2006/01/29 日曜日
しかし結局のところいかにしたらああいうバカ騒ぎを効果的にやめさせることが出来るのかはわからないし、どうしたらああいうとき怒りもせず電車に乗り続けることが出来るのか、自分への課題を背負った気がする。
世の男性諸君にはこういう非常識な輩に対してもっと毅然とあってほしいものだと思うが、だからとてこういうことをしょっちゅう吐露部屋に書いている私も、その短気さがちょっと恥ずかしいのは事実だ。
それに実は、つい先日のちょっとした出来事以来、私はこういう己の短気さを戒めていたのだ。
それは、ある朝のバスの中だった。バスこそ電車以上にお互いの思いやりが大事な公共の場。電車では大勢が乗り降りする慌ただしさから多少振る舞いが粗雑になってしまうにしても、同じ町の人たちが利用しているバスくらいは穏やかに参りましょうよと思うのだが、そんな時も電車と同じくらい人を押しのけて行こうとする人がいる。
その朝は、終点のバスセンターに到着して乗客の全員が順に降車しようとしたとき、ギリギリまで椅子に座っていたくせに、到着した途端急に立ち上がって無理矢理先に降りようとした女の子がいた。せわしないなあと思ったいたのだけど、同じく降りようとしていたおばあさんにぶつかってまで降りようとしているのを見て、私はカッとなり、「危ないだろ」とその子のダウンコートのフードを思わず後ろからグイッと引っ張ってしまったのだ。
ハッとしたときはもう遅い。着脱可能なフードのパッチンボタンがプチプチッとはずれた。しまった、と手を離す私。先に手が出るとは、お前こそ全く穏やかじゃないという話だ。
反射的にフードを押さえつつも、振り返らず降りていく女の子。バスを降り、駅へ向かうターミナルの階段を上がっていた時、横のエスカレーターにフードを押さえブルーな顔で乗っている彼女の顔を見つけて申し訳なくなった。(同時に「エスカレーターに止まって乗ってるくらいだからやっぱそんな急いでなかったんじゃねえか?」とも思ったが)
ああ。ギャアギャアと叱りつけずとも、目を見つめてゆっくり首を横に振るだけで相手がハッとなるような、徳の高い人になるにはどうしたらいいのだろうか。
まずは人のフードを取ったりしちゃダメだな。