「仏像をぶつぞう!」
ボイ~ン!!
こんな不届きをもうしあげてる場合ではありません。
言霊ならぬ、文霊もございましょう。
仏像さん、ごめんなさい。
いきなり謝罪ではじまるこの企画。
「がんばれ~、はら~」
そしていきなり応援をしてくれるのは、
東大寺南大門の金剛力士像、そう!あの運慶先生の作ですね!
運慶先生が出ばって来てくださったってことは…
原の自由研究はズバリ、
「仏像を彫る!」
大胆でしょ。
夏といえば大胆。
だから。
運慶先生もビキニはお好きですか?
話はかわって、みなさん、夏目漱石の「夢十夜」という小説をご存知か。
(あ!期せずして「夏」目ですなぁ)
その中の第六夜目に有名な一節があります。
鎌倉時代に活躍した運慶先生が明治時代にも引き続き鑿を振るう様子を見物人が見て、
「あれは眉や鼻を鑿で作るんじゃない。あの通りの眉や鼻が木の中に埋っているのを、鑿と槌の力で掘り出すまでだ。まるで土の中から石を掘り出すようなものだからけっして間違うはずはない」
と隣で同様に見物している漱石に言うのです。
この話を読んだなら、誰しもが掘り出してみたいと思うでしょう。
ほんと一度やってみたかったんです。
平成の木の中にも仏様はおわしますのか。
だったら、いいですね。
不肖・原、しゃかりきにほじくってみます。
こんな方も、
あんな方も、
嗚呼、
いいですな~。
どんな仏様に出会うのだろう。
2009年、お遍路気分仏像づくしの夏がはじまります!
どうぞ、ご期待くださいませ。