2013年10月11日

東山彰良著『イッツ・オンリー・ロックンロール 』―佐賀野雅和

只今読書中、そしてお先にロック中。
この日記を書いている現在、物語はまさに佳境。
早くあのロックな世界へDIVEしたい、そんな欲求を圧し殺し、書いています。

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早く先を読みたいが、終わりたくない。
いまのところ結末が全く予想できない。
いまのところと言っても残りはあと20ページ程だ。
何だかもうすごい、なんだろうこの本。
わかんないです、みんながみんな面白いと思うかはわかんないです。
とにかく、好み。ただただそれだけ。
電車で読めふければ一瞬で目的地、ホームに降りても思わずベンチに座って読んでしまうからタチが悪い、夜の帰り道も本を読みながら歩く。必然的に明るめの道を選ぶ。安全。最高。

そんな最高なモノをどうやら僕は飲み屋に忘れてきたらしい。
今、まさに今、店主からメールが届く。正確にはメールではないが。
昨晩は飲み屋から帰って来て泥の様に寝てしまったから全く気づいていなかった。

なんたる不確!
取りに行けるとしたら夜中、でも行ってしまえば飲んでしまう、飲んでしまったらやらなきゃいけない事が色々とできなくなる。だからと言って本だけ取りに行って一杯も飲まないで帰るなんてことはできない、どうしよう。

よし。
飲んで、読んで、やる。
そうしよう。
飲みは軽く、そして早めに帰宅しよう。飲んで読んでやることをやろう。
もしくは、飲んでやることをやって読もう。
時と場合によっては、飲んでやって寝て起きて読もう。
とにかく、飲もう。

そんなことを考えていると玄関のチャイムが鳴った。
ドアを開けると宅配便の若者が立っている。
メール便だ。

そうだ、思い出した。
この本を読み出したすぐ後に東山彰良氏の次の作品を注文していたのだ。

「路傍」

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今夜は飲まずにまっすぐ帰ることに決めた。