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吐露始め 2006/04/29 土曜日

「に」 肉食の者(にくしょくのもの)その2

さて今日は、衣装チームとの打ち合わせ。稽古場の近くに適当な喫茶店がなく、今から居酒屋に行くのもなあと尻込みどこで打ち合わせしようか迷っていた。
話し合うのに適当な場所…ノンビリ出来て少しご飯も食べられる場所…そんな条件で探していたはずなのに、結局私たちが行ったのは焼肉屋だった。
全く本来の趣旨とずれている気もしたが、そこに飛び込んだ「焼肉」という文字から目が離せない。
されど、焼肉というパーティー会場へ迂闊に足を踏み入れてよいものか、迷う。打ち上げとか明日は休日だとか給料日とか、そんな大義名分もなく肉を食らっていいものか。別に貧乏だからと言うわけでもないのだが、打ち合わせに肉?コーヒーじゃなくて、コチュジャンビビンバ?
いいのだろうか。迷う。
だが結局、「うーん、ここしかなさそうだね…」とか何とか誤魔化しつつ、今日の主役衣装班がOKを出したのをいいことに「かるーくね」とか言って内心意気揚々と焼き肉屋へ入ったのだった。
作り物の洋服はいつもお願いしている凄腕衣装デザイナー速水ちゃんを中心に打ち合わせはバリバリ進み、当劇団のプリ肌衣装・留里子嬢もビール片手にテキパキスケジュールを立ててくれたおかげで、私はほとんど言うこともなく、となれば話し合ってるのを尻目に肉へ心を踊らせてしまう状態。こ、これじゃいかんと思うのだけど、鳥塩カルビを前に冷静でいられぬ私は、テーブルの端でユッケをたしなむタムちゃん(田村友佳)や、ダイエットなのか何なのかこの日はかたくなに肉を食べないでいる横山牛道(本名:横山真二くん)を気にしつつもついつい目を血走らせ肉に集中してしまった。
打ち合わせはうまくいった。しかし主宰がこんな体では、打ち合わせ場所チョイスとしてはやはり、失敗だったのかも知れぬ…。
今回可愛い衣装を着ているキャストを見たら、「あ、アレは主宰が焼肉に気を取られている間に決まったんだな」と思ってください。

吐露終わり
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