« 「さ」 賽は投げられた(さいは・なげられた)その2 | ばらこ胸中吐露辞典 トップ | 「さ」 猿の尻笑い(さるの・しりわらい) »
吐露始め 2005/07/04 月曜日

「さ」 賽は投げられた(さいは・なげられた)その3

しかし、蒼白&未だ寝ぼけで朦朧とした状態で話を聞いていると、「電車で行かれる方には現金をお渡しします」。どうやら新幹線で向かう手もあるらしい。あたふたと交通代を受け取り、地下鉄と2つの新幹線を乗り継いで、その間も、豪雨のため運行が遅れてると言って乗り換えごとに待たされ、ようやく撮影場所に到着することが出来たのは1時過ぎだった。
バス、飛行機、地下鉄、新幹線とあんまり多くの電車を乗り継いでいるうち、私は何をしに来たのかだんだんわからなくなっていた。「こりゃあ役を降ろされるかもしれん」とも思ったけど、以前成清が、「慌てたって着くもんはつくし、着かないもんは着かないんだから焦るのは無意味」と私に諭してくれた言葉を思い出し、こうなった以上慌てず騒がず断行せよと己に言って励ましつつ、「嗚呼、この辺が尾道か」などと車窓の景色に目をやったりして今更ながら旅の原点に立ち返ってみたり。
幸い役を降ろされるようなことはなく、皆心配してくれて、私がメイク中再びおそう眠気で白目になっていることも甘んじてお許し頂き、撮影は無事終了した。
寝れる…これで寝れるんだわ…。これは「プロゴルファー玲子」で玲子と大沢逸見が「どっちが先に寝るかの真剣勝負」をした時、ようやく勝負がついたときの玲子の台詞だ。私は今すぐホテルのベッドでパリパリの浴衣を着、薄い毛布に包まれ眠りたかった。ところが、旅はまだ終わらない。グリングの稽古が明日もあると言うことを知っているのでスタッフさんが気遣ってくれ、「今からでも帰れますよ」とそのまま日帰りすることになったのだ。
結局夕方にはまた2つの新幹線と、JR線に4時間揺られ、ふわふわした足取りのまま家路に。今日一日の3分の2を私は乗り物の中で過ごし、何か色んな意味で夢のような一日であった。

吐露終わり
もくじ
か行 (8)
さ行 (18)
た行 (20)
な行 (10)
は行 (1)
ま行 (12)
デエトブログ (1)
フォトギャラリー (22)
日記 (19)

最近の5件