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吐露始め 2009/04/26 日曜日

「さとがえり&帰れない夜」フォトギャラリー#1

おこんばんちは。バラです。
改めまして、先日無事終了しました「帰れない夜」「さとがえり」。
皆様、ご来場いただきありがとうございました!
お待ちかね(?)、カメラマン相川博昭氏によるフォトギャラリーでござんす。
今回は二作品同時上演、ということで写真も二倍…にするとすごい大変だから、相変わらず割と自分勝手なペースでご紹介していきたいと思います。

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二作だけに、どちらか一方しかご覧になってない方もたくさんいらっしゃるでしょう。
そんな皆様に二つの違いなんかを楽しんでもらえたらと思いますよ。

《写真をクリックすると大きい写真をご覧になれます。》

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朗読とストレートプレイ。
これだけでも大きく違うようですが、朗読とはいえほとんど動くわ喋るわ走るわの演劇なので、実際は演劇×演劇といっても良い感じでした。
でもね、雰囲気はもう、だいーーぶ違ったのですよ。

たとえば舞台美術。
「さとがえり」はこんな舞台。
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昭和を感じさせる古い和室。長野県は松原湖にある合宿所という設定です。

対してこちらは「帰れない夜」。
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ホーラだいぶ違うでしょう。
「帰れない夜」はオムニバスなので、舞台はいろんな空間に見えるよう、やや抽象舞台になっています。
あの竹はどこに?砂壁はどこに?
竹はこっそり見えていますけど。砂壁などのパネルは、忍者屋敷のように、あるいはパズルのようにチェンジするのです。
コレだけの大がかりな装置替え。昼夜二公演ある日なんかはキャストスタッフ総出で、30分とかで大急ぎで転換します。
いやはや!この舞台を考えた美術さんといい、そしてチェンジする舞台監督&演出部のみなさん、スタッフ陣(キャスト陣も)に頭が上がりません。

まあ見るからに、二作品のトーンが違いますね。
だって一応、「帰れない夜」はホラーテイストがウリだもんで。
例えば、開演時間までの雰囲気もこんなに違う。

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朗読の夜シリーズでは、開場中キャストが本を読んでいます。
なんつうか、インテリな感じ(?)。
実際読んでいる本が面白いかどうかで、キャストの開場中の過ごし方にも変化が。
つまりは、面白くない本をチョイスしてしまうと、この開場時間が眠くて仕方ないのですよ。

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「さとがえり」では女の子が一人、怖い話の入った(全然怖くないけど)テープレコーダーを聞いている夏の夜。
こちらの女子はざしきわらしではありません。客演のヨウラマキ嬢。
オカルト研究部に入っている大学生の役。
「さとがえり」でもホラーなテイストがちょいちょい話題として出てくるんです。にもかかわらず、全く怖くなく、終始のどかなムードが漂っているのがこちらの話。

洋服だってだいぶカラフル。
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「帰れない夜」は基本的に暗めのアースカラー。
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こうした各作品の違いは、意識的に出してみました。
だから、「帰れない夜」を見たお客さんは「さとがえり」を見てその賑やかさと怖くなさに拍子抜けしたでしょうし、「さとがえり」を見て「帰れない夜」を見たお客さんは、ダークなムードにギョッとしたことでしょう。

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ちょっと気味の悪いシーンもあったりします。
「縁切り神社」という作品で、縁切りを願う人々の怨念をビジュアル化してみたワンシーン。
お客様から思った以上に「怖かった!」という声をいただいたこのシーンですが、実際は狭い場所にキャスト陣がギュウギュウでおさまり、無理な姿勢を取ってるので、裏から見ると相当面白いことになっています。
嗚呼、その写真も取っておけば良かった。

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というわけで、次回はこちら「さとがえり」から、ご紹介してゆきますね。
相川さん(昨日の日記で言うところの伯爵)の素敵な写真集をお楽しみくださいませ。

吐露終わり
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