2010年10月27日

島袋道浩作品集 「扉を開ける」-原扶貴子

こんにちは!
4年続いた歯の矯正治療が終わり、きれいな歯並びに生まれ変わった新生☆原です。
これからは口元を気にせず、笑えます。

さて。
わたくし只今、来年の朗読公演に向けて目下本探しの真っ最中。
その奮闘ぶりはFumikura『朗読の夜の作り方』にコツコツと記しておりますが。
奮闘の舞台はたいてい図書館か書店と相場が決まっておりまして、
毎日数時間は必ず立ち寄る日々が続いております。
こうなってくるとまぁ、正直、小説以外のものに目移りしてしまうことも多々あり、
朗読とは関係ない本を長時間立ち読みしている自分に驚いたりしています。

そんな切羽つまった心のオアシス本はこちら。
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≪島袋道浩-『扉を開ける』≫

島袋とかいて、SHIMABUKUさんと読みます。
現代アートの方なのですが、これがまぁ、ほんっとに面白い本なのです。
「空が海だったころ」という作品では、アルプスの山で魚の形の凧をあげています。
なぜなら、アルプスの山山は太古の昔、海底だったということから、
現在は隆起して山脈になっているアルプスを海底とするなら、
つまり山脈の上に広がる空はかつての海だ…という発想のもと、
空に魚の凧をあげるわけです。
それも現地の人人があげるんですよね。
この現地の人との共同作業もSHIMABUKUさんの魅力のようです。

そのほか、目からウロコな発想の作品がざっくざく!
ああ、文字にするとその面白さが半減してしまうのだろうなぁ。
みなさんがご自身でページをめっくてみてほしい!

読み本探しの最中、
読んで面白いと思うその仕組みってどんなものなのだろうと考えたりもするのですが、
まさしく
心の「扉を開け」てくれるかどうかなのですよね。
普段の生活の中で当たり前だと思っていることに風穴を開けられた時の爽快感はたまりません。

いろんな意味での息抜きにちょうどいい本かと。
ほかにも現代アートコーナーは私の大好きなあの人もいますよ。
芸術の秋、どうぞー!
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