2006/02/14 火曜日
さあ、そんな諸々あっていよいよ胃カメラタイムがやってきた。あのゼリー麻酔のおかげで既に疲労困憊ではあったが、やっぱりカメラが目の前に来ると身がすくむ。看護婦さんと先生が、続けざまに二度「胃カメラを飲む際の諸注意」を言ってくるのがなお怖く、「唾は飲み込まない」「絶対喋らない」「息は鼻から吸って口で吐くこと」と言った注意事項にアワアワと頷いてベッドに横たわる。
眠くなる薬を注射しますと言うので少し安心したのもつかの間「でもあんま眠くならないかも」胃カメラ検査を担当する先生に軽く言われ、いよいよとりすがるものがなくなってしまった。
口にプラスチックの挿入口をはめられ、じゃあいきますよとついに胃カメラが入ってきた。
ギャア!!!!!!
く、苦しい。全然苦しいじゃないか、母よ!!
うちの母はうつらうつら眠っている間に入ってた、などと言ってたけど、全然意識があるじゃないか。幼き頃CMを見て恐怖におののいたあの映画「帝都大戦」の、口からなんかの虫がニョゴニョゴしてる映像をしっかり想像してしまう程に、意識がハッキリじゃないか。(バカ、そんなこと考えちゃダメだ!)
ガフォ!!
えづいて私は恐ろしい声を漏らした。あのね、女の子だってえづいたらガフォって言うよ。ウ、ウン…なんて言わないよ。ガフォ!これだよ。私だからじゃなくて、どんな可愛い子だってガフォって言うね。ざまみろ。誰に言ってるんだか。
とは言え、お医者さんの名誉のためにも今後胃カメラを飲むかも知れない人のためにも言っておくなら、きっと昔に比べたらこれでもだいぶん楽な方なのだとは思う。看護婦さんに言われるとおり、余計なことを考えずに呼吸に集中するとそこまで騒ぐほどじゃない。時折ガフォとなってしまうが、テンパらないようにしようという自分の心がけ次第のようにも思う。看護婦さんがとても優しくて、「大丈夫、うまくできてますよ」と何度も言ってくれるので、どんなことでもおだてられれば嬉しくなる私は、その声に乗せられて何とか順調にすますことが出来た。