« サーバー飛んじゃった記念 KAKUTAワークショップドップリ浸かろう一週間日記!その1 | ばらこ胸中吐露辞典 トップ | サーバー飛んじゃった記念 KAKUTAワークショップドップリ浸かろう一週間日記!その3 »
吐露始め 2007/03/07 水曜日

サーバー飛んじゃった記念 KAKUTAワークショップドップリ浸かろう一週間日記!その2

昨年話題になった邦画『リンダリンダリンダ』は、学園祭までの数日間を通じ、急速に近づき合っていく女の子達の青春ドラマ。好きな映画だ。
学園祭でライブをするというイベントを控え、寝る間も惜しみ練習に励む女の子達は、日に日に呼び名がさんづけからちゃんづけになり、呼び捨てになり。それは一時的な熱かもしれないけれど、確かに結びつきあい、力を持っていく。
それは、学園祭のもつ汗臭い熱気、独特な疾走感の影響なのかもしれない。
このWSに、そんな学園祭の熱気と似たにおいを感じた。

●WS2日目は、少々の不安と共に。
昼のメンバーが一人、急遽稽古が入ったため辞退することになった。誰かしらそうしてやめることがあるだろうと予測していたものの、やはり少し、残念。今回かなりの方を人数オーバーでお断りしているだけに、申し訳ない思いがした。それにもしかしたら、このWSが面白くないと次々に人が減っていくのではないかと、少しばかり不安になる。
この日やったのは、KAKUTAでもよくやっている体を動かす内容で、体で様々なポーズを取り、彫刻になったり絵の一部になったりするやつ(なんていい加減な説明だ)。もうずいぶん長いことやりつづけてきたカリキュラムなので、そろそろやめてもいいかと思うのだけど、やってみるとやはり、勉強になる。
最終日に創作発表会を行う予定になっており、5~6人のチームを作った。まだよく知ってはいないけれど、なかなかよいバランスで組めた気がする。

●WS3日目、浮上。
初日から印象深い人、というのがいる。また数人ではあるが、前から知っている役者さんも参加している。そういう人たちに最初はつい視線がいきがちになるのは当然といえば当然なのかもしれない。だけど3日目。ここらに来て、グンとそれぞれの個性が浮かびあがってきた。これだからオーディションって当てにならんのだ。
この日は音楽を使って遊んだ。体を使って色んな音を出してみたり、音楽に乗せてエチュードしたり。夜に比べ大人しい印象だった昼チームが、この日のエチュードはノリノリのアゲアゲな大盛り上がり。訳分らんことを言って騒いで終わったという感じなのだが、それが相当に面白く、おなかを抱えて笑った。夜のチームは、少々悩みながらやっていた様子。だけど、体でリズムを作って遊ぶ内容では、夜チームがストンプかドラムジカかという見事なオーケストラを作ってて唸る。
同じことを昼と夜でやっているはずなのに、ここまで盛り上がる場所が違うのが不思議だ。
同じテーマで創作発表をしても、雰囲気が分かれる。例えば、昼のチームはすぐに動いてみることから始める。なので、体を使って見せるのが面白い。夜のチームは話し合いが長い分、台詞や展開が凝っている。
それぞれに味わいを見出してきた私のなかにも、少し浮上を感じる。

●WS4日目、ようやく芝居らしきこと。
初日に渡した台本を、この日までいっそもやらずに過ごして来たので、「いったいいつやるのか?」とみんなもやや不思議な顔をし始めた4日目、ようやく戯曲の稽古に。ひとつの共通する台本を全員でやってみる。ここでもやはり、3日目まではまだ静かだった人たちが突然目立ったりして面白い。読解力のある人が、台詞を様々な読み取りで演じてそんな読み方もあるのかと皆を驚かせたし、エチュードは苦手だけど台詞は得意と言う人が、丁寧に言葉を発して急に大人びた印象を与えた。
面白かったのが(いや面白がってる場合じゃないんだが)、ここで劇団員が大苦戦していたこと。一応、曲がりなりにも会話劇をやってるはずのKAKUTAの皆さんなんだが、逆にそんなプレッシャーを感じたのかもしれない。先頭切ってダメだしを受けしょっぱい顔をしている。
「オイ、大丈夫かKAKUTA?!」と叫んだら、素で落ち込んでいる原の顔が見えた。

吐露終わり
もくじ
か行 (8)
さ行 (18)
た行 (20)
な行 (10)
は行 (1)
ま行 (12)
デエトブログ (1)
フォトギャラリー (22)
日記 (19)

最近の5件