2007/08/02 木曜日
《プログラムB ひとりじゃない》
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「オリジナルストーリー/ひとりじゃない・1」
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オープニング。高戸渉氏によるピアノの生演奏が始まる。
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「ハジメ、ハジメ……起きろって」
ある日の朝。兄の声で目を覚ますハジメ。
昨晩、大学のガールフレンドにデートをすっぽかされたハジメは、一人酒に酔っぱらい、兄の住む家に転がり込んだのだった。
「うちにはルームメイトもいるんだからな。夜中に押しかけたら迷惑だろ」
寝ぼけまなこのハジメに、仕事へ行く準備をしながら兄が叱る。
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「俺は別にいいけどね」
兄と同じ会社に勤めている友人のルームメイトは優しくハジメに言った。
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「ねえ、何これ?この本」
ハジメは自分が持っている本に気づき、問いかける。
兄 「自分で持ってきたんだろ?」
ハジメ「え?」
友人 「公園で拾ったって言ってたじゃない、夕べ」
ハジメは酔っぱらった勢いで、公園に置いてあった本を拾ってきてしまったらしい。
その本の中には、手紙が差し込まれていた。
宛先は、「まだ見ぬあなたへ」。
友人「何、ラブレター?」
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しょげんなよフラれたからって、とハジメをからかいながら、兄と友人は仕事へ出かけていく。
一人家に残ったハジメは、改めてその手紙を読んだ。
「まだ見ぬあなた、さようなら。私はひとりじゃないと気づかせるあなた…」
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「なんだこれ、気持ち悪ぃ」
ハジメは手紙を気にする出もなく、無造作に鞄に放り込んだ。
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「クリスマス・前編」
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「ちょっとしたもんでしょ」
そういって、ウテナさんが壺をくれた。《本編より》
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冬のある日。一人暮らしの「私」に友人のウテナさんがくれた不思議なツボ。
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そこから現れた、愛らしくちょっととぼけた女幽霊・コスミスミコとの、奇妙で楽しい共同生活。
ワインと女友達と恋の話。ソリの走る鈴の音にのって、切なくも賑やかに迎える不思議なクリスマス。
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ウテナさんのくれたツボを、ある日何となくこすってみると、そこから一人の女幽霊が現れた。
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彼女の名前は「コスミスミコ」。なにやら、男女間の「チジョウノモツレ」によって幽霊になってしまったんだという。
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最初は驚いていた「私」も、無邪気で愛らしいコスミスミコと会話を交わすうちに心を許し、やがてすっかりこの不思議な同居人は「私」の家に馴染んでしまうのだった。
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「オリジナルストーリー/ひとりじゃない・2」
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夕方になり兄が仕事から帰ってきても、まだ家に居座っていたハジメは、昨日フラれたガールフレンドに電話をかけていた。
「まだいんのかよ?」
あきれてハジメを小突く兄。
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「じゃあ仕切り直しと言うことで!」
再びデートの申し込みをしようとするハジメだが…。
「大学?ああ…じゃあ、授業でまた」
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フラれて消沈するハジメに、友人がさり気なく励ます。
友人「今晩なに食べたい?」
ハジメ「じゃあ、ハンバーグ」
友人「ほい」
ハジメ「すいません…」
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