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吐露始め 2007/08/22 水曜日

「神様の夜」フォトギャラリー/プログラムD NO.1

世の中もうすぐ夏休みも終わりですな。そんな中で終われない、このフォトギャラリー。
お待たせしました(待ってないか?)、遅ればせながらいよいよ最終プログラム、Dでございます。
夏休みの宿題を片付けるように、ドドドと行きますよ!

《プログラムD さようなら》IMG_1720.jpg
※おおきい写真を見たい方はクリックしてください。

「オリジナルストーリー・さようなら・1」
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ある日の昼下がり。リョウの引っ越しの手伝いをしている祖母は、部屋の片付けをしている最中、ある本を見つける。そこには手紙が挟まれていた。
宛名は、「まだ見ぬあなたへ」。
思わず手にとって懐かしそうに眺めながら、祖母は手紙を読み上げる。

まだ見ぬあなた、さようなら
出会う前から別れを告げます 
会えば必ず わたしはあなたを好きになるから

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「それ、自分で書いたの?」
いつの間にかその様子を眺めていたリョウが、祖母に向かって話しかけた。
祖母「さあ」
リョウ「そうなんでしょ?」
祖母「忘れた」
リョウ「嘘ばっか」
祖母「……いつだろうなあ、ずいぶん前のような、昨日のような…」

手紙を書いた頃に思いを馳せ、微笑む祖母。

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「それ、リョウにあげる」
手紙を手に取り、読み始めたリョウに向かって祖母は言った。
「いいの?手紙も?」
リョウが聞くと、祖母はニッコリ笑って頷いた。

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祖母が書いたというその手紙をリョウは一人で読み上げる。

さようなら
あなたに会えば その時私は 
神様がいるのかもしれないと 思ってしまうかもしれないから

縁側でひとり、ふと空を見上げるリョウ。
「リョウー!」
玄関から恋人・はるおの呼ぶ声が聞こえ、リョウは部屋の奥へ走っていく。


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「花野」
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すすきやかるかやの繁る秋の野原を歩いていると、背中から声をかけられた。
この時刻でこの場所ならばたぶんそうだと思っていたが、振り向くとやはり、叔父が立っていた。
五年前に死んだ、叔父である。《本文より》

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花野を歩く「私」の前に、時々現れる、叔父。
話し合うのは、相撲のことや、最近の政治のこと、そしてときどき、「私」について。
だけど一番の関心事は、叔父が残してしまった家族のこと。

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叔父は交通事故で死んだのである。
トラックとタクシーの衝突事故。それぞれの運転手、叔父、接待先の会社員2人、全員が死亡した。
「誰も残らなくてかえってよかった」
叔父は言うのだった。
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「残された家族?じきに忘れるさ」
叔父は朗らかにそういった。
「忘れてくれた方が、ありがたい」
だが叔父がそういった途端…。
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叔父の姿は薄くなり、やがてプツンと消えた。
どうやら、嘘をつくとあちらの世界に帰るらしい。
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ある時、叔父が泣いた。
「生き返りたいね」
そういって、鼻をかんだ。
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「オリジナルストーリー・さようなら・2」

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はるお 「何買うって?」
リョウ 「牛乳1パックに、たまごでしょ、そら豆」

祖母に頼まれ、恋人・はるおと一緒に買い物に出かけるリョウ。
縁側で靴を履きながら、買い物メモの確認。
リョウ 「おばあちゃん曰くね、食はロマンだってさ」
はるお 「じゃあ、俺のロマンも買っていい?まあ、ビールですけどね」

二人は仲良く出かけていく。


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吐露終わり
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