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2009年の夏休みよ、さようなら。
目を閉じるとひたすらに思い出されるのは、夜空に咲いた大輪の花火よりも、夏祭りの屋台で買ったお好み焼きの味わいよりも、己の絶叫に次ぐ絶叫ボイスと猛スピードで走り狂うマシンたちの衝撃です。
でもね、そのそばには指導や苦笑、失笑、爆笑、激励、現在レポート中の東京ドームシティ編に於いては同じく同士・原ちゃんの絶叫といった、常に一緒に同行してくれたKAKUTA劇団員の皆さんの有り難い存在がありました。
実は、いっちゃん最初にこの企画を考えた時は、一人で行く回も織り交ぜてみよっかナなんてことを考えていたんです。
お、おめぇ、とんでもねぇよ!
そんなことをしていたら、とっくに逃げ出していたことでしょう。
みんな、本当にありがとう(涙)
すでに9月が始まってますけど、
きょうは次回公演『甘い丘』の顔合わせでしたけど、
パソコンないですけど、
富士急のホームページを見て吐きそうになりましたけど、
私、最後までやり通します!
そして必ずや絶叫マシンを克服してみせますっ!!
(言ったそばから不安の波が押し寄せてきた…)
というわけで、タイトルも『夏休み自由研究』から『居残り自由研究』へと地味にマイナーチェンジして前回の続きに参りたいと思います!
ハリーポッターシリーズの最新刊が出た時のように、間があきすぎて今までの流れ忘れちゃったよ…という方は、少し前の回まで遡って読んで頂けたらと思います
ホントすみません。更新ガンバリマス!!
◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
★東京ドームシティ編その4★
〜 師匠との遭遇 〜
チキンVSリニアゲイル
さてその結果は…
な、なんとチキンの勝利!!
うわ〜っパチパチパチパチパチッ!!
その衝撃たるや写真の中の原さんがオダブツポーズを取っていることからもわかるように限界をはるかに越えておりましたが、2度目のチャレンジにしてついに乗ることができたのです!
やったじゃん!!
地上で待っていた松田くんも興奮しながら私たちを迎えてくれました。
チキンだけど、負けなかったね、うちらっ(涙)
そう言って戦友・原さんとも互いの健闘を讃え合いました。
ん…?
ちょっと待て。
↑この真ん中の彼は誰だ??
実は、彼との出会いが私と原さんを勝利へと導いてくれたのです!
彼の名(苗字)はたまりくん。
それはさかのぼること、10分前。
一度はヒヨって逃げかけた私と原さんでしたが意を決して再び列に並び、絶叫マシンに乗る際にチキンは一体どんな気持ちを燃料にすればいいと思うか?について必死に話し合っていました。
原「もう、怖いと思うのはしょうがないからさ、爽子。だったら、そんな自分が今こうしてこの列に並んでることや、なんなら克服しなくていいアタシも一緒に乗ろうとしていることをさ、燃料にしていこうよ。」
私「う、うん!そうだよね!燃料にしてこっ!!」
こんな具合に。
と、息巻いていた原さんの目がふと前に並んでいた少年の手元にとまりました。
原「あ、MOTHERやってるんだー」
こういう時、スッとてらいなく見知らぬ人に声をかけられる原さんに憧れます。
そして声をかけられた少年(たまりくん)は、DSの画面から顔をあげて答えました。
「あ、はい。MOTHERです。・・・絶叫マシン苦手なんですか?」
そ、そうなんですよ!!
どうやら今までの会話が丸聞えだったようですが、その恥ずかしさよりももう一人一緒に戦ってくれる仲間が増えたような心強さに一気にテンションが上がった私たち。
さらに、たまり少年は
「コレ、見た目より怖くないですよ。」
とさらりとした口調で教えてくれました。
「燃料で言ったら必要なの全体の5%ってところですかね」
あ、ありがとう!たまりくん。そしてホントに全部聞こえてたんだね。
そして、ついに乗り込む時がやってきました。
「師匠、衝撃が一番少ないのはどこですか?」
入り口ゲートをくぐり、マシンへと向かいながら私はいつのまにかたまりくんに向かって師匠と呼びながら叫んでいました。
「一番怖いのは後ろ、怖くないのは前から4番目です」
師匠は相変わらず落ち着いた声で答えながら一番後ろに乗り込んでいかれました。
私と原さんはもちろん、前から4番目を確保。
しかし、乗り込んで安全バーを下げた瞬間、えも言われぬ恐怖がマグマのように沸き上がってきてしまったのです。
イヤャーーーー!!!
横にいる原さんが必死に
「だ、大丈夫だよ、爽子。頑張ろう」
と言ってくれているにも関わらずパニック状態に陥ってしまいました。
し、しぬーっ!!
その時、後ろから師匠の声が!!
「今度はやっぱり真ん中に乗ろうかな」
な、なんと、一番後ろに乗っていたはずの師匠が私たちの後ろの座席に来てくれたのです!!
しかも、さり気ないあくまで一人言風な、100パー、パニックを起した私を見かねて乗り換えてくれたであろうに、“後ろばっかり乗ってて飽きたから真ん中にしてみた”という体で振る舞ってくれている、やや照れ隠しにも見えなくもないこの優しさよ!
「師匠!アタシ、頑張ります!」
ようやくパニックが収まった瞬間、私たちを乗せたリニアゲイルが走り出しました!
ゴーーーーーーッ
ありがとう(涙)師匠ー!!
今、私は、隣りには原さんが、
そして後ろにはあなたが、
いてくれてることを燃料にして
乗っていまーすギャアァ
それは、今まで恐怖以外の感情は1ミリたりとも沸かなかった私と絶叫マシンとの間に初めて“感謝の気持ち”が芽生えた歴史的瞬間でした。
師匠、あなたにお会いできて本当に良かったです!
あれからMOTHERはクリアされたでしょうか?
私たちはひと山越えた安堵感から一気に…
次回、気になるチキンたちのその後が明らかに!