2011年01月09日

北川歩実著「僕を殺した女」−若狭勝也

前回「金のゆりかご」から北川歩美さんにはまり、デビュー作
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「僕を殺した女」

二重三重のどんでん返しはさすが☆
しかし、「金のゆりかご」よりは、話の進め方が少し都合が良すぎる箇所があるかな・・・。

主人公の篠井有一は、ある朝目覚めると顔も体も全身女に変わっていた。
しかも、時間は5年後にタイムスリップしている。
ポケットには「ヒロヤマトモコ」という名のキャッシュカード。
そしてついに、以前の自分と同じ顔をした、自称・篠井有一が現れる。
一体、何が起きたのか?モザイクのように複雑に入り組んだ出来事は、やがて驚愕の全貌を明らかにする。

何故、女になっていたのか?SF?脳だけ入れ替えられた?
自分が篠井有一とういう記憶が間違い?

いろいろ考え、真相を明らかにしようとするのだが、
真相を知っていそうな人に会うのに、事情があって逃げたりする・・・。
何故逃げるのか、理由は書かれてはいるが、ともかくその人に聞いてみればいいのにな・・・?
と思う箇所が読んでるとあり、ちょっと話しの進め方が強引な気がしました。

ストーリーはやはり北川作品
「え?!どういう事?!はうあっ!」
と、ドンドン気になりのめり込み、
僕はこういう推理もののお話しは好きなんですけどね☆

先に「金のゆりかご」を読んじゃったからかな。

また別の北川作品を読んでみます☆