ…。

しかし、生まれて初めてさわった象。一度さわってみたいと、ずっとずっと思っていたので、ものすごく嬉しかった。
そして今回、何が嬉しかったって、サファリランドのドライブツアーに獣医さんが同行してくれて、動物について色々教えてくれたこと。
泣き声の意味や、動物の行動についてお話を聞くのは、本当に面白い。
遙か昔、子供時分に、大きくなったら動物園の飼育係(それかムツゴロウ王国の住人)になると決めていた自分を思い出した。
もし芝居してなかったら、動物園で働いてたと今も思う。

この様に、さんざん野性味溢れる動物たちに興奮した一同ですが、しかし。
最後に立ち寄った触れあいコーナーで…、
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全員、子ヤギに完全ノックアウト。
かわあああああいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!

子ヤギってこんなに小さいの!?
なんて白くて、ふわふわで、お口がむにむにで、かわいいの!?
射貫かれたように子ヤギに心を奪われる。
かわりばんこにみんなで抱いて、ほおずり。
サファリパークの職員さんも、「まさか子ヤギにここまで反応されるとは」と驚くほどのはしゃぎよう。
真紀さんは興奮のあまり子ヤギの写真を撮りまくり、林家パー子と化していた。
抱っこして座っていたら、私が着ている服が白くて羊毛っぽかったからか、子ヤギが寝てしまう。
本当にそのまま連れ帰って、一緒に眠りたいくらい、かわいかった。
みんなの心がハイジになったひとときだった。

ありがとう、山口。
ありがとう、サファリランド。

2009年06月03日

そして相思、相愛

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昨日は劇団の定例ミーティング。
毎月のあたまに行われるコレは、劇団員たちが真剣にKAKUTAの未来を語り合うため、居酒屋を取ってるくせにみんなトマトジュースばかり飲みたがる、居酒屋の人にとっては大変迷惑な寄り合いである。
ルノアールでやれ!
そんな寄り合いである。
毎度毎度、「今回こそは簡潔にやろう」と思うのに、何度やっても時間が掛かる。
で結局、ミーティングが終了したら飲むのである。
月イチの飲み会じゃネエのと言われたら、ちょっと否定できないのである。

旅公演から帰ってきたばかりで、劇団の話にシフトチェンジするのは難しいかも…と思っていたが、実家に帰れば自然と方言が出るように、すんなりと戻る。
だけど、今頃「相思双愛」は本番中だな…と思うと、ちょっぴりセンチメンタルになった夜だった。

というわけで、私は山口公演を最後に「相思双愛」とはお別れなのでした。
本当は6月の旅公演も、千秋楽の水戸公演も行きたかったのだけど、他の仕事で尻にぼうぼうと火がついている今、涙を飲んでおニャン子クラブは「じゃあね」のメロディに乗せ、卒業してきたのです。

山口で観た私にとって最後の「相思双愛」。
終盤のシーンを観ていたら、パラリッと涙がこぼれました。
しかしそれは、もうこの舞台ともお別れ…という感傷的なものとはまた違うんですよ。
単純に、舞台を観て溢れてきたものでした。
それまでだって、稽古を見ながら涙ぐむ瞬間は、言っちゃあ何度もあったんですが、演出家ってクールでなくちゃならないんじゃない?これ恥ずかしいんじゃない?と思って我慢していたし、客観的に!!俯瞰しています!!とすました顔をしていた(つもり)。

けれど山口では、最後くらいいいじゃない、素直に舞台に感動してもさ…と自分を許してやったという感じでした。
それに、地方に行けば私は東京以上にどこの馬の骨ともしらねえ人物なわけで、劇場に入ろうとすれば当然会場案内のスタッフさんから「チケットを拝見させてください」といわれるわけで、嘘だと思われたらどうしようとびくびくしつつ「え、演出家です…」と答えてきた私なので、山口という離れた土地で、こっそり泣いたからとて誰も演出家なぞとは思うまい、という開放感もあったかもしれまへん。

ともあれ私も一人のお客さんとなって観たラストの「相思双愛」は、何とも感慨深いものだった。
そうして終演を迎え、キャストさんやスタッフさんにいつものように「お疲れ様でした」と声をかけている最中、恥ずかしながらやはり感傷的なものが目元にこみ上げてしまった。
サファリランドで遊んだ後、空港でみんなと最後のご飯を食べているとき、お疲れ様の乾杯をしてもらったときも、頑張ったねえと真紀さんに頭を撫でていただいたときも、空港の荷物受け取り場で「コレは桑原のスーツケースだよね?」と榎木さんが私のじゃないスーツケースをキープしてくれたときも(笑)、一人胸が震えてグッと来てしまったのだった。

同級生のクラスメイトのようで、仲良くしてくれたえみりちゃん。
多分同じクラスにいたらば、憧れと羨望でもって私なんぞがぬけぬけと近づきよろしくやるなんてできなかったろう。きらきらしたオーラのある女の子。
モテる。あなた、モテるよ。
わかりきったことをしばしばエミリちゃんに言ったものだ。

「私に霊がついてませんか」と山形でこっそり相談しても、笑わず見てくれた榎木さん。
唐突に変なこと言ってるのに、しかし内心本気で怖がってた私の気持ちを、丁寧に見て、「いないよ」とほぐしてくださった。
私は心底ホッとして、しみじみ、嬉しかった。
ついでに肩まで揉んでくれた。有り難かったナア…(涙)。

従姉妹のような憧れの真紀さんは、ご存じの方もいるとは思うが、この旅の最中、どんなにか辛い想いをしたかわからない。その姿を想うだけでも胸が痛くて、私はたびたび、無神経な自分に腹が立ったり、情けなく想ったりしたけれど、いつでも彼女は自分の足でしゃんと立っていて、いつでも優しかった。
同じ体験をした3月のあの時、自分はこんな風に立派に立てていたろうかと考えた。
いや。そうできてはいなかったと思う。
真紀さんを見ていたら、いつもバキバキと背骨が鳴るほどに、ギュウとしたい思いだった。

そして近藤さんだ。
近藤さんは、稽古の直前にいつもトイレに行くし、衣装合わせではボンヤリしてるし、台本は稽古序盤から信じられないくらいぼろぼろで、謎の水をやたら大量に飲み干し、おっぱいプリンを嬉しそうに舐めては真紀さんに「引くわー」と言われてるようなヒトだが、愛と根性のある素晴らしいプロデューサーである。
舞台を作るプロデューサーがみんなこういう人だったら、演劇はもっと栄えるだろうと想う。
そして誰もが知るとおり、素晴らしい俳優さんである。
感謝でいっぱいです。

空港でキャスト、スタッフさんたちとギュッとして別れた。
天才・音響の貫さんと、私の大好きな、お母さんのような演出部のスタッフさんが、バスに乗る直前まで送ってくれた。
「バラちゃん、こっからこういって、あのバス停だからね」
最後まで子供のようにお世話になりっぱなしで、子供のように、離れがたかった。

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我が子を抱くように子ヤギを抱く近藤さん。

2009年06月05日

DSやって眠くなるひと手挙げて

先日買った「SPA!」で、微乳を持てはやす特集が載っていたが、微乳への褒め言葉として「小さめだけど形は良い」というようなことが繰り返し書かれており、決して貧乳を持ち上げるつもりはないという心意気をつかみ取ってうっすら寂しくなった。
男というのは許容が深いように見せても結局残酷なモノである。
微乳女子の対談が特集末尾に載っているのだが、対談を読んでいると彼女たちは本来「貧乳」のカテゴリで悩んできた方々じゃないだろうか。
その証拠に、色々共感できてしまった。
「微乳で美乳のお椀型」なんて、巨乳を探すより贅沢なモノじゃないかと思う。

どうでも良いことを熱く語ってしまったところで、またどうでもいい話が続くが。

旅公演へ行ってる間、久々にDSを開いた。新幹線の移動中などで重宝したDS。
だけどテレビゲームを夜通しやってもへっちゃらなのに、DSだとすぐ眠くなるのは何でだろう。
「どうぶつの森」だからなのか。いや、「逆転裁判」も眠くなって断念したクチだ。
釣りをしている最中眠っており、気がついたらそばにいた動物たちがえんえん魚を釣った私に拍手をくれていた。
きっと長らく拍手させてしまったろうと動物たちの赤くなったてのひらを想い、申し訳なくなる。
寝てる間に充電が切れ、リセットさんに怒られることもしばしばある。
DSは長時間ゲームさせない電波でも出ているのじゃないか。

近頃、テレビゲームはますます進化している。
やりたいモノは増える一方だけれど、ふとネットで昔なつかしゲームの記事を見つけたら、猛烈にやりたくなった。
あなたは「ファミコン探偵倶楽部」をご存じか。
任天堂ディスクシステムの、非常に精巧な推理モノのアドベンチャーゲームで、少し前(だいぶ前か?)に、第一弾「消えた後継者」が復旧された。
私は未だにプレイ中のBGMを歌えるほどにやりこんだものだ。
画面上にいるゲームキャラが、私のコマンドを待つ間、ぱちぱちと定期的にまばたきをするのが、当時一番の驚きだった。

「消えた後継者」は名作だ。
しかし、私はこのシリーズの第二弾「後ろに立つ少女」が、今猛烈にやりたい。
学校の階段をモチーフにしたような作品で、終盤の恐怖シーンは今でも鮮烈に憶えている。
当時小学生の私にしては、よくあんな怖いシーンを見れたなと思うくらいだけれど、今のゲームと比べたらやっぱり、画像精度も恐怖演出もたいしたことはないのだろう。
しかし、静止画のシンプルさにこそ、想像力をかき立てられたのかもしれないと思う。

「消えた後継者」は今でもやることが出来るけれど、「後ろに立つ少女」は、今はもう販売できないらしい。
なんでも、未成年に不適切な殺害シーンや、未成年の喫煙シーンなどがあるからだそうだ。
喫煙シーンねえ。
同じ理由で「はいすくーる落書」もDVD化されないのだろうけど、まったくそんな規制に何の意味があるのかと思う。
名作ドラマなのに勿体ないなあ。
するってと、「ごくせん」も「ROOKIES」も喫煙シーンってないのかね?
そのうち「スタンド・バイ・ミー」すらも観られなくなったりして。映画はいいのか。
地上波が終われば、アメリカのケーブルTV的にチャンネルによって未成年者の喫煙シーン解禁のチャンネルが出来たりするかな。しねえか。

ああ、それにしても「後ろに立つ少女」が、やりたい。

カロリーメイトはかんぺき。

引き続き「SPA!」の話になるけれど、久々に買ったら漫画「孤独のグルメ」が載っており、これまたかなり久々に読めて、嬉しかった。
「孤独のグルメ」は雑誌・PANJA(なつかしー)で昔連載していた漫画だけれど、食べるものがいちいち地味で、食べている人も地味で、「美味い」という感動の仕方も地味で、しかしそれが地味に、良い。
「ミスター味っ子」のように、うまさのあまり口から電光が走ったり、なんでかシャボン玉に飛び乗っちゃったりするよりも、私はこういう、東海林さだお的な地味めの感動が好き。
今むしょうに、おでんが食べたい。これはまさに「孤独のグルメ」の影響だ。

しかし私は今、ダイエットをしているのである。
理由は来るハワイに向けてであることは想像に難くないでしょ。
けれど、ハワイでビキニを着るため、というよりも、ハワイで好きな物を好きなだけ食べられるように、という理由だったりする。
ハワイに行くと、絶対に、間違いなく、どうしたって、哀しいかな、こらえきれず、太る。
太って帰国して落ちこむのも目に見えている。
ならば、最初に痩せておけばいいじゃないか!と、夜な夜なコアリズムで腰を揺らしているのだ。
しかし、痩せたいのに夜食なんてもってのほかだ!と心に決めつつ、ゆうべはペヤングを食べてしまった意志の弱い私だ。
カロリーメイトとかにすればよかった…。(食べるな)

ところでカロリーメイトってなんであんなに「いいかたち」をしているのだろう。
パッケージもビスケットの形も含め、カロリーメイトのお菓子デザイナーは、天才だと思う。
あの絶妙な厚みと、てっぺんのボコボコが、なんともいえず良いヨネ。
噛んだときのホロッとした食感と、舌に乗るざりざりした粉っぽさ、チーズなのか?というケミカルな味わいも、つい食べたくなる理由。
それから食品というより「レーション」的なパッケージがまた良いんだ。
内心はおいしいから買ってるのに、忙しいのでコレを食べます、みたいなかっこいー感じでごまかせる。
あのデザインはいつまでも変えないで欲しいと思う。
そして確実に言えることは、これ以上味の種類はいらない。

同じくパッケージも味も完璧だ!と長年思っていたキットカットは、近年いろんな味を出していて、ホント余計なことしてるぜ、と思う。
バナナ味も、イチゴ味もいらない!春限定の桜味って何だ!
チョコだけで良いんだ!チョコだけで!
時々、それらの亜種ばかりが店頭に並び、通常のチョコ味がないときもあったりして、キットカット社のバカ!と心で叫んでしまう。
もうひとつ、もし「キットカットのかなしみ」という作文を書いた場合、けして避けて通れないのは、あのキットカット独特のアルミホイルの包みがなくなってしまったことである。
あのうっすーい、ペリッとしたホイルが良かったのに!!
爪の先で包み紙にツラーッと線を引いて、食べたい分だけペきっと割るときの快感。
今じゃそんな快感は煙草のカートンを割るときくらいしか得られない。(しかもカートン買いをそんなにすることはない)
食べやすいように、とか、チョコが溶けにくいように、とかを考慮して包み紙を変えたのだろうが、溶けたならと溶かした奴が悪いのだから、そんなこた気にしなくて良いのだ。
キットカット愛好者は、ちゃんときんきんに冷やして食べるから良いのだ。
あの銀紙が、もっといえばあの銀紙の更に上にあった白っぽい薄紙が好きだった。
紙の無駄を省くエコを考えてのことだと言われたら何にも言えないのだが、フェリックスガムの中に入ってるくじが無くなっても同様の寂しさを憶えるだろう。

というわけで、カロリーメイトはいつまでも、変わらないでいてください。

2009年06月12日

「相思双愛」終了!&「楽屋」

昨日の水戸公演で「相思双愛」、終了しました。
劇場は立ち見のお客さんもたくさんいらしたとか。うれしい!!
ご来場頂いた皆さん、ありがとうございました!!

「いらしたとか」とあるとおり、私は千秋楽に行けませんでした。
とある映画の撮影です。朝の6時集合!とのことで、田舎者の私は朝4時半に出発。
舞台は色々やってきたものの、映像の経験は少ないので、もう最初のドライから緊張のあまり、ものすごくボンヤリしてしまい、自分が書いた台詞なのにまったく出てこなくて気絶しそうになった。
しかしとても楽しい撮影でした。また時期が来たらお知らせしますので。

んで、ヘトヘトになって夜22時頃。
無事千秋楽を終え、打ち上げを開始したらしい真紀さんから留守電が入ってた。
聞けば、キャスト4人からのお疲れメッセージ。
あたし・・・あたしさ・・・泣・い・ちゃ・う・ぜ・・・!!!
ありがたくて、またみるみる元気が湧いたよ。
ホントにスタッフキャストの皆さん、お疲れ様でした!!!
ありがとうございました!!!

沢山の素敵な出会いをくれたバンダラコンチャ。
今日も実は、そのバンダラのご縁で、嬉しいことが。
鹿児島公演の時にたいっへんお世話になった美味しいお店、さつまやさん(過去の日記参照)。
このお店の若主人が、なんとなんと東京に来て、一緒にお芝居を観てきたのでした!

何でそんな展開になったのかって?
いきさつを話せば、もーホント、お恥ずかしい話なんですがね…。
と、長くなるので次に書くとして、まずは今日観に行ったシス・カンパニー「楽屋」の話を。

楽屋。
たたみかける女優陣のパワフルなやりとりも素晴らしかったけれど、とくに終盤のシーンは、やはりたまらないものがあった。
いつまでも来ない出番を待ち、役を与えられることを待ち、愛する戯曲の台詞を発し続ける女優たち。
それは良くいえば、情熱とか、希望を捨てない、とも言えるけど、どうしたって彼女たちのそれは執念であり、醜くも、みっともなくも、手放せないものであり、もはやサガ、なのかもしれず。
意地でもここに居座り続けてやる。
そうして待ち、いつか、この想いに報いてみせる。
だからすっかり骨の芯まで染みこんだ台詞を、心ゆくまで繰りかえすのだ。
今日も。明日も。この先ずっと長い夜を。

恐ろしい。と、心底思った。
恐ろしいが私の想いだ、と思ったら、どう我慢しても涙がこみ上げて、たまらなかった。
お芝居を観ながら、私も死んだらあの女優たちのように楽屋に居座り続けるかもしれない、と自然に思っていた。

さつまやのカリスマ若旦那。

いやあ、楽屋…良かったなあ。
チケットを譲ってくださったさつまやさんの若旦那に感謝。
え!?ゆずってもらった?!
そのラッキーすぎるいきさつはと言うと。

あの鹿児島到着日。
さつまやさんに行く道すがら、車窓から美しい茶畑を眺めつつ、
「イヤー、こんな場所でイケメンと旅の出会い、なんてこたア、ないんすかねえ」
などと軽口をたたいていたときのこと。
榎木さんが異国の地で一目惚れした女性がいたとか、近藤さんがかつて一目惚れされた女性は、なぜか頭にホコリが落ちてくるひとだった(意味不明)とか、そんな皆さんの過去のモテ☆メモリアルを根掘り葉掘り聞いていたらば、榎木さんが、
「そう言えばこれから行くさつまやさんの若主人は男前の子だよ、同い年だよ!独身だよ!」
なんて話し出したもんだからもう、
「バラちゃん、良かったね!」と、
「ゆくゆくはさつまやの女将だね!」と皆が女子校ノリで色めきだち、
さつまやに着いた後、若主人・前田さんが、今月東京に来て「楽屋」を見るのだが、チケットが一枚余ってる…なんて話になった日にゃあ、
「一緒に行かせてもらいなよ!」
「すいません!この子まだ見てないんです!」と、半ば強引に譲って頂くことに。

最初こそ調子に乗って「じゃあ来年は鹿児島の嫁として皆さんをマッテマス!」などと信じられん図々しい冗談を言っていた私も、さすがに慌て、
「い、いいですいいです!!自分で行くんで!!」
とバタバタ手を振るも、なんとそんな初対面の私に、前田さんは快く「じゃあ一緒に」と、マジでチケットを持ってきてくれたではありませんか!!
結局本当にチケットをいただいてしまい、その場で連絡先を交換。
いやはやあたしね…ホント申し訳ないやら、お恥ずかしいやらで、中学のもてなかったデブ時代、三年の浅野先輩から、卒業式に無理くりネクタイを頂戴した思い出が蘇りましたよ…。

しかし、中学の頃より体重は減っても、神経は(だいぶ)図太くなった私。
遠く離れた東京と鹿児島。バンダラがなければ出会うこともなかったと思うと、こんな風に人と繋がるのって愉しいもんだなあ、と思ってきて、有り難く前田さんのご好意に甘えさせていただきました。
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ありがとう!若旦那・前田くん!!記念にパチリ。

観劇後、せめてお食事くらいご馳走させて欲しい!と、夕ご飯を一緒に。
色々お話伺っていたらば…聞けば聞くほど、こちらの同い年・前田君は、鹿児島・伊佐市のカリスマであった!!
例えばね、こちら。
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何だと思います?
これはなんと、伊佐市の新しいゴミ袋。
ゴミ袋!?か、カワイイ!!思わずゴミを捨てるのが勿体ない!って思ってしまうでしょ。
しかしまさに、そこが狙い。
カワイイな、使うの勿体ないな、だからゴミを減らそう…というコンセプトを元に作られたゴミ袋なのです。

んで、なんとこのアイディアを生んだのがこちらの前田君。
え?お食事処・さつまやのご主人でしょ?と思うでしょう。
そうなんです。彼、あの美味しい黒豚の食事をご馳走してくださった料理人でありながら、このゴミ袋を自分で発明し、直接市長にお話に行ってこのアイディアを通したんですって!!
す・すげえー!!!!!
ゴミ袋だけでなく、合併したばかりの伊佐市の新CMを考えたりもすれば、あの満員御礼だったバンダラコンチャ鹿児島公演の宣伝をしてくれたのもこの彼だとか!!
す・すげえー!!!!!

「市の名物がカワイイゴミ袋ってのも、良いでしょ?」
桜の柄だけでなく、水色のドット柄だったり、動物のイラストが描かれていたりと、何ともキュート。
ゴミをなくそう!とただエコを呼びかけるよりも、自分が勿体ないから使いたくない、というところでゴミを減らせばというアイディア。
なっるほどなあ~!
恐るべき同い年。郷土愛というか、人間愛にあふれてる。教育、芸術、福祉、様々な目線からみんながハッピーでいられるようなアイディアを絶えず考えている彼に、同い年のアタシはなにやってんだと頭を垂れ、その行動力に、シャッポを脱ぎましたよ。
あなたは、鹿児島のイケメン知事になるべきだ。
東京の恐るべしぐうたらな同い年である私に言われてもなにをかいわんやですけど、そう言わずにおれなかったのでした。

散々語らって、今度は秋にKAKUTAを観に来てねと約束しお別れ。
何とも不思議な旅の出会いですが、愉しく満たされた夜でした。
鹿児島伊佐市を訪れたら、是非ともキュートなゴミ袋をお土産にどうでしょう?

じぶんの宣伝

立て続けに更新してみる。

あるところへプロフィール写真を提出せねばならず、とはいえ自分が持っているのは、

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こんなのや、

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こんなのばっかで、全くプロフィールとして機能しない(もしくは間違った方へ機能する)写真ばっかりだったので、途方に暮れてネットで自分を画像検索してみたら、知らないところで新聞に出ていた。

いや、知らないところでって言うのは正確には間違いで、そういえば山形公演でワークショップをした際、新聞の取材が来ていたのだが、その掲載が既にされていたことをすっかり忘れていたんだった。
それにしても、この記事の写真だけを見ると、私はどんなことさせてんだって感じの演出家だ。
私のワークショップに参加したばっかりに、こんなおもしろ顔を地元の新聞に載せられてしまった彼っていったい・・・(すいません)。

と、そんなふうに探してみると、少し前に、大好きな女優さん駒塚由衣さんのラジオに出演させてもらったのに、お知らせもしていなかった不義理な自分も再発見。
今さらだけど載せておきます。駒塚さんの声は素敵だし、私もちょっとビックリするくらい、珍しくまともなことを言っているので良かったら聞いてみてください。
「駒塚由衣のStanding on stage」

思えば私は、自分の宣伝と言うことが、今ひとつちゃんと出来ていないことが多い。
宣伝してれば芝居観に行ったのに…とか、お知らせくれればテレビ見たのに…と何度言われてきたことか。
少し前思い立って数えてみたら、KAKUTAと客演含め、これまで立った舞台が70本あった。
こんな多いはず無いぞと何度も数えたが、やっぱり70本ある。
脚本や演出、映像やイベントを加えれば、ええと…数えるのやめた。
しかし、これだけやってきたのなら、もっとセルフプロデュースが上手になっていてしかるべしなのに、ちっとも成長していない自堕落ぶりは、人気稼業である役者としてあるまじきことではないか。
今日、いきなり山形新聞を見つけて反省した私は、今後はダッタン人の矢よりも早く、自分を宣伝していこうと思った次第だ。

というわけで次は、こんなのをやります。

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「イタズラなKiss~卒業編」
●東京公演●→博品館劇場
2009年7月29日(水)~8月9日(日)
●神戸公演●→新神戸オリエンタル劇場
2009年8月12日(水)、13日(木)

原作:多田かおる 
作:桑原裕子(KAKUTA) 
演出:堤泰之(プラチナ・ペーパーズ)
出 演:安倍麻美/青柳塁斗/中川真吾(D-BOYS)/佐藤雄一 永岡卓也 仲原裕之(Studio Life)
川隅美慎 上鶴 徹 /折井あゆみ 長谷川 桃 仲原舞 相沢美衣 葉月あい 矢崎美香
/小塚つかさ 成清正紀(KAKUTA) 西海健二郎(SET)/岡まゆみ
http://www.ita-kiss.com/graduation/

おお!!当劇団の、年々ほくろが移動し拡大し続けるアイドル☆成清タンの名前があるじゃないか!
更に岡まゆみさんといえば、歴代「まんがはじめて物語」の中でも最も好きだったお姉さんである。
テレビの前で元気に「くるくるばびんちょ ぱぺっぴぽ、ひやひやどきっちょの、もーぐたん!!」と叫んでいた幼い頃の私よ…ヨカッタネ…!

そしてそして、多田かおる先生と言ったらあんた!!
「イタズラなKiss」はもちろん、「愛してナイト」から「君の名はデボラ」「ティーンズブラボー」に至るまでガッツリ愛読し、更に多田先生が、私の愛してやまぬくらもちふさこ先生(私の聖書は「おしゃべり階段」)や、聖千秋先生(「そーだ!そーだぁ!」も「イキにやろうぜイキによ」ももちろん所持)とも仲良しでらしたというプライベート話を知るにつけ、ますます「私は多田先生と心が通じている」と勝手に妄想を抱いてきたほどに大ファンの漫画家さんである。
お話をいただいたとき、ファン過ぎて最初は断ろうかと思ったほどであるが、こんなチャンスを逃すバカはうちに帰っちまえと思い、勇気を出してやらせて頂くことに。
壊さないようビクビクしたりせず、愛を込めていこうと思います。はい。


自分の宣伝をしてたんだけど、漫画の話書きたくなったからちょっといいかい。(こういうところがいけないのか)

私が最近、最も新刊を心待ちにしているのは田村由美先生の「7seeds」だけど(激面白い)、こないだ読んだ吉田秋生先生の「蝉時雨の泣く頃」という漫画が、マー!!!素晴らしくてね。
上記に挙げた先生方しかり、これだけ長い間漫画家を続けてらして、そしていつまでも色褪せず胸を熱くさせる漫画をお描きになっているというのは、なんて素晴らしいんだろうと感嘆せずにおれません。
漫画だけは色褪せないね。演劇もそうありたいぜ。

ところが、近頃の漫画喫茶は、シャワーがついたりフラットシートで眠れたり映画もゲームも出来てすっかり快適空間作りに余念がないくせに、その分というか、漫画の種類が減っている気がして、どうにも納得いかん。
ウチの近所の漫画喫茶なんか、特に少女マンガが異様に少なく、多田かおる先生も先生もよしながふみ先生の漫画もろくに置いてなくて、私としてはご立腹。

漫画を読むから漫画喫茶だろう!?
過去の名作も読めるのが漫画喫茶なんじゃないのか?!

フラットシートを増やすより、そのスペースに少女マンガを置いてくれ。
終電で帰れなくなった人だけじゃなく、ただ漫画を読みあさりたくて行く私のような漫画好きのために。

2009年06月18日

アロハ萌えってやつだね

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蒼い海……。
白い砂浜……。
爽やかな風……。
南国の花の香り……。
嗚呼、ハワイに行きたい……。

なんつって!!
もう行ってきちゃったもんね!!!ギャヒー!!
ハワイのバケーションから帰ってきたよ。
ただいまーーっ!!

泳いだー!!!
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食ったー!!!
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パクーッ
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ムハムハ
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ガツガツ
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ペロペロ
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…食べ過ぎか。
あっ、ウフフ、ゴメンナサイね。自慢めいた写真(意図的)。
人の、太りゆく様を見るが良い。
至福で肥えて、激務で痩せる。
そううまくいけば良いんだけど、明日からはまた、汗みずくでコアリズムをやることになるだろう。

「ところで金はあるのか?」
エ・・・。

「お仕事大丈夫?」
あ・・・。

「執筆の締切は?」
う・・・・・、

うるへーーー!!!

チャンと働きましたとも。お金貯めましたとも。
優雅に遊んでる場合じゃないと嫌味のひとつでも叩かれようなら、アタシ暴れるわよ。
去年からズーーーっと、この機会を待っていたんだから。
ブラジルの時も。
WSの時も。
Kの時も。
KAKUTAでも。
バンダラコンチャでも。
休みなく働いても、ハワイへ行くことを思って頑張れたというもの。
時にハワイアンのCDで己を慰め、部屋をハワイ風に模様替えして(全然出来てないが)心を静め、しんどいときはハワイ雑誌でつかの間の旅行気分に浸り、何ヶ月も前から激安ツアーを探し続け、
「部屋をオーシャンビューへアップグレードさせるにはおいくらですか?」
英語の練習までしていた。(結果、英語なぞ使わずともアップグレードできたわけだが)

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それにしても、なぜここまでハワイに惹かれるのか、自分でもわからない。
自分がハワイに行くまでは、同じくハワイが好き!という人を、どこかリゾートかぶれしたやつらめと小馬鹿にしていた私。
だけど、町中に溢れる花の香りや、あのカラッとしているのにやわらかい風や、キラキラしたブルーグラデーションの海を目の当たりにすれば、誰もが惹かれる理由がわかる。
リゾートでバケーションしているというステータスに魅了されるのではないのだなと、行ってみてわかる。まっこと純粋に、海、風、太陽、花、音楽…そこかしこに溢れるアロハスピリッツに心奪われるのだ。
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もちろん、ショッピングも愉しいけどね。うへへ。

ハワイに行くまでに何冊もハワイ本を読んだが、橋口いくよさんの「アロハ萌え」というエッセイがまさに、ちょっとおい、ここまでか?と思わせるほどハワイの虜になった人の心境を代弁している。
読んでいるとき自分は日本にいるから、羨ましさに歯噛みするほどなんだが、梅宮アンナがハワイでお洒落自慢してるようなたぐいの本とは違い、ミーハーと言われてもハワイが好き!という、なんつうか「素人っぽい目線」があるので、自分も同じ気持ちだから、友だちと一緒に「そうだよねっ、ネッ!」と言い合っているような気分になって面白い。
ミーハーだろうが、好きな物は好きと言っていいのよね。


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ところで去年新しく買った携帯は、海外でも普通に電話できるものだったらしく、お土産で迷ったときはお母さんに電話して、
「VネックのTシャツで良いのがないんだけど、クルーネックでも良いの?え!?どっちがいいの!?」なんつう話も出来て非常に便利だったのだが、観劇のお誘いとかお仕事の進歩状況とか現実的なメールもどしどし入ってきて、利便性は時に私を夢から引き戻させた。

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しかしま、旅行中は無理に返信せず、シュノーケリングしたり買い物へ行ったりと存分に楽しんでくることに。
めいっぱい楽しんで、だからまた仕事を頑張れるんだわ。
その証拠に、なんか今、すごいやる気だもんね。

…明日までこのやる気が続きますように!!(切実な願い)

「美味のおまけ」
ハワイでアメリカンフードをこれでもかと体験してきたものの、空港で飛行機に乗るまでの間にあるお茶漬け屋さんも大変美味であった。
冷や汁に、だし汁茶漬け。
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これは日本だからこその良さよねえ。

2009年06月19日

自省

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ハワイのラナイでひとり、やわらかな風に吹かれてたときね、白い鳥が飛んできたの。
それで思ったんだ。
鳥さん、私もあなたみたいに、この空で飛びたいナ…。

なんてな!!!

ちょっともうさあ、いいかげんにして自分!
ウットリ気分で読みかえしたら何!?最近のアタシの日記。
全体的に!全体的に!微妙に乙女ぶって書いてる感じが気色悪くて胃もたれ!
地味にかわいく見せたがる悪あがきを自己発見!!自己嫌悪!!

写真も、普段は伸びきったスウェットでご近所ふらついてるクセに、こんなときばかり眉毛がしっかり乗った写真を厳密にチョイスしやがって。
これとかなに?!
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しょっぱい!!!
誰に向けた水着!?
南国なのに、寒い!!!

もっとこんなのとか、
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(頭ボッサボサ)

こんなの載せれよ。
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(眉毛 is gone)

去年からやってるPS3の「FALLOUT3」をまだしつこくプレイして、ギャヒヒ!ブッコロシテヤル!!お前は死肉のカタマリだ!!などと悪人声で毎夜叫んでるクセに、鳥さん…じゃないよ。

いやその、ハワイのラナイに飛んできた白い鳥さんね。
「かーわいい」なんつって乙女気分でポテトチップスをちょっとあげたらば、
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ヒー!
ドンドン集まってきて、軽くヒッチコック。
と、鳥よ!調子に乗りたもうな!

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「お、おい、もう店じまいだ!!」
風に吹かれてポテトチップスが私の元へ舞い戻ったときは、いきおい鳥たちまで襲いかかってくるのではないかと怯えてのけぞった私の様は全く美しい光景に馴染んではいなかったと思う。

シュノーケリングでは美しい魚に魅了されて本当にときめいたけど、同時にがぼがぼ海水が口に入ってきてそのうち「海=味がまずい」に脳がシフトし、魚に心奪われつつも
「味!味がアアア!!」
と脳の半分が塩の味に意識を侵されていたことも記述しておかねば。
そんで、散々美味しいモノ食べて帰ってきたよ☆なんて書いている今、そのしっぺ返しで未だ激しい胃もたれに悩まされ、PCの前に座っていても、
「ウオウッ!!ヘエエッ!!」
などという、恐ろしい嘔吐きが時折突発的に漏れてしまうこともな。

それやこれや、眉毛のない私をもひっくるめて、
アタイ(もはや私ではなく)、ハワイがだーい好き!
っと、
久しぶりに会った人には毎回「アレ?喉疲れてる?」と聞かれてしまうナチュラルガラガラ声で叫ばせてもらおうじゃないよ。

ギャース!!!

アー、スッキリ…てへん…。
人間ほんとね、自分を曝すならむき身にならなくちゃな。
「水着なんて、ホントに痩せてから載せろよな」
私の中の渡部篤郎(風の声)に言われた気がしました。

2009年06月20日

人をブログで判断するな!

実は今、日記なぞ書いている場合ではない。
仕事をせねばならない。
そういうときに限って、全く知らない人のブログを長々と読んでしまったり、その人について想像を巡らせ、一人で納得したりして、無駄なことばかりしてしまう。
だから私はネット環境のあるPCで書きごとをやってはダメなのだ。

ここ二日、見知らぬ人のブログを二種類、長々と読んでしまった。
ひとつはゲームオタクらしい、おそらく同い年くらいの、全く見知らぬ人のゲームプレイ日記。
もうひとつはちょっと気になった作家さんの古いブログから現在のブログまで。
普段はそこまでブログをまめまめしく読んだりする習慣はなく、ふと最近連絡を取ってない友だちの近況を「おっ、アイツ元気にしてっかな」という感じで覗きに行くくらい。
だけど、一度誰かを気になり始めると、それこそ何時間もかけて、その人が長年かけて書き綴ったであろうブログを一気にむさぼり読んでしまう。
その動機はというと本当にくだらなすぎてお恥ずかしく、仕事もせずになにしてんだと怒られるのだが…。
「この人と友だちになれるかな」ということが気になって、仕方ないからである。

こう書くと、なんだかカワイイ動機に見えるかも知れない。
お友達になりたいな。この人が好きになって次々読んじゃった、という感じがする。
だが、違う。
むしろ逆なのだ。

もともとは深い動機もなく、ちょっとこの方の日記面白いじゃない?と軽く読み始めたり、あのエッセイ書いてた作家さん、好きなものが近いし面白いし、仲良くなれそうなタイプだなあと思ったりして、ふらーっとブログを覗きに行ったりする。
ここまでは純粋な親近感や好奇心が出発点で、ブログを読み、ますます好きになったりする人も、もちろんいる。

ところが。
もともと好感を持って読み始めたブログの記事中に、「アレ?この人のこの感覚、好きじゃない」というものを見つけてしまうと、今度はどうして好きじゃないと感じるのか、を、追求せずにおれなくなる。
それで、自分の中でそのブログを書いている人をあれこれ想像し、この人のどういうところが自分と合わないんだろうか、実際に近くにいた場合どんな風に関わるだろうか、じゃあ私はこの人にどう写るんだろう?なんつうことまで考え始めてしまうのだ。
合わないなこの人…と思うほど、読みあさり、最初に抱いた好印象はじゃあ何だったのだと追求し、結果、何時間もかけて読んだ挙げ句、「この人とは仲良くなれん。…かもしれんが、会ってみなきゃわからないよネ☆」などという、心底どうでもよく、身も蓋もない結論に至ってようやく、読了。
ブログを閉じるのだ。

ここ二日読んだ知らない二人のブログ。
ゲームオタクの彼は文章は尖ってて冷酷そうだけど、実生活は大人しいタイプで、偽悪的な記事を書く割にコメントに「実はいい人ですね」と言われたら喜んでるのも見えるし、30歳を過ぎて未だ親と合わないとか書いてるところから見て、邪悪ぶったひねくれ者だけど内心はヒーローに憧れるプライドの高いお子様と見た。
仲良くなれない。
…こともない…か。

気になって覗いたあのエッセイの作家さんは、エッセイにあるのは白彼女で、ふんわりしたイメージだっただけに、ブログは黒い彼女も見えて面白いけど、黒彼女の部分にちょっと品がないから、実際にあったら引くときがあるかもな。ファッションや容姿で軽く見下してくるタイプかもしれんけど、もし見た目の趣味などと関係なく仲良くなれたら、実は地味な部分で気が合うかもしれん。
仲良くなれない。
…こともない…か。

うん。

おーーーまーーーえーーーは
なーーーにーーーさーーーまーーーだーーーよ!!!!!

ブログで人を知った気になりやがって、そんなお前は何なんだ?
仕事もしないで朝方までダラダラくだらねえ駄文書いてる暇人だろがコラア!!!
お土産用に買ったマカダミアナッツチョコを自分で封開けて食っちゃってるだらしねえ女がヨオ!?
人様を分析してる余裕があったら、居酒屋・東方見聞録で同じ日に三度も迷子になる己のプッチンプリンみてえなツルツル脳を分析しろってんだこの、すっとこどっこいの貧乳がア!!

ハヒ!!ごめんなさい!!!
勝手なブログプロファイルを繰り広げる自分の傍らで、もう一人の聖なる自分に怒号を挙げて叱咤されました。

仕事に追われているときに限ってこういうコトをしてしまう。
莫大な時間を浪費して見知らぬ人と相性診断をしている自分に気づくたび、しみじみ呆れてしまうが、そもそもブログってやつは公開日記なのだから、人様の日記を読んで妄想するのは至極当然だよなーとも思う。
私も私のような人に、この吐露部屋を読んで「仲良くなれん」と思われているかも知れない。
だから一応、言っておこう。
言わせて。

会ってみなきゃわからないよ!

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