岡本敏子著『いま、生きる力』/岡本太郎著『自分の中に毒を持て』-高山奈央子
最近、もっぱら映画化されてる本を網羅してましたミーハー高山です!
読んでから見るか、見てから読むか。
私は見てから読むのはダメでしたねぇ。完全に映像が頭を支配してしまい…映像って強いなぁ。。。花より男子はドラマが先でハマったのになぁ。あ、漫画だからですかね(^_^;)
さて。そんな中、小説じゃないこちらに感銘。
『いま、生きる力』岡本敏子著。
芸術家・岡本太郎氏のパートナーである岡本敏子さんのエッセイです。
これを読むきっかけは、岡本太郎氏の『自分の中に毒を持て』でした。これは数年前勧められ読み始めたんですが、なぜかその時は挫折して読まず終いだったんです(笑)が、最近、たまたま読み本がなかったからと、ふと手に取り読み始めたら、、、
な、なんて面白いの!?え!?私はなぜ読み止めちゃったの!?と、数年前の自分を疑いたくなるくらい面白かったのです。
たぶん最初に読んだ時は「芸術家は違うから」とか「あ、天才はそうなんだ」みたいな、いやらしい斜に構えた気持ちがあったんでしょうかねぇ。
今回読んだ時には岡本太郎氏という、破天荒ながら、人間愛に満ち、人間が好きで、人間と向き合い、己れを貫く強さを素直に素敵だと感じ、しびれました。
そして、気になるとすぐWikipediaなミーハーです。人生のパートナーであった敏子さんの本がある!と飛び付きました。単純ミーハーすいません。
『いま、生きる力』敏子さんの太郎氏への愛。ここまで信頼し合い、尊敬し合い、励まし合える人間同士が同時期に生まれて、一緒に生きたことは奇跡かと感じます。そして、それを通して生きていく事の奇跡を私たちに伝えてくれてます。自分が女でよかったなぁ、と感じさせてくれます。女性としての品位がカッコいいんです、岡本敏子さん。敏子さんは強い、だけどこんな大和撫子いないよなぁ。と、自分が男なら惚れますね(^-^ゞ
なんとなく元気ない方!なんとなくぼんやりしてる方!オススメですよ(^-^)/
と、また読むタイミングでこうも違うのか本って。と、あらためて痛感。太郎氏の本に感銘しなければ、敏子さんの本も読むことは無かったでしょうし。いやぁ。タイミングってすごいけど、恐いわぁ。
他にも挫折した本や映画や芝居もタイミングが合わなかったものもあるかもしれませんしね。また、いろいろ挑戦してみましょっと( ̄∇+ ̄)