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吐露始め 2006/04/29 土曜日

「に」 肉食の者(にくしょくのもの)その1

稽古からの帰り道。最寄り駅におりついたら、改札にいた若い青年が友人とおぼしき青年に寄りかかっている。酔っているらしいその青年に友人は彼を叩きながら言った。
「しっかり帰ろう、しっかり帰りな、しっかり帰ればそれが嬉しいんだからさ」
まるで三段活用の様な滑らかさで友人は言う。こう言われちゃ、彼もしっかり帰るしかないだろう。
「しっかり帰ればそれが嬉しいんだからさ」
あったかいようなそうでもないような、言葉だ。
そこには「俺のために…な!」という含みがあり、友人の思いやりとめんどくささが共存している。
ともかく酔った青年はそこに対する「思いやり面」だけに着目し、「あいつのために…さ!」と、大人しく、そしてしっかりと帰るしかないのである。
さて。全然関係ない話だが、ムーンライトコースターの稽古は始まっている。再演とは言え新キャストも参入し、新要素も多く、ゆえに初めて臨むときと変わらぬ高揚感と緊張感がそこにある。
そんな緊張をほぐしつつも高まる想いに弾みを付けるべく、我々が出かけたのはやはり、焼き肉屋だ。
花やしき稽古が本格始動する前に、この4月は劇団員でWSをしていた。なので、一応WSの打ち上げという名目もあり、普段は安く長く飲める居酒屋をいかにうまく探すかに勢力を注ぐ私たちも、この時ばかりはちょっと奮発して肉を!と言うことになったのである。
たかだか焼肉でそんなに騒ぐこともないのだろうが、それでもWS発表会を控えつつ「今夜の打ち上げは肉だよ!」となったとき、我々のモチベーションは確実に上がった。
なんてさわやかな人たちなんだろう…とちょっと思ってしまうくらいに、皆の目が輝いている。かく言う私も、人生っていいな、っていうくらいにイキイキしてたと思う。
人を瞬時にパーティー気分にさせる肉。(もちろん人にもよるだろうが)ホントに、こんなに心躍らせる肉ってすごい、と毎度新鮮に思ってしまうのである。

吐露終わり
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