« 「て」 徹頭徹尾(てっとう・てつび) その4 | ばらこ胸中吐露辞典 トップ | 「と」 同気相求む(どうき・あいもとむ) その1 »
吐露始め 2006/03/16 木曜日

「て」 徹頭徹尾(てっとう・てつび)その5

相川氏「いや見ませんって、役者を見ますって」
わたし「相川さんを見ますって!」
相川氏「いや見ませんよ、僕なんか」
相川さん、謙遜してる場合じゃないよ。
しばらく、窓の中と外で「見ない!」「見ます!」のやりとりが続き、私は口論を続けながらもおもしろな事態に今にも吹き出しそうな思いで心が震えっぱなしだった。
しまいには、「じゃあ僕が隠れれば良いんですね」と相川氏が言い、カメラのファインダー以外を布で隠して櫓の下からレンズだけが覗いているという形でも試してみたのだが、 “こ…これじゃまるで盗撮だよ!” という余計怪しい状態になって、その上相川氏がカメラをパンするごとにコッソリ隠れているはずのレンズが布を引き連れてヌー、ヌーと舞台の下で動くので、私はついに本来の趣旨も忘れるほど笑ってしまったのだった。
結局「そうですか…僕が見えますか…」と言ったちょっぴりしょんぼりした感じで相川氏は別のポジションに移り、本番は滞りなく撮影を行っていただいたのだが、私は本番中も「もしあそこに相川さんがいたら…」と、一人相川氏の野鳥の会な様を想像しては笑っていた。
そんな相川氏だから、私はついつい彼をプロカメラマンと認知する以上に「おもしろ人」としてインプットしてしまうのだが、出来上がってくる写真を見ると、その「おもしろ人」な彼とのギャップに、否、そんな彼だからこそ撮れるのであろう素晴らしい写真や映像の数々に、いつもハッとさせられる。
彼独自のアクティブさと、そのこだわりから生まれるショットの数々は、彼を真のおもしろ人であると証明すると同時に、彼にしか撮れない躍動感を生み出しているのであった。
おもしろ人・相川博昭。彼のおもしろを知るのは自分だけじゃないかとつい自惚れそうになるのだが、なんのなんの。ミクシィには彼のコミュニティまであり、そこには100人以上のメンバーが登録していて、ファンによる相川秘蔵写真などもアップされているという、彼はまっこと有名な「みんなのおもしろ人」なのである。
もしもミクシィに参加している人がいたら、どうぞコミュニティへの参加をどうぞ。
相川さん、これからもどうぞ私におもしろを提供してくださいね。

吐露終わり
もくじ
か行 (8)
さ行 (18)
た行 (20)
な行 (10)
は行 (1)
ま行 (12)
デエトブログ (1)
フォトギャラリー (22)
日記 (19)

最近の5件