2005/02/17 木曜日
というわけで、私はとりあえず、KAKUTAのノンセンスという芝居で演じた女の子の役名をスタッフ欄にあてがうことにした。
「音響:真生」
斯くして、私が劇団を辞めない限り決していなくなることのない、忠実なスタッフ・真生は誕生した。島貫氏が音響としてKAKUTAに来てくれるようになってからは、「選曲:真生」と名を変えたが、あれから現在まで、チラシの裏の選曲欄には一貫して彼女の名が表記されている。
何ともばかばかしい話であるが、真生は私なのだった。
一度、いい加減自分の名前に戻そうかと思ったことがあったが、「選曲の真生さんに変わって桑原が選曲するようになったら音楽の質が下がった」とか言われたらシャクなのでやめた。また、「選曲」の表記自体なくそうかという話になったこともあったが、これも「長年在籍していた劇団員がやめたようだ」と思われたらそれもシャクなのでしないことにした(まるで昔から進歩しない発想)。
いつの間にか真生はキャラ立ちし、一人歩きしはじめていたのだった。
長くKAKUTAを見続けてくれているお客さんから「真生さんて人はいったい…?」と聞かれたりすることもたまにあり、そんな時は「ああ、あれはね」と真相を答えたりしてきてたのだが、たまに「真生さんて人に感謝しなさいよ」などと言われたりすると、何とも微妙な気分になったりしたものだ。
さて、いつか吐露部屋にでも書こうと思っていたが、書いたところでおそらく真生はいなくなりはしないだろう。しょうもない見栄から生まれた人物ではあるが、私も真生に愛着がわいてしまっているのだ。
「じゃ、今回も真生さん、よろしくお願いしますよ」てな感じで、これからも選曲・真生とは仲良くやっていくことと思う。
ところで。人が足りないからいない人の名前を書くなどと言うしょうもないことをしている奴は、私らだけかと思っていたのだが。